【くらしのタネ。#010 】真ん中の自分であるために必要なこと。

Ver.1.0.1

– くらしのタネ –

今回は、「真ん中の自分であるために必要なこと」というテーマで言葉を綴りました。

あっちだったり、こっちだったり、人の心や立ち位置は揺れ動くもの。いつも真ん中の自分である必要はありませんが、定位置に戻すことは必要だと思うのです。ニュートラルな、穏やかで丁寧な自分で、自分が生きる世界を眺め、大切な想いに触れる。そんな、真ん中の自分であるために必要なことについて、言葉にして投稿しました。

2018/12/20　MORIOKA/IWATE/JAPAN　Photo by COBAKEN

– 真ん中の自分であるために必要なこと –

前回の投稿では、判断を保留するためには、真ん中の自分であることが必要、という話をしました。今日はまたその続編で、真ん中の自分であるために必要なこと、の話です。早速ですが、それは何かというと、自分で心を整える習慣を持つことです。別の表現をすれば、自分の素に触れる習慣を持つこと。そのためにも、心地いいと思える時間を、日常に取り入れる必要があります。

気持ちいい、居心地いい、心地いい。それぞれ同じような表現ですが、必要なのは、心地いいという感覚です。” 気持ちいい ” は外的要因が強い感覚で、” 居心地いい ” は居場所の力を借りた心地よさ、だと考えています。別に、” 居心地いい ” でもいいのですが、例えどこにいても誰といても、” 心地いい ” と思えることは実はとても重要なこと。そして ” 心地いい ” は、内側からにじみ出てくるような感覚です。

僕にとってのその時間のひとつは、瞑想です。だいたい起きてからすぐ、毎日一度は行います。ゆったりと座り、大地に根を広げ、自分の内側がまっすぐに通ったイメージを持って、ゆっくりと呼吸をしながら、頭に浮かんできた出来事をそのまま流す感覚です。嬉しいことも悲しいことも、苦しいことも楽しいことも全部、そのまま流していきます。今以前の出来事や感情を、すべて手放す感じで。

他には、料理をしている時もそうですね。特に、ごぼうのきんぴらを作るべく、ただ無心にごぼうを細切りにしている時とか。その時も判断は保留されていて、浮かんできた思考をそのまま流しています。あと、散歩や読書や掃除、それに対話の時間もそうです。自分にとって思考を手放せている時間の中で自分に触れながら、その心地よさを実感しています。

ということで、真ん中の自分であるためにも、心地いいと思える時間を１日の中で５分でも日常に取り入れてみてください。ジョギングでもヨガでも発声練習でも写真でも。あなたにとっての心地いい時間が、日常で自分に触れる大切な時間です。もしくは、手を使って身体を触れて自分を感じるのもいいと思います。実際に触ってみると、きちんとそこにいることがわかるので。

[ くらしのタネ #010 ]

心地いいと思える時間を、日常に取り入れる。

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この「くらしのタネ」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「くらしのタネ」が、あなたの暮らしに彩りを加えることを信頼しています。

おわり

※ この記事は 2018 年 12 月 24 日に投稿したものを加筆、修正して 2021 年 1 月 13 日に再投稿しました。

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