– くらしのタネ –
今回は、「 すべき、ねばならないは、自分の勝手な思い込み 」というテーマで言葉を綴りました。
すべき、ねばならない、という表現は、子供の頃からよく耳にしてきました。大人が言葉にするそれを、意味も考えずにそのまま使うようになり、さらにそのまま、自分を追い詰めていったように思います。実際に対話を重ねていても、すべき、ねばならない、と強く表現する理由はとても曖昧なものだと感じます。そんな、自分の勝手な思い込みについて、言葉にして投稿しました。
– すべき、ねばならないは、自分の勝手な思い込み –
僕はこれまでの人生の中で、〜すべき、〜しなければならない、などの言葉をよく使ってきました。自分にも人にも。旅する暮らしの1年目にやったことは、それらの思い込みを解体することです。そのおかげで、よりフラットな自分で人の話が聴けるようになったし、自分を責める機会も減って、とても生きやすくなりました。その体験から、それらのほとんどが、自分が勝手につくった思い込みだと断言できます。
明確な理由なく、すべき、ねばならない、と手段を断定するのってよっぽどのことだと思うのです。理由があったとしても、自分勝手な言い訳程度で。それなのに僕は、すべき、ねばならない、と自分をガチガチに固めて、ものすごく視野の狭い状態をつくり出していたのだと、当時の自分をふり返るとそう思えます。僕は臆病者なので、そうやって自分が揺れないようにしていたのかもしれません。
それらを手放すためにやったのは、〜すべき、〜しなければならない、と言葉にした時や、頭に浮かんだ時に、改めてその目的を考えることから行いました。何のためにそうすべきなのか、何のためにそうしなければならないのか。そうやって目的を明確にしてから、それを達成するための手段を3つ以上考え直すのです。思い込みが完成した当時から年月が経っているので、他の手段も浮かんできます。
そしてその中で、1番心が躍るものを選び直します。例え同じものであったとしてもそれは、やりたいことです。そうすることで、すべき、ねばならない、と思っていたことを、〜したい、に書き換えることになります。そして、それを意識しながら過ごしてみて、同じような出来事でも、〜すべき、と思わなかったら成功です。そんな思い込みはたくさんあるので、その度にその作業を繰り返していました。
そうやって思い込みが外れ、自分が解き放たれていく感覚は今でも覚えています。人に対しても自分に対しても、裁くことを手放せるのです。しかも、旅する暮らしの1年目なんて、自分が何をしたいのか、今みたいにはっきりしてなかった頃でもあって、〜すべき、〜しなければならない、と口にした時は、しめしめと喜んでいました。だって、解き放てば解き放つほど、自分が楽に自由になっていくのですから。
[ くらしのタネ #011 ]
目的を改めて考え、1番心が躍ることを選び直す。
質問や感想、投稿テーマの要望などがあれば、こちらから
– CONTACT –
対話のある暮らしを促すための資料一覧
– Dのこと。 資料一覧 –
この「 くらしのタネ 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのタネ 」が、あなたの暮らしに彩りを加えることを信頼しています。
おわり
※ この記事は 2018 年 12 月 25 日に投稿したものを加筆、修正して 2021 年 1 月 27 日に再投稿しました。
この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。
◻︎ 応援してもらえると嬉しいこと。| お知らせ【 11/21(木) 】
◻︎ 暮らしている場所の予定、などを更新しました。| お知らせ【 11/18(月) 】
◻︎ 2024-2025 応援・支援募集のお知らせ。| お知らせ【 8/23(金) 】
[ ここ1ヶ月の人気の投稿 TOP5 ]
No.1 – ユパさま、というメンター。| 旅が教えてくれたこと #009
No.2 – つまり推し活のような、そんな試みのふり返り。| いま、ここにあるもの #146
No.3 – 風をつかむ。| 旅の途中の #017
No.4 – その日が来るまで、もう少しだけ。| 旅の途中の #016
No.5 – ひと回りしたから見える、鏡に映った自分の姿。| いま、ここにあるもの #145
これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile