Ver.1.0.3
– くらしを促す、ことばのたね。-

2017/06/29 OITA/OITA/JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi
– 話し合いの場を楽にする –
僕は旅を重ねながら、ファシリテーターという仕事を生業にして生きています。ファシリテーターは、話し合いの場を促していく役割の人。話し合いの場にファシリテーションが加われば、短い時間で話し合いが終わったり、想像もしなかったアイデアが生まれたり、その場のすべての人が納得して終わったり。でもその前提にある、ファシリテーションの核心的なことにやっと気がつくことができました。
それは、楽にする、ということです。その場の空気を、その場の人たちの心を楽にすること。ほっとした穏やかな気持ちで過ごしていれば、人の想いは自然と促されていくものです。そして、自分が感じたことや思ったことを自由に話してもらい易くなります。逆に言えば、強い緊張感や不安などがある中では、話し合いはうまくいかない可能性が高い、と想像することは容易だと思います。
それなのでまずは、そのための場づくりです。僕が穏やかに過ごせる空間を頭に浮かべるとしたら、公園やカフェや居酒屋、それと自分の家が浮かんできます。開放的であったり、有機質であったり、いい関係性があったり、守られていたり。人が穏やかになれる場所には、共通するものがあるのだと思います。もちろん、好みにもよりますが。場所選びも含め、そんな場をどうやってつくるのか、です。
もし、場所を選べないにしても、温かい飲み物やお菓子、穏やかな音楽や花など、五感を穏やかに刺激しながら話し合いをすると、心が楽になり易いです。細かいことを言えば、席の配置や時間帯、スケジュールやメンバーなど、色んな要素が関わってきます。話し合いをする相手が心穏やかに、楽に話をするためには何があればいいのか、自分自身に問いかけながら、状況に応じて考えていきます。
そして、話し合いの場を楽にするために、最も大切なこと。それは、自分自身が心を楽にすることだと思っています。時間がないとか、心に引っ掛かりがあるとかではなく、時間にも心にも余裕を持つことです。できれば真ん中の自分で、私は私のままでいいと、無条件に自分に信頼し、許可できている状態を。結局は、場をつくる人自身の器や在り方がそのまま、話し合いの場に現れることになるようです。
[ くらしのたね #001 ]
まずは、自分の心を楽にする。
質問や感想、投稿テーマの要望などがあれば、こちらからお願いします。
対話のある暮らしを促すための資料一覧
おわり
” この「 くらしのたね 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実、そして種となるようにと、勝手に祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出てどんな花が咲くのか、そしてどんな実をなすのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのたね 」が、あなたの暮らしに彩りを加えますように。”
この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。
◻︎ 応援してもらえると嬉しいこと。| お知らせ【 2/13(木) 】
◻︎ 暮らしている場所の予定、などを更新しました。| お知らせ【 2/10(月) 】
◻︎ 2024-2025 応援・支援募集のお知らせ。| お知らせ【 8/23(金) 】
[ ここ1ヶ月の人気の投稿 TOP5 ]
No.1 – 「 光と影と 」| 旅路 #005
No.2 – 春を迎える前の。| 旅の途中の #022
No.3 – ユパさま、というメンター。| 旅が教えてくれたこと #009
No.4 – 不便さの中にある大切なこと。| くらしのたね #053
No.5 – 人は考える葦である。| 旅の途中の #023
これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO

1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile