– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-
– ただそこに存在すること –
座敷童子のように生きること、それがこの先の、僕の目指す生き方です。
もう少し具体的にいうと、訪れた家や訪れた場所で、場にいる人が真ん中に戻れるような、いい波を出せる自分であること、だと考えています。それは僕の考える、ファシリテーターの必須条件でもあります。無理矢理ではなく自然と、人の内側の状態を凪に戻すかのように。穏やかなで安心して過ごせるような、そんな波を出すことです。そんな状態はきっと癒しであり、大丈夫という自己への信頼を実感していたりして。
何かをするではなく、ただそこに存在することで、ほんの1ミリでも、ほんの1%でも、その場にいる人達が心から望む人生を進めるよう、黙って見守り、時に応援し、時に手伝って。その場にいることで、相手を自分が映し出し、想いや流れを加速させたり、増幅させたり。そうやって、目の前の人の想いや人生をこっそり促していきます。そんな風に同じ時間を過ごし、暮らしながら、旅立ちの日が来たらまた次の場所へ向かって。
思い返せば、ファシリテーターを職業ではなく、自分の生き方にしよう、と考え実践したのが始まりです。ファシリテーターをしている時にやっていることは日常でもするし、日常でやらないことはファシリテーターをしている時にもやらないようにしたのです。ドラゴンボールで悟空と悟飯が精神と時の部屋で修行をし、スーパーサイヤ人のまま出て来た時のエピソードを参考にして。その取り組みは僕にとって、とてもよい状態を作り出してくれました。
次は、旅人を自分の生き方にしました。旅は人生であり、人生は旅であり。どこかに行っているから旅をするのではなく、今自分がいる場所で常に旅をしながら生きること。暮らすように旅をし、旅をするように暮らして。そして今回、座敷童子を自分の生き方にしようと思っています。それが、2年間の空亡を経た、僕にとっての人生の収穫なのだと思います。ファシリテーター、旅人、座敷童子という僕の生き方が合わさった時、小林豊という人間の日々は、どんなものになるのでしょうか。
– 温かい循環の中で –
そんな生き方は、贈与の循環に関する試みとも相性が良さそうだと、勝手に思っているところです。
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自分や自分らが生きていくために必要な衣食住、物やコトは、周りの誰かから受け取ったもので成り立たせ、自分が受け取ったお金は、相手が必要としているであろう衣食住、物やコトに変え、手にした物やコトも可能な限り贈る。そんな温かい循環の中で生きていくのがいいな、とここ最近は思っています。それが当たり前のものとして自然と、穏やかに日々を過ごしていけると嬉しいです。そのためにも、自分が率先して贈ること。目に見えないものも含め、たくさんの贈与を巡らせて、この1年を生きていきたいと思っています。
自分にとっての、この12年の収穫の期間もあと1年を切りました。12年前のこの時期と比べると、素直に流れを受け容れることができています。全ての偶然は必然であり、成るべくして成っている。この2年間は特に、そう感じられる出来事をたくさん目の当たりにしました。どんなに抗っても、必要な体験が自分の目の前にやってくるのです。それなので、ある意味観念しました。タイミングを信頼して、日々を過ごすしかないのだなと。
何にせよ、この先始まるであろう、新たな種蒔きに向けてこのまま、流れを素直に受け容れ愉しむことだと思っています。残りの収穫の期間はまだ、ご縁や出来事に背中を押してもらいながら進むとして、来年の立春を越えたあたりからは少し、自ずから動く機会を増やしながら。その10年後の収穫に向けての、種を蒔いていくつもりです。まずはそれよりも手前にある、人生の春を迎える日を、蒔いた種が目を出す日を心待ちにしながら、残りの収穫の期間を愉しんでいきます。
– 春を迎えて –
立春を迎えて空亡が明け、旧正月を迎えた今、そんなことを考えています。僕が考える座敷童子のようなことはもしかしたら、これまでも出来ていた時はあるのかもしれません。けれどもつい、何かを働きかけてしまう自分が、黙って見守ることができない自分いたのは確かです。黙って見守る、ということは僕にとって簡単ではありませんでした。けれども、この先の時代や自分の年齢を考えると、見守ることはとても大切な行為なのだと考えています。
そんなことを考えている僕ですが、よかったら一緒に対話しましょう。普通にお茶を飲みながらでも、ご飯を食べながらでも、お酒を呑みながらでも、対話のセッションとしてでも。これからのこととか、これまでのこととか、自分の胸の内にある想いを言葉にのせて。段々と、外で過ごすことが気持ちのいい季節になっていきますね。ビールを片手に散歩しながら、時にベンチに座って日向ぼっこをしたりして。そんな対話の時間が僕は好きだったりします。よかったら、そんな時間を一緒に過ごしましょう。
何にせよ、タイミングが合えば、なのですが。それなので、タイミングを信頼して、この先も旅を続けていきます。おかげさまで、旅する暮らしは12年目、二拠点生活も7年目に突入しました。旅を重ねた分だけ、とは言ってもほんの少しですが、そんな日々を過ごすための大切なことたちもわかってきました。そんなこともこの先、それを必要としている人たちと共有できるといいなと思っています。日々を愉しく過ごすための、大切なことたちを。
そんなお話ができる日を、愉しみにしておきます。
おわり
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile