– くらしのタネ –
今回は、「 問いという道標 」というテーマで言葉を綴りました。
自分の問いを持って生きる。そんなことを思うようになったのは旅する暮らしを始めてからだと思います。けれども僕には、高校を卒業する頃に胸に抱いた言葉がありました。思い返してみるとそれは、僕の人生の問いのかけらだったのです。そのかけらが、これまでの僕を導いてくれました。今回はそんな、問いという道標、ということについて言葉にしました。

2016/10/21 NAHA/OKINAWA/JAPAN Photo by COBAKEN
– 問いという道標 –
自分の問いを持つことは、対話の時代を生きる上で、とても重要なことだと思っています。それは、人としての美しさにも通じるものでもありますし。ちなみに、ここでいう人としての美しさとは、内面と外見の一致です。人は見た目ではなく中身だと、僕は思うのです。けれども、人の内面は外見に表れるものなので、結局は見た目からその人の本質が伝わってきます。例えば、顔だけ笑っている人は怖いものです。
問いとはその、内外一致を促してくれるものでもあります。その他にも問いは、この多様な時代の中でも時に明確に、けれども時に曖昧に、道を示してくれるものです。それに、色んな情報に流されていたとしても、自分の立ち位置を教えてくれるものでもあります。まるでそれは、暗闇の中で行き先を示す光であり、僕らの胸の内側の深いところでいつもエネルギーを与えてくれる、とても心強い存在です。
では、自分の問いとは何なのでしょうか。それは、自分の在りたい姿を表すものだと僕は考えています。自分がどんな人間で在りたいのかを示すものなので、言葉にすると長い文章になるのかもしれません。こんな自分で、こんなことをしていて、まわりにはこんな人たちが居て、こんなまちの、こんな家に住みながら過ごしている、などと自由に妄想すれば、その中には必ず問いのかけらが存在します。
問いと言っても別に、疑問文である必要はありません。それなので、自分の在りたい姿を自由に言葉や絵などにしていけば、問いの役割を果たしてくれます。そして、その問いを抱えて毎日を過ごしていれば自ずと、在り方と生き方、そして手段との違いが見えてきて、問いがよりシンプルになっていきます。大切なのは自分の納得感と、その問いを読んだり眺めたりした時に心が躍るかどうかです。
そんな問いを言葉や絵などにしたらまず、今できていることに目を向けてください。0%の人は絶対にいません。そして、問いのような自分に近づくために、今すぐ簡単にできることを探して実行してください。そうすれば自然と、その問いが示す自分に向かうプロセスが始まり、近いうちに自分の変化を実感することになるはず。そうなったら問いは一旦手放し、必要な時に思い出せればいいのだと思います。
[ くらしのタネ #034 ]
問いとは、自分の在りたい姿を表すもの。
質問や感想、投稿テーマの要望などがあれば、こちらから
– CONTACT –
対話のある暮らしを促すための資料一覧
– Dのこと。 資料一覧 –
この「 くらしのタネ 」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「 くらしのタネ 」が、あなたの暮らしに彩りを加えることを信頼しています。
おわり
※ この記事は 2019 年 1 月 17 日に投稿したものを加筆、修正して 2022 年 1 月 12 日に再投稿しました。
この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。
◻︎ 【 お知らせ・5/9(月) 】暮らしている場所の予定、などを更新しました。
◻︎ 【 お知らせ・5/5(祝・木) 】応援してもらえると嬉しいこと。
[ ここ1ヶ月の人気の投稿 TOP5 ]
No.1 – 【 旅が教えてくれたこと #009 】ユパさま、というメンター。
No.2 – 【 くらしのタネ。#040 】嫌いに目を向ける。
No.3 – 【 くらしのタネ。#039 】実際に体験することの大切さ。
No.4 – 【 くらしのタネ。#036 】やらないことを選ぶことの大切さ。
No.5 – 【 くらしのタネ。#037 】お金って何だろう。
スキナトキニ スキナコトヲ スキナトコロデ。
– 暮らしている場所の予定 –
心からのありがとうを、巡らせ合える世界へ。
– 求めているもの・できること –
COBAKEN LIFESTYLE LABO の公式オンラインショップ。
– LIFE×COBAKEN –
スキナトキニ
スキナコトヲ
スキナトコロデ
これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO

1977生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活、ときどき旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。生業は、旅や対話を通じて思考や心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile