【 旅が僕に教えてくれたこと #001 】対話の魅力


Ver.1.1.3



– 旅が僕に教えてくれたこと –


小林 豊、という人間が旅を重ねてきた中で、自分が体験し、感じたことを自由に綴るエッセイ、「 旅が僕に教えてくれたこと 」。第1回目の投稿では、対話の魅力、というテーマで言葉を綴りました。




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対話では、相手や自分の言葉を通じて、自分の想いをより深く知ることができます。そして、自分の本音や想いを知ることで人は、主体的に考え、自分の想いに素直に正直に行動するようになります。だから自分自身が変わっていく、というプロセスにつながるのだと考えています。

そのプロセスが人の心を浄化し、心身のバランスを整えるのですが、対話は、そのきっかけを僕ら与えてくれる、とても大切なコミュニケーションです。





– 違いを愉しめるようになる –


僕は旅する暮らしを続ける中で、対話を日常のコミュニケーションとし、対話でのセッションを通じてクライアントの心のバランスを整え、想いを促すことを生業にしてきました。そしてある時から、対話でのセッションのクライアント達からの、想いがカタチになったことを伝える連絡が続いた時がありました。

実際のところ、そうやって成果が出たのは、クライアント自身がそれに向けて行動したからだと僕は思います。僕との対話の時間は、その行動に至るためのきっかけのひとつでしかありません。そんなきっかけのひとつだとしても、クライアントが心から望む変化に関われたことは、「 とても嬉しいな。」と素直に思えます。




そんな僕にとっての対話の魅力はまず、違いを愉しめるようになることです。それは知らないことを知り、自分の世界を広げることでもあります。その結果、見事なくらいに可能性が広がります。更には、嫌いなものなど対極にあるものにも目を向けれられるようになれば、頭では理解できないほどの、とても大きな広がりを実感することになります。




例えば、嫌いな人がいるとします。そうだとしても、その人の人格そのものを嫌いな人はいないと思うのです。そんな嫌いな人を冷静に見つめてみると、嫌いだ、と思う部分がいくつかあって、それを見るのも考えるのも嫌で、その人自体を嫌ってしまいます。それが、穏やかに対話を重ねることで、その人の何が嫌いなのか、わかるようになるのです。

嫌いは、好きの反対側にあります。好き、という感情を帯びたものは、何を眺めていても温かくて明るい、ポジティブな想いに包まれることになります。でも、嫌い、という感情を帯びているものは、冷たくて暗いネガティブな感情に包まれることになります。そして嫌悪感が激しければ激しいほど、目を逸らしたり攻撃してみたり、自分の何かを守るための行為に出るわけです。

自分の何かを守るという行為は、本人にとってとても重要なことではあるのですが、好きな人から見出す好きな部分も、嫌いな人から見出す嫌いな部分もは、実は自分自身の好きな部分や嫌いな部分の投影です。目の前の相手から見出している、自分自身です。

つまりは、
同じものからできていて、
突き詰めてしまえば、好きと嫌い、という違いでしかありません。




そんな風に、違いから自分を知ることで、傾いていたバランスを元に戻すことができます。それは、心のデトックスであり、思い込みや執着などで、必要な体験を終えたものを手放すことにもつながります。それによって人は心を浄化し、痩せて本来の体型に戻ったり、身体が軽くなったりするのです。

そして、そんな対話を重ねることで、自分が大切にしていることが何なのか、気づくことができます。そうなると人は、どんどん美しくなるのです。美しさとは内外一致。

あとは、本当の自分へと向かうプロセスを進むのです。つまり対話とは、自己統合と自己実現のプロセスを進むために必要な、コミュニケーションの手段なのです。




– 本来の自分に戻ること –


20代後半の頃、定期的にコーチングを学んでいました。その経緯からファシリテーションに出逢い、双方向の場をつくるファシリテーションにとても興味を持ち、学び始めます。そしてそこから、まちづくりの会議などで実際に場づくりを体験しながら学び続けてきました。

僕は、もともと人と話すのが好きで、学生時代からよく、親友たちと語り合ってきました。その部分は変わらないのですが、ひとつ大きく変わったことがあります。それは、自分のものさしで勝手に相手を決めつけないことです。ある時、その大切なことに気づけて、そこからそれぞれのものさしを使って物事を考えられるようになりました。


昔から「 何でも話せる 」という風に言ってもらえることが多いのですが、実はその理由は明確だったりします。それは、僕が人に否定されたくないから人を否定しない、ただそれだけのことです。100% それができているとは言えないですが、小さい頃にばあちゃんに教えてもらった「 自分が嫌なことは人にもしない 」を守っているだけです。

それが日本から東南アジアを旅しながら生活するようになって、国を越えたいろんな違いに触れたことから、ますます人の話を否定することなく受けとめられる幅が広がりました。ただ、受け止める、ということはテクニックなので、自分の状態がよければ、受け止めることは可能なのだと思います。本当に大切なのは、受け容れること。

喜怒哀楽も違いも含め、そこにある、ということをそのまんま感謝することなのだと思うのです。


これからもそんな、場に参加すれば自然と本音が話せる、そんな対話の場をつくり続けたいです。それは、僕ひとりではなく仲間と協力し合いながら広めていきたいと思っています。


そんな想いがしっかりと言葉になった頃にやっと気がついたことがあります。

それは、普段、あまり本音を話さないけど本音を話したい、という人からすれば2人で話せる方がいい、ということです。人を選ばず本音を言える方がより自由な感じはしますが、最初は話しても大丈夫そうな人から、という気持ちもよくわかります。


それに気づく前くらいから、対話の場のイベントを開催しても1対1が多く、自分は人を集める才能がないなと嘆いていました。でも、結果としては他の人がいなかったからこの内容が話せた、ということばかりで。

自分には人を集める才能がない、と思うので、人をたくさん集めている仲間を見てうらやましい気持ちもたくさんあったのですが、それに気づいたことを機に、僕は主催する対話の場の定員をどんどん少なくしていきました。


その場の中で、僕が相手を変える必要はありません。本音に触れられる環境さえつくれば、人は自分の変わりたい状態に変わっていくものです。本音に触れることで自分の想いを知り、想いを知ることで主体的に考えて行動する、だから自然と変わっていくというプロセスにつながり、そのプロセスが人の心を浄化し、バランスを整えてくれます。そして、本当の自分へと向かいます。

僕にとっての対話の魅力はそこにあります。




– そして、本当の自分へ –


相談を受ける側のものさしで相手を変えても、それが相手のものさしに合っているかどうかなんてわかりません。それに相手からすれば、自分のものさしではないから、何を基準にしていいのかわからず、答えを知っているであろう人のところへ、また相談しに来る可能性が高いです。

この依存関係は、お金を稼ぐにはとてもいい状態だと思いますが、僕はお互いが自立しあった関係性を持ってクライアントと接したいので。逆に言うと、僕もクライアントに依存せず、自立した自分で居続けたいです。

だから「 主体性 」というキーワードは僕にとってとても重要なものなのです。


本音に触れると自分に嘘がつけなくなってくるので、自分にたくさん嘘をついてきた人ほど、最初は大変なことが多いです。理由は、その嘘を手放すことで、自分の見たくなかった部分に目を向けることになるからです。

だから、今、自分の本音に触れると大変な人は僕の前には現れません。もし現れだとしても、本音に触れるところで自然と話が横滑りして本音に触れることはありません。これは人の持つ自己防衛本能だと思うのです。

それらを信頼して、僕は対話の場をつくり続けています。自分で「 確信犯だな 」と思うこともありますが、それが僕が受けとった才能のひとつと認めて、これから先も対話の場をつくり続けます。







下記の資料は、D-LABO という、より納得感のある、自分らしい幸せな人生を生きるための学びの場で作成した、対話を促すための資料です。今回の内容と関連するものをこちらに貼り付けておきました。自由に閲覧、ダウンロードできるので、よかったら読んでみてください。対話は誰にでもできることなので、資料を読んで暮らしに取り入れてみてください。


No.1 はじめに Ver.1.5 / 2017.10.07
 資料の内容
  【1】旅する暮らしの中での大切な時間 –
  【2】対話の時代 –
  【3】まずは自分の中の争いをやめること –
 PDFデータ ⇒ No.1 はじめに Ver.1.5 –


No.2 ダイアログとは Ver.1.4 / 2016.03.28
 資料の内容
  【1】ダイアログとディスカッション –
  【2】なぜダイアログするのか –
  【3】ダイアログの場を増やしたい理由 –
 PDFデータ ⇒ No.2 ダイアログとは Ver.1.4


Dのこと。 資料一覧
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↑ Dのこと。資料一覧はこちらから




それと、もし僕との対話をしたいと思ってくれるのであれば、下記のリンク先をご覧ください。


対話の時間
対話が可能な時間帯をまとめてあります。

↑ 対話可能な日時はこちらから


僕との対話をしたいと思ってもらえるのであれば、とにかくその気持ちがうれしいです。あとは、変わる覚悟とタイミングが合えば、きっと一緒に対話する機会は生まれるはずです。




おわり




※ この記事は 2015 年 2 月 22 日に投稿したもので、手を加えて 2018 年 1 月 30 日に再投稿しました。




この投稿を読んだ人は、こちらも読んでみてください。

【 ひとりごと。#067 】その美しい姿。

【 ひとりごと。#062 】また、恋をしよう。




    


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スキナトキニ
スキナコトヲ
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これまでもこれからも
心が躍る、愉しい日々を。




最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。



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