僕は生きていてもいいんだ。




– COBAKENのひとりごと –


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「 僕は生きていてもいいんだ。」




車を運転しているとふと、そんな言葉が頭に浮かんできました。

そして自然と顔が綻んでいって。


自分には生きている価値がない。


そんなことを心の奥底で思い続けながらこれまで生きてきました。

でも、もっと奥底に、生きたい、という想いが強くあることもある時わかってしまって。




自分は生きている価値がないと感じたのは確か、12歳の頃。

今生きている中では、その時のことが原因となる出来事だと思っています。


僕には、ずっと入院していた従兄弟がいて。

幼稚園の頃に急に歩けなくなって、そこから入退院を繰り返してました。


子供だから、病室にはお見舞いに届いたおもちゃがたくさんあった印象があります。

たまに同じおもちゃががあったりしたら、僕ももらえたりしたんです。


そのことで素直に言葉にしたことがあって。

「 たかしくんは、いっぱいおもちゃをもらえていいなぁ。」


それを聞いた母親にものすごく叱られました。

そして、ものすごく悲しまれました。


もう直ぐ40才を迎える今では、そう叱られた理由もわかります。

その反面、子供心の素直な想いでもあったのも確かです。

どちらも悪くない、そんな出来事でした。


ある日、その従兄弟の病状が悪化して。

喋ることができなくなってしまった、と母から聞かされました。

でもいくつか、話せる言葉があるって。


お父さん、お母さん、そして、ゆたかくん。


その時、涙が溢れてきて止まらなくて。

嗚咽しながら泣いたことを今でも忘れられません。

そして一緒に、自分のことを責め始めました。


「 たかしくんは、いっぱいおもちゃをもらえていいなぁ。」と言ったこと、思ったことを。

地元を、車椅子の彼と一緒に動くのは目立って恥ずかしいと思ったことを。

そんなことを思った自分は最低だ、って責め始めました。




これが、自分が生きている価値がない、と強く思うようになった、自分が思い出せる原因となる出来事です。

それが12歳くらいの頃だったと思います。


その従兄弟は、僕が中1の時に他界しました。

もうひとり、小五の時にも従兄弟が他界していて。


今度はそれによって自分の中で勝手に、とても強固な思い込みが作られることになりました。

自分は大人まで生きることができない、って。

そのことは、また別の機会にお話しします。




結局今回も、このことを書いていると涙が溢れてきました。

それでもまだ、マシになった方なんです。

前は、嗚咽するから話すこともできなくて。

今は目が潤みながらも、話すことはできるようになりました。


あれからもう、30年近く経ちます。

まだ僕の胸の中では、後悔や懺悔の念は消え切ってないみたいです。

これからもきっと続くのだろうと思います。

自分の全てを受け入れるまではきっと。


それでも、素直に生きていていもいいんだ、って思えたことに本人としては驚きです。

少し前から、自分は死んだ方がいい、この世に存在しない方がいい、とは思わなくなっていて。

それでも、生きていてもいい、という許可が出きってはいなかったんです。


僕は生きていてもいいんだ。

そう思えた瞬間に心が軽くなって。


だからもっと、胸を張って自分の人生を生きていこうと思います。
おわり




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自分のまわりにいる人の苦しみや悲しみに触れるのが辛かったんだ。




    


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1977生まれのファシリテーター 。広島県竹原市と岩手県盛岡市在住。2012年9月から旅する暮らしをスタート。6年間の7割半は旅先で、その旅先は、日本か東・東南アジアのどこか。生業は、旅や対話を通じて心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。詳しいプロフィール ⇒ 

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