2024年のはじめに。| いま、ここにあるもの #141



Ver.1.0.0



– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-



2023/12/14 On the ship / JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi





– 2024年の行動指針 –



昨年も大変お世話になりました。
本年もどうぞ、よろしくお願い致します。


2024年は、” 自分を、相手を、タイミングを信頼し、今日のことを今日終える ” という行動指針で日々を過ごしていきます。


昨年の行動指針である、 ” 今日のことを今日終えられる自分 ” は、自分にとってとても善い指針で、きっとこの先もずっと使われていくものだな、と思いながら1年を過ごしてきました。ちなみに、いつもそれが達成できたわけではないですし、いつも達成すべきものとも思っていません。暮らしの中で自然と目指すものの一つとして、まるで呼吸するかのように行いながら、日々を過ごしていきたいと思っています。

そんな想いを持ってもう一歩、自分のことだけでなく周りのことも視野に入れながら前へ、というのが今年の行動指針への想いです。時代の転換期というのもあってか、1年後がどんな世の中になっているのか、想像もつきません。いや、むしろ、これまでの延長線上にあるような、想像がつく世の中は未来と呼べないのかも。今と違うより善き世界、そんな未来に向かって改めて、在りたい自分に少しでも近づいておきたいです。


しかし年々、僕の中では元旦における新年感は低くなっておりまして。驚くほどにです。個人的には立春が1年の始まり感が強く、毎年一人で静かに始めています。どちらかといえば年末年始は、家でゆっくりする期間。GWと同じく、どこ行っても人が多いので。違うとしたら、しめ縄の交換や大掃除、そして出逢った人たちとの年末年始の挨拶の仕方などなどですかね。



2023/07/23 BEPPU / OITA / JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi


– 2023年のふり返り –



先程書いた通り、” 今日のことを今日終えられる自分 ” という行動指針で1年を過ごしてきたのですが、2023年のことを少しふり返ると、こんなトピックスが浮かんできました。


・109回目の WORLD PEACE 読書会。
・滞在先での家業も含めた家事手伝い。
・9年目で初めて説明書を読み、カメラの設定を変える。
・SNS での ” 春を迎える旅 ” の投稿。
・カメラのモニター故障。
・蔵を補修する左官さんのお手伝い。
・三男の、アトピーなどの皮膚炎のケア。
・旅する暮らしが12年目に突入。
・写真家と紹介されることに対して開き直る。
・就労移行支援での3期目の授業開始。
・暮らしの記録の投稿を再開。
・トンネルを抜ける。


// 関連記事・ページ //

12年目のバックパック。| いま、ここにあるもの #139
暮らしの記録
トンネルを抜けて。| いま、ここにあるもの #140

    

※ Instagram では ” #春を迎える旅_2023 “、Xでは ” #春を迎える旅 ” と検索してみてください。




2023年は、寅卯空亡の2年目を過ごしてきました。期間は次の節分までなので、残りは1ヶ月弱です。僕にとって空亡の期間は、良いも悪いも人生の収穫期であり、一人の人間としてのちっぽけさと向かい合う期間であり。晩夏に盛岡の家に戻ってから冬至に向けて、見事に陰が極まっていったなと思っています。その分しっかりと、自分自身と向かい合うことができました。

今ふり返ると、冬至の少し前の、実際に日の長さが長くなり始めた頃から、状況も気持ちも広がり始めたように思えます。まるで身体が変わったかのように。おかげさまで今は、自分の音や流れを感じることもできるし、このまま進んでいくのだなという、根拠のない確信が自分の中にあります。他の人はどうなのかはわかりませんが、僕にとってこの世界はやっぱり、起こるべきタイミングに起こるべき出来事が起こるのだと、さらに実感することができました。



2024/01/11 MORIOKA / IWATE / JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi


– 2024年にやりたいこと –



この1年は、先に書いた行動指針で日々の暮らしをより丁寧に行いながら、感謝の気持ちをきちんと届けることを行なっていきます。自分としては立春からが本番で、今はそのための準備をしているところです。それを実現するためにも、形にするものはきちんと形にしていけたらいいなと思っています。正直、それがめんどくさいなと思いつつ。けれどもきっと、めんどくさいと思う時点で大事なことなのでしょうね。それもまた、今年行う挑戦の一つでもあるのかな。もちろん、愉しみながらの挑戦です。

考えてみれば、建築という形もあり、永く存在し続ける物を扱ってきた自分が、旅や対話を通じて、目に見えないものに触れながら過ごしたこの11年と少しの日々。相反する時間を味わった結果として改めて、自分の体験を見える化していけるといいなとは思っています。どんなに前向きに考えても、めんどくさいものはめんどくさいのです。けれども、得意としないことができるようになることこそが挑戦だと思うし、できるようになった自分を想像すると心が躍るのも確かです。


それに関連するのかどうかはわかりませんが、自分がこれまで経験を積み重ねてきたことを掛け合わせた、 ” 旅 × 対話 × 建築 × 写真 ” という公式がどのような形で表されることになるのかに興味があります。” 旅 × 対話 × 建築 × 写真 = 小林 豊 ” であることは確かなのです。それがどのような形で表されるのか。これまでのように、今の自分に出来ること、という視点ではなく、小林 豊という存在を表すものとして何か、見えてくるものがあれば嬉しいです。

あと、ささやかながらも人々の暮らしを支える経営者でありたい、という想いにも気が付いてしまいまして。それなので、COBAKEN LIFESTYLE LABO の事業としてもう少し表立って、暮らしの研究や提案を行なっていけたらと思っています。そのために対話の場を作り続け、色んな地域での暮らしを掘り下げて。ちなみに、僕が興味あるのは、庶民とされる人たちの暮らしです。この言葉の定義を深く掘り下げたことはないのですが、自分や自分らで暮らしを営む人達の暮らしです。


暮らしの研究の中でも ” 贈与 ” ( = お金では買うことができないものとその移動 ) に関する研究は一つの形として、この一年でまとめていけるよう動いてみます。改めて、この先の世に必要なことだということはわかりました。それを理解できる人が活かせるところまで、自分なりに掘り下げていくことを一つの目安として。同じく、この先の世で人の役に立てそうな、D-labo で作成した ” Dのこと。” にも手を加えたいなと思いつつ。


// 関連記事・ページ //

贈り、贈られる試みのこと。| いま、ここにあるもの #138
Dのこと。資料一覧


今後の活動については、立春を迎えた後の新月に、何らかの形で発表できればいいなと思っています。その新月はちょうど、旧暦の元旦ですね。暮らしの記録に二十四節気や七十二候を記すようになってから段々と、旧暦の方に興味が湧いているというか、そちらの方がしっくりくるというか。そういえば、その日は新月からしっかりボイドタイムに入るみたいなので、どういう形にするかを考えているところです。



2023/08/22 On the airplane / JAPAN
Photo by Yutaka Kobayashi


– アクセルからブレーキへ –



2024年の始まりから能登での地震や羽田空港での衝突事故など、心を揺さぶられる出来事が続きました。僕個人としては、それらに関わるすべての人が安心して眠れるよう祈り続けることと、今の自分にできることをやり続けることだと思っています。今の自分が置かれた場所で、今の自分にできることや、今の自分だからできることを精一杯。規模の大小は違えど、これからも災害や事故は日本や世界のどこかで起こり続けるわけですし。

ちなみに今は時代の転換期で、アクセルだけを備えていた人達の時代から、ブレーキだけを備えた人達の時代へと変わっているようです。これまでの体験やそんな情報を踏まえて考えると今は、頑張ったら上手くいかない時代になったこともよくわかりました。苦しみや我慢などは停滞を生むだけで、前に進むことができない時代になっています。しかも自分だけでなく、目の前の相手も巻き込みながら。

前に進むためには、自分自身が愉しむことです。” 楽しい ” ではなく、” 愉しむ ” こと。心が躍ること、魂が歓ぶことを行いながら、その過程や結果を愉しむことです。そうすれば自ずと、人生が前に進んでいくのだと思います。そんな話を最初に聴いたのは確か、2015年頃だったはず。その頃から段々と、それが顕在化してきたのだと思うと、そんな世の中になったよね、と認識されるには、もう少し時間がかかるのだと思っています。


何にせよ、この先がどんな世界になっていくのかを、アクセルだけを備えていた時代を生きてきた僕が想像しても、想像しきれないのだと思っています。それよりも、十年後のことは今の30代を、二十年後のことは今の20代を眺めていれば、そのヒントは見出せるかと。良いとか悪いとかではなく、彼らの感性や価値観が中心となって世の中が動いていくのです。40代が社会の事象の中心である、という考え方が前提になりますが。

それなので、46歳になった僕にできるのは、次の世代やその次の世代のことを少しでも理解しながら、彼らの行動をただ見守ることかと。もちろん、自分の人生は輝かせながらですが。目の前の誰かの人生が輝くことを信じて、ただ見守るのです。干渉するのは、自分の人生だけにして。大切なのは、それぞれが自立して生きていくこと。これまでの経済的自立を自立と誤魔化したものではなく、それぞれが精神的に自立していくことです。


ということで今は、誰かや外側を変えようとする気持ちは改めて手放して、自分の想いを大切にし、自身の望みに焦点を当てることだと思います。こんな世の中なので色んな怖れが生まれてくる可能性は高いですが、怖れに焦点を当て続ければ、向かうのは怖れが現実化した世界なので。とはいえ、怖れは表れるものなので、それをきちんと受け取った後に改めて、自分の望みに焦点を当てます。個々が集まってこの世界を創っている自覚を持ち、自分の意志を持って望みに焦点を当てるのです。

そして、それを行う前提としては、” まずは、あるものに目を向けること “。” そして、目の前の世界を自分ごとに ” して。あるものに目を向けたら、自分の望みに近づくために、そこに何を加えるのか。そのために自分がどんな行動を起こすのか。それらを考えて実行して。旅する暮らしを始めた頃からの合言葉が、今もこうして自分らの大切なこととして存在し続けているのはとても嬉しいです。いい言葉に出逢えたなと、ご縁に素直に感謝しています。




そんな感じで、この2024年を生きていこうと思っています。自分を、自分らのことを大切にしながら。そうやって、自分らと思える関係性が広がっていくこと。願わくばそれを、この世界に生きる人達がそれぞれで行うこと。そうやって、” 自分ら ” という想いや関係性で世界が覆われていくこと。それを心から望んでいます。そうやって、助け、助けられる世界が広がっていくことを、勝手に信頼しています。




ということで、2024年もよろしくお願い致します。




おわり




” 「 いま、ここにあるもの 」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする1番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいなとも思います。そんな小さな奇跡を信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”




よかったら、こちらの投稿もどうぞ。

2022年のふり返りと、2023年にやりたいこと。| いま、ここにあるもの #134




    




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