– くらしのタネ –
今回は、「 人は違いから自分を知る生き物 」について、言葉を綴りました。
自分のことは、わかるようでわからない。でも、人と自分を比べると、自分がダメなことはよくわかる…。そんな風に人と自分を比べて、自分にダメ出ししてきた人に朗報です。長らく自分を苦しめてきたその視点がこの先、あなたがあなたを知るための、とても大切な視点になるのです。そんな、人は違いから自分を知る生き物であることについて、言葉にして投稿しました。
– 人は違いから自分を知る生き物 –
僕ら人間が何かを知るためには、違いから知るのが1番わかりやすいです。例えば、旅で知らないまちを訪れると、自分が生きてきた環境との違いで、逆に自分のまちを知ることができます。違いの中でも対極な存在、言い換えると、嫌いな人の言動や真逆の価値観や世界観を持った人、非日常な体験などがよりわかりやすく、自分という存在を教えてくれます。
でも、人を通じて違いを知ろうとするとつい、比較してしまう人も少なくないのかもしれません。昨日の自分と今日の自分、そして明日の自分との比較であればいいのでしょうが、つい他者と比べてしまう気持ちもよくわかります。たとえそうだとしても、人を通じて違いを知るためには、その相手との違いにまっすぐに目を向けられる自分が必要です。それには、自己肯定感が鍵だと思うのです。
ここで例え話をひとつ。人は光だとします。でも、光に囲まれていると、自分が光っていることには気がつけなくて。ある時、闇に身を置くことになりました。それでも、外側ばかり見ているうちは、自分が光っていることには気がつけません。そして、自分自身に目を向けた時、自分が光っていることに気がつきました。その結果、光の中に戻っても自分が光っていることを知りながら過ごせるようになりました。
人は知ってしまうと、知らない自分には戻れません。忘れてしまうことはありますが。そのため、今知ってしまうと大変なことになってしまうことについては、何度耳にしても認識できないものです。そして知るタイミングが来た時に、「 私って〇〇だったの。」なんて、周りがずっと言っていたことを、さも初めて気づいたかのように話します。無意識で働く、とても素晴らしい自己防衛能力です。
それなので、自分を知ることに対して、より意欲を持ってみることをおすすめします。あなたに今不要なものは、どうせ知ることはできません。逆に、知れたということは、今のあなたに必要だということです。だからまず、自分を知りたいと思える人は、違いを愉しむこと。良いか悪いか、正しいか間違っているか、などのジャッジは脇に置いて、ただ違いに目を向けることから始めてみてください。
[ くらしのタネ #006 ]
自分を知るためにはまず、違いを愉しむこと。
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おわり
※ この記事は 2018 年 12 月 20 日に投稿したものを加筆、修正して 2020 年 11 月 11 日に再投稿しました。
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– 自分らしく、しあわせに生きること –
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1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile