【くらしノオト #226 】積み重なった先にある何か。- 2019.09.17

竹原で朝を迎え、竹原で眠りについた１日。

2019/09/17(火)
白露 ( はくろ ) 二十四節気
鶺鴒鳴 ( せきれいなく ) 七十二候　第四十四候

墓参りに行こうと思いつつも、なかなか動き出すことができず、部屋で本を読みながら過ごしていた。墓参りに行くのであれば、できれば涼しい朝のうちがいい。せっかく早起きしたのだから、早いうちに出かけたい。頭ではそう思いつつも、何故か行く気にはなれなくて。何か、心に引っ掛かりがあるみたい。

身支度を始めた。ようやく出かける気になったみたい。外に出ると天気もよくて、すぐにいい気分になった。連れて来た文庫本と、いつも通りのカメラを手に持ち、町並み保存地区の石畳の上を歩いていく。子供の頃から当たり前に眺めてきた景色。でもこの古い町並みは、当たり前ではない、特別なものだった。

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普明閣の舞台で風を浴びながら北方三国志を読んでいると、周瑜がこの世を去るエピソードに差しかかった。自分としても切なくはある。本人としては道半ばで命が尽きて悔しさもあるのだと思う。でもそれとは違う、何か温かい想いも文中から感じた。人がこの世を去る時の、温かい感覚なのだと勝手に思えた。

お好み焼きを食べてから家に戻ると、準備されていたカレーも食べる気になった。カレーを温めている間に、裏の冷蔵庫から缶ビールを持ってくる。これは献杯なのだと思えた。表向きは周瑜に対して。でも、何に対する献杯なのかわからない自分がいる。どちらにしても、大切な何かを弔っているのだと思う。

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買い物から戻ると、長男が玄関に立っていた。次男は部屋でゴロゴロしながら過ごしていた。こうして身長が変わらない男三人が過ごしていると、いつもの部屋が急に狭く感じる。この部屋で一緒に暮らしていたのは長男が小５までだったから、そのまま暮らしていたら、誰がどの部屋で過ごしていたのだろうか。

今夜は子供たちと両親とで晩ごはん。子供と一緒に過ごせる時間であり、自分にできる数少ない親孝行でもある。その状況があることが、とにかくありがたい。何でもない時間なのだけれど、それが積み重なった先にある何かが、自分も含めた全員の想いをそれぞれ促し、よりよい未来に導いてくれるのだと思う。

目覚め　竹原の家。
就寝　竹原の家。

午前　起床( 6:45 )、部屋でまったり・ストレッチ・まったり・寝床の片付け、台所で最初のごはん、部屋でまったり・読書、身支度、歩いて移動、お寺で墓参り・読書、歩いて移動、お好み焼き屋で昼ごはん。
午後　お好み焼き屋で昼ごはん・読書、歩いて移動、家着、台所で昼ごはん・読書、部屋で読書・睡眠・まったり・読書・まったり、台所で洗い物、部屋で読書・睡眠・まったり。
夜　身支度、自転車で移動、１００円ショップで買い物、自転車で移動、家着、部屋でまったり、台所で晩ごはん・料理・洗い物・飲み時間・トランプ、身支度、散歩、家着、部屋でまったり・読書・寝床の準備、シャワー、部屋でストレッチ・まったり・読書、就寝( 0:12 ) 。

最初のごはん　カップラーメン ( かきたまたくさん完熟トマト仕立て酸辣湯麺 ) ＠竹原の家
お好み焼き屋で昼ごはん　お好み焼き肉玉そば、瓶ビール ( ハートランド ) ＠お好み焼きほり川
台所で昼ごはん　カレーライス、缶ビール ( スーパードライ ) ＠竹原の家
晩ごはん　缶ビール ( スーパードライ )、鶏の唐揚げ、冷やしそうめん＠竹原の家

Remember the World ５th season
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Chapter.YU-25
広島県竹原市 – TAKEHARA/HIROSHIMA/JAPAN –
2019/09/14〜2019/09/19
Next destination
広島県広島市 – HIROSHIMA/HIROSHIMA/JAPAN –
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まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
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こばけんが日々の暮らしの中で体験している、
スキナトキニスキナコトヲスキナトコロデ、
という生き方。