– くらしのタネ –
今回は、「 判断を保留するために必要なこと 」というテーマで言葉を綴りました。
判断を保留する、という言葉は、聴き慣れない言葉だと思います。それでも、人の話を聴くなど、多様性溢れる今の時代にコミュニケーションをとる上では、とても大切なこと。そんな、判断を保留するために必要なことについて、言葉にして投稿しました。

2018/12/22 MORIOKA/IWATE/JAPAN Photo by COBAKEN
– 判断を保留するために必要なこと –
前回の投稿で、人の話をきちんと聴くためには、判断を保留することが必要、と書きました。その中で、頭の中の流れの説明はしましたが、だからと言って簡単にできることではありません。例えば、自己否定感が強い人にとっては、判断を保留しようとしていたのに、判断を保留できなかった自分にダメ出ししてしまう、という、見事な罠が待っていたりもしますから。
その前に、きちんと聴けている時と、きちんと聴けていない時の差をあげるとしたら、どんな違いがあると思いますか?僕は、相手の想いに沿えているかどうかだと思っています。黙って話は聴いていたとしても、頭の中で「 それは正しい 」「 それは間違っている 」なんて、自分の基準で勝手に相手をジャッジしている人が、本当にきちんと話を聴けていると言えるかどうか。
そんな、相手の想いに沿って話を聴くための、判断の保留です。これができるようになれば、人の話を聴くこと以外でも、心地よく毎日を過ごすために役立つことが意外とあります。その理由は、心の平静を保ちやすくなるので。そしてその先には、思考を手放すという状態が待っていて、心穏やかに毎日を過ごしたい人にとっては、とても大切なスタンスになると思います。
では、改めまして。判断を保留するためにまずは、心の余裕が必要です。自分の心が整った状態、つまり真ん中の自分で、人や出来事に関わる必要があります。心配事がたくさんある中で、判断を保留するのは簡単ではありません。それに加えて最初は、時間の余裕も必要です。タイミングを信頼できるようになるまでは、タイムプレッシャーにぐらぐらと揺らされると、心の余裕がなくなってしまいやすいです。
そうやって、心と時間の余裕を持った状態で、相手のことをわかろうとすること、です。そんな行動をとったのはなぜだろう、そんなに喜んでいるのはなぜだろう、など、理由を知ろうとすることです。こちらから見れば、言動の向こう側に感情があり、その感情を生み出す部分に大切なことがあります。それは相手の価値観であったり、欲求や執着であったりと、目には見えないけれど、とても大切なことです。
[ くらしのタネ #009 ]
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おわり
※ この記事は 2018 年 12 月 23 日に投稿したものを加筆、修正して 2020 年 12 月 23 日に再投稿しました。
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1977生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活、ときどき旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。生業は、旅や対話を通じて思考や心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。
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