– くらしのタネ –
今回は、「 あるものに目を向けられると楽になる 」というテーマで言葉を綴りました。
「 ない!」「 ない!」「 ない!」と、僕らは無いもの、足りないものに目を向けるのが得意だったりします。それはきっと、僕らが生きていくうえで必要な視点だからなのでしょうね。けれども、たまに視点を変えてみると、苦しみ気持ちから解放されたり、次の1歩がよく見えたり。そんな、あるものに目を向けられると楽になる、ということについて言葉にして投稿しました。

2018/12/09 MORIOKA/IWATE/JAPAN Photo by COBAKEN
– あるものに目を向けるだけで楽になる –
まずは、あるものに目を向けること、そして世界を自分ごとに。これは、旅する暮らしの中で出逢った仲間たちとのコミュニティのスローガンとして掲げた、自分たちの道筋を示す言葉であり、在り方を表す言葉です。この頃から僕は、ないものばかりに目を向けていた、都合のいい完璧主義者の自分を手放すことを始めました。
そもそも、僕はファシリテーターです。対話の場にあるものを促すことを生業にして生きています。それなのでそこに、あるものに目を向ける習慣はありました。ただし、自分のこと以外では、です。ええ格好しいなので、人前だと特にその能力が花ひらく感じで。それに、促す人が「 ない 」に目を向けて、「 足りない、足りない 」と喉が渇いて仕方ないような場をつくるのは、僕の在り方から外れます。
例えば、コップに水が半分入っているとします。それを見て「 まだ半分も水がある。」と言う人もいれば、「 もう半分しか水がない。」と言う人も。でも事実は「 コップに水が半分入っている。」です。「 まだ半分も 」も「 もう半分しか 」も個人の主観で、事実とごちゃ混ぜにする人が意外に多いようで。まずは、コップに水が半分入っている、という事実に目を向ける、ということです。
ちなみに、劣等感も罪悪感も、「 ない 」に目を向けることから生まれるようです。「 できる 」と思っていた自分が、できていない自分を責める、そんなメカニズムみたいで。できてる部分もあるんですけどね。自分への過度の期待からか、100点でないと許さないみたいです。でも、自分に期待している自分も、自分の期待に応えたい自分も、自分への愛から生まれた、とても温かい想いなのだと思います。
それなので、「 ない 」に目を向けて自分を責めるよりも、できた部分である「 ある 」に目を向け、次に何を加えるのか、それを一緒に考えることができるといいですね。「 やったね、ここまでできた!じゃあ、次はあそこまでやってみよー 」って。そんな自分との関係性を築き直すためにも、まずは、あるものに目を向けること、なのだと思います。
[ くらしのタネ #013 ]
まずは、目の前にある事実にまっすぐ目を向ける。
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おわり
※ この記事は 2018 年 12 月 27 日に投稿したものを加筆、修正して 2021 年 2 月 24 日に再投稿しました。
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COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活、ときどき旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。生業は、旅や対話を通じて思考や心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile