– くらしを促す、ことばのたね。-
– やりたいことが分からない時には –
対話をしていて、「 やりたいことが分からないんです。」と耳にする機会は、意外と多い印象があります。その度に提案しているのは、反対のやりたくないことを書き出すこと。例えばそれは、手を描く時にまず、手以外の部分を黒く塗っていくようなもの。やりたいこと以外でも、食べたい物が分からない時には食べたくない物を、行きたい所が分からない時には行きたくない所を、と応用が可能です。
ちなみに、大きな夢や立派に思えそうなことだけが、やりたいことではありません。妙にハードルが高い人が多いのです。例えば、仕事帰りにケーキやアイスを食べること、1日中家でゴロゴロすること、友達とゆっくり話をすることなど、日々の暮らしの中にある些細なことだれど、自分にとっては大切なことも充分に、自分のやりたいことだと思います。それなので、ハードルは低めでいきましょう。
実際に書き出してみて、例えば「 人に気を使いたくない 」「 人に縛られたくない 」と浮かんできたとします。単純には、そうやって浮かんできた嫌なものをひっくり返した、「 人に気を使わない 」「 人に縛られない 」が自分のやりたいことです。でも、これら否定形の表現では逆に、気を使うことや人に縛られることを引き寄せやすいので、反対の言葉を探して使ってください。
「 人に気を使わない 」は、「 自分が思ったことをきちんと伝える 」「 気の置けない関係性を築く 」「 自然体でいる 」など。「 人に縛られない 」は、「 自由に生きる 」「 自分で決める 」「 いい距離感を築く 」など。ちなみに、「 人 」「 自由 」のような一般化された言葉を選ぶのであれば、『 一般化された言葉は、きちんと噛み砕く。 』でも書いた通り、自分なりに噛み砕いておくことをお勧めします。
自分なりの言葉にしたら、早速やってみることです。ほんの1部でも、ほんの3分でも。実際に行動を重ねていると段々、自分の生き方や在り方が自然と見えてくるものなので。体験した分だけわかる、僕らの世界はそういうものです。あと、色々と書き連ねた後ですが、やりたいことが分からない時には、何もしないというのもひとつの選択肢。要は、自分が何を選ぶのか、なのだと思います。
[ くらしのたね #035 ]
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COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile