– くらしを促す、ことばのたね。-
– きちんと聴いて、きちんと問いかける –
きちんと聴いて、きちんと問いかける。地域の大人が当たり前にそれができれば、子供たちは自分の想いを大切にして生きていくのだと思います。そして、それができている世界であれば大人も、自分の想いを大切にして生きているのでしょうね。そうなれば、ファシリテーターやコーチやカウンセラーなど、コミュにケーションを扱う仕事が不要になります。僕が目指している世界は、そんな世界でもあります。
きちんと聴く、というのは、相手の想いに沿って判断を保留しながら、話を聴けている状態だと考えています。相手の話を聴くのですから、相手の想いに沿うことが大前提です。ただ、話を理解するためには自分のものさしが必要です。他者を理解し切れることはありませんが。それはあくまで、自分が憶測や仮説を立てるためのもので、相手の想いを判断するためのものではありません。
きちんと問いかける、というのは、きちんと話を聴いていると自然に生まれる素朴な疑問を、素直に相手に投げかけることです。この時に判断が混ざれば、自分の正しさなどに引っ張ってしまうので要注意。きちんと問いかけるのに何より大切なのも、相手の想いに沿うこと。そして純粋に、自分とは違う価値観や世界観に触れられる機会を愉しむことです。まるで、知らない世界を旅するかのように。
最初にも書いたのですが、ファシリテーターやコーチやカウンセラーなど、コミュニケーションを扱う職業がなくなることが望ましいな、と僕は思っています。僕も結局そうなのですが、そうやって仕事にするくらいコミュニケーションを学んだ理由は、コミュニケーションに悩んだり、何らかの課題や問題があったからだと思うのです。それなので、そんな世界はさっさとクリアして、次の世界へ向かいましょう。
ある時から、きちんと聴いて、きちんと問いかける、というのは、僕にとって地域教育を表す言葉だと思うようになりました。そのためには、大人たちに心の余裕が必要だし、それぞれが自分と向かい合って、本来のバランスで生きる必要があります。そう考えると簡単ではないのかもしれませんが、可能性はゼロではありません。僕らはそうやって1歩、また1歩とよりよき世界へと進んでいくのだと信じています。
[ くらしのたね #030 ]
相手の想いに沿って聴き、問いかける。
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おわり
” この「 くらしのたね 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをよりよくする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのたね 」が、あなたのよりよい暮らしのきっかけになることを信頼しています。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
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– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile