判断を保留するために必要なこと。| くらしのたね #009



Ver.1.0.2



– くらしを促す、ことばのたね。-



2018/12/22 MORIOKA/IWATE/JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi





– 判断を保留するために必要なこと –


前回の投稿で、人の話をきちんと聴くためには、判断を保留することが必要、と書きました。その中で、頭の中の流れの説明はしましたが、だからと言って簡単にできることではありません。例えば、自己否定感が強い人にとっては、判断を保留しようとしていたのに、判断を保留できなかった自分にダメ出ししてしまう、という、見事な罠が待っていたりもしますから。


その前に、きちんと聴けている時と、きちんと聴けていない時の差をあげるとしたら、どんな違いがあると思いますか?僕は、相手の想いに沿えているかどうかだと思っています。黙って話は聴いていたとしても、頭の中で「 それは正しい 」「 それは間違っている 」なんて、自分の基準で勝手に相手をジャッジしている人が、本当にきちんと話を聴けていると言えるかどうか。


そんな、相手の想いに沿って話を聴くための、判断の保留です。これができるようになれば、人の話を聴くこと以外でも、心地よく毎日を過ごすために役立つことが意外とあります。その理由は、心の平静を保ちやすくなるので。そしてその先には、思考を手放すという状態が待っていて、心穏やかに毎日を過ごしたい人にとっては、とても大切なスタンスになると思います。


では、改めまして。判断を保留するためにまずは、心の余裕が必要です。自分の心が整った状態、つまり真ん中の自分で、人や出来事に関わる必要があります。心配事がたくさんある中で、判断を保留するのは簡単ではありません。それに加えて最初は、時間の余裕も必要です。タイミングを信頼できるようになるまでは、タイムプレッシャーにぐらぐらと揺らされると、心の余裕がなくなってしまいやすいです。


そうやって、心と時間の余裕を持った状態で、相手のことをわかろうとすること、です。そんな行動をとったのはなぜだろう、そんなに喜んでいるのはなぜだろう、など、理由を知ろうとすることです。こちらから見れば、言動の向こう側に感情があり、その感情を生み出す部分に大切なことがあります。それは相手の価値観であったり、欲求や執着であったりと、目には見えないけれど、とても大切なことです。




[ くらしのたね #009 ]

真ん中の自分で、人や出来事に関わる。




質問や感想、投稿テーマの要望などがあれば、こちらから
– CONTACT –

対話のある暮らしを促すための資料一覧
– Dのこと。 資料一覧 –





おわり




” この「 くらしのたね 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをよりよくする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのたね 」が、あなたのよりよい暮らしのきっかけになることを信頼しています。”




この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。

【 くらしのタネ。#008 】人の話をきちんと聴くために必要なこと。

【 くらしのタネ。#010 】真ん中の自分であるために必要なこと。




    




[ お知らせ ]

◻︎ 応援してもらえると嬉しいこと。| お知らせ【 11/21(木) 】
◻︎ 暮らしている場所の予定、などを更新しました。| お知らせ【 11/18(月) 】
◻︎ 2024-2025 応援・支援募集のお知らせ。| お知らせ【 8/23(金) 】


[ ここ1ヶ月の人気の投稿 TOP5 ]

No.1 – ユパさま、というメンター。| 旅が教えてくれたこと #009
No.2 – つまり推し活のような、そんな試みのふり返り。| いま、ここにあるもの #146
No.3 – 風をつかむ。| 旅の途中の #017
No.4 – その日が来るまで、もう少しだけ。| 旅の途中の #016
No.5 – ひと回りしたから見える、鏡に映った自分の姿。| いま、ここにあるもの #145






スキナトキニ
スキナコトヲ
スキナトコロデ

これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。




最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。



BLOG TOPへ

– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO

TOPページへ