ズレた欲求を手放す。| くらしのたね #046



Ver.1.0.1



– くらしを促す、ことばのたね。-



2018/12/14 MORIOKA/IWATE/JAPAN Photo by COBAKEN





– ズレた欲求を手放す –


今回は、前回の「 ズレた欲求。 」の続きを。何はともあれ、ズレた欲求にも役割があると思うのです。その役割を考えた時に思い浮かぶのは、本来の自分とは違った体験をすることなのではと。「 人は違いから自分を知る生き物。 」で書いた通り、人は対極の存在を通じて自分を知る生き物です。未来で自分をふり返った時、そんな自分で得た体験もまた、自分に必要なことだった、と思えるのではないでしょうか。


ズレた欲求には、人を巻き込む必要があるという特徴があります。例えば、 ” わかってほしい ” には理解してくれる人が必要で、 ” わかりたい ” には自分が理解したい対象が必要です。 ” 認めてほしい ” には認めてくれる人が、 ” 愛したい ” には愛する対象が必要です。これが、わがままと呼ばれる状態の要因の一つなのだと思います。これが本来の欲求であれば、自己完結したうえで人と関われるものなので。


けれども、ズレた欲求を持ったまま人に関わっていると、出来事を通じて「 やっぱり自分は〇〇なんだ 」というところに持っていきます。それがズレた欲求の根っこです。わかってほしい人は「 わかってもらえない 」に導き、わかりたい人は「 わかってあげられない 」に導きます。その体験が、その人の未来にどう役立つのかは人それぞれ。何にせよ、この先に必要な体験ということです。


そうやって必要な体験さえ終えたら、ズレた欲求を手放すことは可能です。その証となるのは、自分でズレに気づけること。まだそのタイミングが来ていなければ、気がつくこともできません。でも、ズレがあることに気づけたらもう、半分手放せたようなもの。あとは、ズレの根っこの方に向かって掘り下げ、本当に望むものに目を向け直すだけです。ちなみに、これは自分にしかできません。


目指すのは、欲求を本来の状態に戻すこと。” 理解してほしい ” ” 理解したい ” ならば、 ” 理解する ” です。それに向けて他者を利用させてもらい、目の前の人を理解する、と意識し続け、実際に理解することに努めます。短くて3週間、長くても2ヶ月続け、習慣に変えるのです。その頃には、人を通じて自分のことを理解できているし、喉をかきむしりたくなるような心の乾きも不安も、緩和されているはずです。




下記のリンク先にある、Dのこと。No.89「 欲求のズレ 」にも、前回と今回の話に関わる内容を言葉にしてあります。よかったら読んでみてください。

– Dのこと。 資料一覧 –





[ くらしのたね #046 ]

ズレた自分で得た体験も、自分には必要なこと。




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おわり




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