Ver.1.0.1
– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-
「 こばけんのように旅をするには、どうしたらいいですか?」
そんな質問をしてもらって、言葉にする機会をもらえたので、その時に答えたことをまとめて投稿しておきます。
伝えたことは、この3つです。
1. まず、旅立つ日を決める
2. 柔軟性を持つために、手段ではなく、目的や心根の部分を大切にする
3. これまで、自分がどうすることで目の前の人が喜んでくれたのか、を知る
それらをひとつずつ、もう少し詳しく書いておきます。
– 1. まず、旅立つ日を決める –
いつから始めたいのか、その日にちを決めることがまず初めに行うことだと思います。明日なのか、1年後なのか、定年後なのか。しかも、いつなら始められるか、ではなく、自分がいつから始めたいか、です。
旅立つ日が決まり、人に伝えられるようになれば自然と、集まる情報も変わってきます。スイッチが入って、その日から始めるためにはどうすればいいのか、そんな問いかけが自分の中に響いてくるので、目にとまるものが変わってきます。
– 2. 柔軟性を持つために、手段ではなく、目的や心根の部分を大切にする –
色んなところを旅しながら生きていくには、柔軟性がとても大切です。旅先にはいろんな人がいるし、地域ごとに言葉や文化や生活の仕方に違いがあるし、それに何が起きるかわからないので。そんな旅先での多様な出来事に柔軟に対応するためには、手段に執着していると対応できないことが増えてくる可能性が。それなので、どうしてそれをやりたいのか、自分がどう在りたいか、などいわゆる目的や心根の部分を大切にしてください。
うまくいかない時はすぐ、どうして旅を始めたのか、という目的に立ち戻って、他の方法を3つ以上考えるくらいのつもりで自由度を高めると、旅が続けやすくなります。浮かばない時は、目的を達成するためにはどうしたらいいか、とまわりに訊いてみてください。そうやって目的や心根の部分を大切にすればするほど、自由と安定を同居させることができるようになるので。まぁ、旅を続けているうちにそうせざるを得ない状況を迎える確率は高いとは思いますが。笑
ちなみに、目標と目的がよく混ぜられてしまいます。目的は、◯◯のために、の部分で、◯◯のために何をどこまでやるか、が目標だと僕は認識しています。そして、目的はいつか目標になり、その向こうにさらなる目的がある、といったカタチで人は、自分の在りたい姿に近づいていきます。それが自分の問いとなって、世界がどんどんシンプルになっていくのです。
もし、目的がピンとこない場合は、自分がやりたいことを思い浮かべて、そのやりたいことができたら何ができるようになるのか、そのやりたいことができたらどんな自分になれるのか、と自分に問いかけて、もしくは誰かに問いかけてもらって、この質問の答えを言葉にしてください。
それで言葉になったものが、あなたが考えたやりたいことの目的になってくれます。
例 )
やりたいこと ⇒ 日本中を旅したい
日本中を旅することで何ができるようになるのか、どんな自分になるのか ⇒ いろんな人に出逢える、自分の世界が広がる、地域ごとの違いに触れられる、旅先での体験を人に話せるようになる
目的 = いろんな人に出逢うため、自分の世界を広げるため、地域ごとの違いに触れるため、旅先での体験を人に伝えるため
目標 = 日本中を旅する
いろんな人に出逢うために、日本中を旅する
自分の世界を広げるために、日本中を旅する
地域ごとの違いに触れるために、日本中を旅する
旅先での体験を人に伝えるために、日本中を旅する
– 3. これまで、自分がどうすることで目の前の人が喜んでくれたのか、を知る –
旅をするためのお金はどうするのか、という心配もあるともいますが、旅立つ日を決めて本当に旅に出る人なら、その日までにバイトをしたりして、ある程度のお金を準備をする行動に出ると思います。本当にやりたいことであれば。そしてそれは、旅先でバイト先を見つけて稼ぐこともできる、という可能性を秘めたものでもありますし。
それなので、お金をどうするか、よりももっと本質的な部分である、自分が人を喜ばせることができること、を知る必要があると考えています。しかもそれは、目の前の相手が変わればその手段も変わることも多く、これまで自分がどうやって生きてきたのかをふり返る機会にもなるし、自分の強みを知ることにもなります。
人に喜んでもらって、その感謝の気持ちと一緒に対価をもらう、これが僕らが先祖代々続けてきた稼ぐことの本質です。それなので、自分が目の前の人に喜んでもらうために何ができるのか、それがわかればわかるほど、旅先で稼げる可能性が高まります。
しかも、旅を続けている中で主に必要なものは、宿泊先と移動手段と食事と、とてもシンプル。それに服や消耗品、そして化粧品などの消耗していくものを必要とする機会が含まれます。家で暮らす時のようなに物をたくさん持つ、ということは見事に荷物を重くする原因になるので、限度があるのです。
だから、旅を続けるために旅先で稼ぐのであれば、お金も含めた必要としているものを直接受け取ることも増えるでしょう。必要なものがシンプルだから、いちいちお金を介する必要がないことに気付けます。でもその分、お金という交換手段のありがたさも、身に沁みると思います。
その時に役立つのが、これまで、自分がどうすることで目の前の人が喜んでくれたのか、それを知っておくことです。無いもの、ではなく、あるもの、に目を向けて。そうすることで結果的に、そのお礼として晩ごはんをご馳走になれるかもしれないし、宿泊先も提供してもらえるかもしれませんし、次の目的地まで乗せて行ってもらえるかもしれません。
自分で稼ぐことをしないとしても、自分にできることを知っておくことは、旅先で胸を張って毎日を過ごすためにもいいですし、どこかでバイトしたり、何かを手伝ったりするのにも役立つと思います。
こんな感じで、旅をしながら暮らすために必要なことを答えてみました。
こうやって改めて書いてみると、自分の心に従って生きたい人すべてに言えることなのかもしれません。実際、旅は同じ場所にいてもできますし、長期間の旅にはただ旅行に行くだけでは得ることができないことがたくさんあります。
この投稿が、旅に出たい人の背中を押すこと、それと、自分の心に従いながら毎日をより良く生きたい人が、大切にすることを考えるきっかけになると嬉しいです。
またこうして、自分の体験を言葉にする機会を与えてもらえました。こうやって、自分の体験が人の役に立てると、とても嬉しいです。
それなのでもし、訊いてみたいことがあれば遠慮せず訊いてみてください。その機会でまた、自分の体験を言葉にすることができるので。
おわり
” この「 いま、ここにあるもの 」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする1番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいです。そんな小さな奇跡も信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile