僕が思うダイアログ。


Ver.1.1.0



– COBAKENのひとりごと –


今回の投稿では、この公式ホームページによく登場する「 ダイアログ ( dialog・英:dialogue ) 」について言葉にしていきます。あくまで独断と偏見ではありますが、これが僕が思うダイアログです。





– 自分で創り出した小さな世界 –


ふり返ると特に20代の頃ですかね。自分のものさしだけで人を決めつけていました。それを煽るかのように、負けず嫌いな自分が、とにかく自分の正しさを証明するためだけの行動を促してくれて。自分を正当化するための準備ばかりにエネルギーを使っていた日々も多々ありました。

人も自分も決めつけるから、人から自分からも決めつけられる。人も自分も否定するから、人からも自分からも否定される。自分の正しさばかり主張するから、人に正しさを主張される。この頃から僕は、ものすごくわかりやすい真理をしっかりと体験させてもらっていました。


それに、僕にとって人との違いは恥でした。それが顕著に現れたのは小学校の頃、自分が人と違うことに気づいたら自分で修正するという行動をとり始めたのです。あえて多数派の中にまぎれようとしました。あの当時の、どちらかといえばネガティブな想いが結果的に、ファシリテーターとしての才能を開花させることにつながるなんて、人生とは面白いものですね。

それは、母親に褒めてもらったり、認めてもらったりと、自分が知っている愛情を受けるため行為だったのだな、と対話をしている時に当時の気持ちを、ほんの少しだけわかることができた時がありました。母親だけでなく、身内からも友達からも嫌われたくなかったし。そうやって僕は、自分で創り出したとても小さな枠組みの中で生活をしていました。




– 僕が思うダイアログ –


それでは、本題であるダイアログ について触れていきます。


ダイアログとは日本語でいうと『 対話 』です。対話 とは、向き合って話すという意味。

それに加えて僕が思うダイアログは、「 互いをリスペクトしつつ自分の常識を疑いながら話を進め、価値観や世界観、その背景などを共有し、違いを愉しみつつ視野と世界を広げ、それぞれの 想い を深めていくもの。」です。その時間の中で見えてくる自分の価値観や思い込み、本音などを受けとります。




日本の中でよく使われるディスカッション ( 議論 ) と比べてみると、


ディスカッション ( 議論 )

◆ 目的 : 結論、合意
◆ 意見をぶつけ合い、よりよい答えを導きだす
◆ 自説の正しさを主張して相手を説得する
◆ 事実に基づいて、論理的に話し合う
◆ 全員が納得する合意をつくりあげる


ダイアログ ( 対話 )

◆ 目的 : 探求、発見
◆ 結論をまとめようとせず、探求を続け、新しい仮説を導く
◆ 語ることと考えることのバランスをとる
◆ 判断を保留し、対立を恐れず、新たな考えを出し合う
◆ 思い込みを疑い、多様な視点から考える


どちらが良いとかではなく、目的に沿ってどう活用するか、なのだと思います。


例えば何かを決める会議で、対話 → 議論 という組み合わせの流れの会議はとても有効ですし、それに、きちんと対話を行えば、決めなくても結論が決まるようになります。




下記のリンク先に、対話の時代についての考えを促すための資料があります。

Dのこと。 資料一覧
対話もある暮らしを促すための資料が揃っています。
画像の説明
↑ Dのこと。資料一覧はこちらから




– 21 世紀は対話の時代 –


「 21 世紀は対話の時代 」とダライ・ラマ法王の本に書いてあったのが強く印象に残っています。その言葉は対話の場をつくることの必要性を感じていた自分にはとても追い風な嬉しい言葉で、また違う視点での想いを持つこともできました。

読書会 のような本から始めるダイアログであったり、散歩しながら ダイアログをしてみたり、ごはんを食べながら でも、お酒を飲みながらでも、いろんなカタチの対話の場 をこれからも創っていきたいなと思っています。




僕が対話の場をつくるのは、主には日本になりますが、すぐに東アジアや東南アジアでも対話の場をつくっている自分であります。目標としては、2014年からの10年間で延べ10億人が参加するほどの、対話の場が生まれることです。そこまで行けばと世界は大きく変わっているのだろうなと勝手に思っていたりしてまして。

もちろん、僕ひとりの力でどうにかなる目標ではありません。たくさんの方々と、それこそいろんな種類の対話の場を広めていくことになるはずです。それこそ仲間と対話を重ねながら、自分たちの対話の場をつくっていくのもそうだし、時代の流れに沿って、僕が知らないところで、いろんな人がいろんな場所で対話の場をつくるのもそうなのだと思っています。

さっきの目標はきっと、放っておいてもその未来に向かうものです。だって、対話の時代ですから。でもそこに向けて自分も、ほんの1ミリであってもその一躍を担うことに心が踊るのです。僕自身にとっても、僕のまわりにいる大切な人たちにとっても、楽に愉快に自分を生きるための、とても大切なきっかけになるはずなので。

そんな対話の場から、いろんな可能性が広がることを心から願っています。




それぞれが想いを言葉にし、それをお互いが伝え合う。

そこには正しいとか間違いとかではなく、

人の数だけの個性が存在する。


そして、その個性たちの真ん中から

想像もしなかった世界が生まれてくる。

それは人と人が対話することで生まれる、無限の可能性。


僕はその可能性を心から信頼しています。




おわり




※ この記事は 2014 年 7 月 27 日に投稿したものを加筆、修正して 2019 年 1 月 5 日に再投稿しました。




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