今とその未来を。【旅LOG – 2017.01.17】 - 小林豊公式ホームページ

– 旅LOG – 旅する暮らしでの心の記録

2017/01/17(火)
二十四節気　小寒 ( しょうかん )
七十二候　第六十九候　雉始雊 ( きじはじめてなく )

神戸にある、Minato Hütte で迎えた朝。５時台に目が覚める。大切な日の朝。当時を思い出しながら、そのまま布団の中で過ごした。６時。起き上がり、外に出る準備をした。二宮温泉に向かう。まだ外は暗い。番台でチケットを渡し、奥へ。懐かしい。体を洗いながら、解していく。いつも動いてくれて有り難い。湯船でしっかり温まり、宿へと戻った。

お風呂道具を置き、髪型を整え、外に出た。ゲストハウス恒例の朝の散歩。心地いい音を聴きながら歩く。相方と離れている時の朝の大切な時間。出勤する宿の女将とすれ違った。そして宿に戻り、自分のスペースで瞑想を。浅い気がした。共有スペースでパソコン作業。途中、荷物をまとめる。バックパックが大きく膨らんだ。またここに暮らしが詰まった。

宿に荷物を預け、神戸の街を歩いた。目的地は、なぎさ公園。友人に誘われ、震災のイベントに顔を出してみる。ゆっくりと街を眺めながら、この街の２２年間に触れてみた。安全の日のつどい。まりちゃんを見つけた。今日は管理栄養士のブースのお手伝いらしい。人がたくさんいる。たくさんのブースがある。東北のブースもある。あの日を活かすための日。

まりちゃん達とうどんを食べた。最近のうどん率は半端ない。身体が温まる。こうして場を設け続けること。相手を受け入れ、無意識へと投げかける。伝わることへの信頼を大切に。宿への帰路は、違う道を歩いた。海の近くのマンションが建ち並ぶ道。並木の中を歩いた。次第に見慣れたエリアへ。歩くスピードで街を眺める喜びを、この先も大切にする。

宿に戻った。荷物を背負い、外に出る。はっしーさんに見送られ、三ノ宮駅の方へ。電車に乗る前に、電話代の支払いを。いつも、繋げてくれてありがとう。想いを巡らせた。三ノ宮駅で竹原までの切符を買い、改札を抜ける。新快速が来るのを待った。吹き抜ける風が冷たくて。肌で冬を感じてみる。電車に乗り込んだ。座れて有り難い。本を開き読み始める。

姫路駅で乗り換える。こんな時間ではあるけど、また座れて有り難い。相生駅でまた乗り換える。あとはもう、岡山までこのままで。上杉鷹山の下巻。自分も鷹の人であり続ける。岡山駅に到着した。約束の時間より少し早め。お店に入り、珈琲を飲みながらパソコン作業を進めた。旅の記録を投稿する。そして、今日書く分の下書きを。これも大事な仕事。

まいちゃんが車で迎えに来てくれた。広島から来ている、その友人も。岡山城の近くで降ろしてもらう。まいちゃんは用事を済ませて再合流。初めましての二人で、川の側を歩いた。久しぶりの後楽園。数年前に、だいきと来た以来。穏やかな気持ちで園内を眺める。自分をその当時に置いて。まいちゃんと合流。岡山城も散歩して車に戻った。夕陽がとても綺麗。

岡山駅で友人を降ろし、そのまま車は走っていく。竹田ハウスに到着した。今夜泊めてもらうシェアハウス。荷物を降ろし、早速パソコンでの作業をさせてもらった。ありがたい。一人、ここの仲間がやってきた。初めましてのご挨拶。旅のことや本のことを話した。素敵な世界観。特に、実践し続けることに対して敬意を抱いた。自分も同様、実践し続ける。

続々と人が集まってきた。ここの住人と仲間。久しぶりのシェアハウス。いい空間だど思う。今夜は牡蠣パーティー。若い感性に混ぜてもらいながら、普段と違う時間を過ごす。遅れてきた人も含め、トータルで１３人だったみたい。人が交差する場。これからつくる基地のイメージが湧いてきた。それに自分のやっていくことの意味も。未来への可能性。

まいちゃんと友人とのやり取りを眺める。自分も混ぜてもらった。綺麗な音が聴こえる。みんな、きちんと生きている。自分も含め。その可能性を活かせる自分へ。自分ごとの世界。この先１０年でやること。その理由が別の視点から見えた。２０代の感性。それが未来の標準になる。今とその未来を繋ぐこと。ただそれだけ。そして今の世界も楽になっていく。

FIND THE WORLD ８th season
======================
Chapter.YU-05
岡山県岡山市 – OKAYAMA/OKAYAMA/JAPAN –
2017/01/17〜2017/01/18
======================
まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
OFFICIAL PAGE [ COSMOPOLITANS ]

小林豊が旅する暮らしの中で体験した、
スキナコトヲスキナトキニスキナトコロデ、
という生き方。