– COBAKENのひとりごと –
この前、対話の場でこんな質問を投げかけてもらった。
「 こばけんはさっき、この体ですら自分のものではない、って言ったけど、それでも死ぬ時に持って行くとしらたら、何を持っていきたい? 」
その質問を聴いた瞬間、頭に言葉が浮かび、僕はこう答えた。
「 持って行くとしたら、繋がっていた、という信頼、ですね。」
僕がこの世を去るという時に、どれだけの人と繋がっているのかは判らないけど、その人たちと繋がっていた、という信頼、持っていけるとしたらそれが持っていきたい。
それはきっと、その時点でまだ生きている人にとっては、想い出なのだと思う。
家族として、仲間として、共に過ごしたという証。
誰にも消せないし、奪うこともできない、僕らが大切にしながら生きているもの。
僕もみんなも、いつか空に還る日がやって来る。
自分が選んだこの人生での役割を果たし、その日が早く来るのを望んでいる自分もいれば、できるだけ永く大切な人と一緒に過ごしたいという自分もいる。
もしかしたら僕は、明日の朝を迎えることができないかもしれない。
もしかしたら僕は、100歳を超えても元気に旅しながら対話しているかもしれない。
どちらにしてもそれは、今の僕には判らないこと。
だから僕らは、今に生きるんだと思う。
過ぎたことをどうこう言っても、出来事は変わらないし、まだ来ぬ未来を不安に思っても、未来は来てみないとわからないし。
今をどう生きるか、ただ、それを繰り返していく。
自分がどう在るか、自分たちがどう在るのか、その問いだけを胸に秘めて。
もし、今日が最後の日だとしたら。
もし、世界が明日も続くとしたら。
そんな矛盾を抱えながら、僕らはこれからも今を生きていくんだね。
おわり
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile