– くらしを促す、ことばのたね。-
– 悩んだ時は、樹に尋ねてみる –
僕はある時から、世の中のことや人と人との関係性などに悩むと、ぼーっと樹を眺めるようになりました。そして樹に問いかけ、その姿を眺めることでその解を得てきました。そもそも樹は、ずっと同じ場所で過ごしていて、僕らが暮らす様をずっと眺めています。小さな樹でも大きく、大きな樹では千年、2千年と、樹々も世代間での違いを抱えながら、僕らと同じようにこの地球で暮らしています。
旅先で出逢った樹の中には、また逢いに行きたいな、と思う樹もあります。それなので、旅の流れで近くを通りかかった時にはできるだけ、挨拶に寄るようにしています。神社のご神木であったり、公園の大きな樹であったり、街角で佇んでいる樹であったり、その様相は様々。余談ですが、植物の世界では、離れていても同じ種類の樹は交流しているそうです。何らかの方法で繋がっているのですね。
樹に尋ねたことで印象に残っているのは、相互依存について考えていた時ですね。樹にいつも止まっている鳥は、樹が切り倒されたとしても、人間のように「 あなたがいないともう、私は生きてはいけない 」と絶望しません。それまでに感謝するのかどうかはわかりませんが、他の止まり木を探すのだと思います。そうやって、依存でも共依存でもなく、自立した存在同士で相互に依存しながら生きています。
それと、自分らしく生きるためのバランスも教えてくれました。樹には、枝葉があり、幹があり、根っこがあり。そこにそのまま、手段、生き方、在り方と当てはめました。光合成のためにも、枝葉を広げていく必要があります。でもその分、根を張って広げる必要もあります。選択肢と心の根っこをバランスよく、互いを広げながら、自分という生き方を太らせます。太らせた幹は変わらず、樹を支えてくれます。
樹ではなくとも、自然が僕らに教えてくれることはたくさんあります。自然は厳しい時もあるけれど、僕らにいつも優しく、いろんな恩恵を与えてくれています。それに、僕ら人間が忘れがちなことをきちんと、毎日大切にしながら生きている存在です。だからこそ、そのお礼の気持ちを込め、僕らは自然に優しくする必要があるのだと思うのです。そうやって一緒に、同じ世界を生きていくのだと思うのです。
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[ くらしのたね #038 ]
自然に問いかけ、その姿を眺めてみる。
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” この「 くらしのタネ 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と勝手に祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのたね 」が、あなたの暮らしに彩りを加えますように。”
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心がおどる、たのしい日々を。
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– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile