– くらしを促す、ことばのたね。-
– 実際に体験することの大切さ –
旅する暮らしの開始後、初めて学校で話をさせてもらう時に僕は、彼らに1番伝えたいことは何だろう、と自分に問いかけました。その解は、実際に体験することの大切さ。僕自身が殻に閉じこもっていた時に見ていた世界と、旅する暮らしを重ねてから見えるようになった世界は、大きく違います。その実体験から思うのですが、体験は確実に世界を広げてくれます。そして、とても重要なことを教えてくれます。
例えばスマホで、その街を旅した誰かの記事を読み、写真を見たとしてもそれは、スマホで体験記を読んで写真を見た、という体験でしかありません。もちろん、そこにある情報は入ってきているとは思います。それに、想像力や推察力が豊かな人は、それ以上の情報を得ることになるのでしょう。そうだとしてもやっぱり、スマホで体験記を読んで写真を見た、という体験でしかありません。
街を知るには、実際に行くことです。現地に行けば、五感でその街を感じることになります。見えるものだけでなく、街の匂いや音、肌で感じる雰囲気など、画面からは伝わってこなかった何かがあります。しかも、数え切れないほどの要素として。それらのすべてを感じ切ることはできないのかもしれませんが、そんな体験が結果的に、体験記を読んだ時や写真を見た時のの、想像力や推察力を高めてくれます。
どうあっても、体験に勝るものはないのだと思うのです。今の世は特に情報が溢れているから、探し方さえわかれば情報を得ることは簡単になりました。その反面、対極の情報を得て並べるなどして、多面的に物事を眺めることの重要性は増しました。そうしないと、情報の本質が見えてきません。だからこそ、体験から得たリアルな情報を持っていることは、とても大切なことだと思うのです。
僕らは体験を重ねることで「 知る 」から「 わかる 」に変わっていきます。けれども、一人ですべてのことを体験することはできません。それなので僕らは、それぞれの役割や個性を持ってこの世に存在しているのだと思います。だからこそ、自分とは違う体験を重ねている、すべての存在をリスペクトすること。そんな存在同士が持ち寄った知恵を活かし合えば、より善い明日を迎えられるのだと思います。
[ くらしのたね #039 ]
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おわり
” この「 くらしのタネ 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と勝手に祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのたね 」が、あなたの暮らしに彩りを加えますように。”
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– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile