美味しい物語。【旅LOG – 2017.09.05】 - 小林豊公式ホームページ

– 旅LOG – 旅する暮らしの中での心の記録

盛岡で朝を迎え、盛岡で眠りについた１日。

2017/09/05(火)
処暑 ( しょしょ ) 二十四節気
禾乃登 ( こくもつすなわちみのる ) 七十二候　第四十二候

目覚め　盛岡の家。
就寝　盛岡の家。

午前　睡眠、読書、ゲーム、お風呂、瞑想、料理、洗い物、片付け、最初のごはん、洗い物、身支度、車で移動、カフェでパソコン作業。
午後　買い物、車で移動、店内散歩、車で移動、ひと休み、車で移動、お見舞い、カフェタイム、車で移動、買い物、車で移動、買い物、車で移動、買い物、車で移動、掃除、片付け、洗い物、料理。
夜　車で移動、カフェでパソコン作業、車で移動、お見舞い、車で移動、洗濯、料理、晩ごはん、お風呂、まったり、睡眠。

最初のごはん　白ごはん、しめじとネギの味噌汁、人参とピーマンのきんぴら＠盛岡の家
カフェタイム　ドリップコーヒー＠Coccinelle
カフェタイム　アップルパイ＠病室 by スターバックス
カフェタイム　ドリップコーヒー＠Coccinelle
晩ごはん　白ごはん、しめじとネギの味噌汁、豚ひき肉のガパオ、人参とピーマンのきんぴら＠盛岡の家

MORIOKA TSUTAYA でのパソコン作業を終え、家に戻る前に文庫本の古本の棚の前に立った。ぼやっとタイトルを眺めていると、ふと美味しい物語が欲しくなる。盛岡の家の台所に置いておく美味しい物語がもう少し欲しくて。美味しそうなタイトルにフォーカスをして、棚の前をゆっくりと移動し始めた。

物語との出逢いを楽しむ。タイトルを見て手に取り、プロフィールを見て背表紙を見て、パラパラっと中身を見る。それで手元に持っておく本、棚に戻す本が決まる。自分の中には明確な基準があるのだろう。自分でやっているけど、自分ではわからないことがある。出逢った美味しい物語と一緒に、家に帰ろう。

洗濯物を持って家を出る。４日間ほどの臨時の駐車場所。そこまで歩きながら、青い空と緑の葉を見上げた。いい天気。新しい環境での暮らしをゆっくりと味わいながら歩く。交差点にある大きな樹。この樹が居てくれるからここを選んだ。そのすぐそばに停めてある車に乗り込み、ゆっくりと車を走らせた。

病院に辿り着く。荷物を持って建物に入り、２階へと上がった。午後になってから個室に移ったらしい。部屋に入ると３人部屋とは違う、広い空間に若干驚いた。そのすぐ後、まほちゃんがお見舞いに来てくれた。眠りから目覚め、泣く息子。起きている姿を見たのは、生まれた時以来。元気そうで何よりだ。

流し台の下にシートを貼り、鍋やフライパン、調味料や米などの配置を決めた。やった分だけ、床から物が消えていく。広くなってきた床を改めて拭き、食器の置き方を妄想しながら、しばらくの間、台所を眺めた。自分にとって初めての引っ越し。親戚や友人の引っ越しを手伝ったことはあるけど、自分のは初。

物心ついた頃には当たり前のように家づくりの環境があった。そして長年、建築の仕事に携わってきた。今思うと、実家で暮らし続けてきた自分の提案は、知識ベースだったのだと思う。業者さんや本、研修で学んだこと、お客さんから聴いたこと。当時の自分に欠けていたことが、やっと分かった気がする。

Remember the World １th season
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Chapter.YU-24
岩手県盛岡市 – MORIOKA/IWATE/JAPAN –
2017/09/03〜2017/09/15
Next destination
広島県竹原市 – TAKEHARA/HIROSHIMA/JAPAN –
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まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
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小林豊が旅する暮らしの中で体験している、
スキナコトヲスキナトキニスキナトコロデ、という在り方。
そんな、自分らしく、しあわせに過ごしている日々の心の記録、それが旅LOG 。