ここはもう一つの家。【旅LOG – 2018.12.28 】

盛岡で朝を迎え、盛岡で眠りについた１日。

2018/12/28(金)
冬至 ( とうじ ) 二十四節気
麋角解 ( きわしかのつのおつ ) 七十二候　第六十五候

身支度を整えると、今年最後のごみ出し散歩に出かけた。外は１面、白い世界。パウダー状にアスファルトに舞い降りた雪は、道路を白く染めるだけの役割に徹していて、歩いても足跡が残らない。空を見上げると、青い空と半分を覆う雲とがきれいなコントラストをつくり、普段より青く見えるような気がした。

しかし、冷える。そのおかげか、ようやく冬がやってきた感覚でもある。日中が氷点下のまま終わるなんて、これが竹原であったら、寒くてどうしようもなかっただろうな。そんなことを思いつつ家に戻ったら、ストーブで手を温めてからパソコンを開いた。そこからしばらくは、パソコン仕事に熱中していた。

*

今日の最高気温はー２度。ストーブはいつも通りに部屋を温めてくれているのだけれど、窓を通じて入ってくる冷気の方が勢いがいいらしく、いつまでたっても肌寒い感覚が続く。そんな部屋の中で、こたつに座ってパソコン仕事を進めた。自分を癒し、内面を整えながら、今の自分にできることを続けてみる。

妻と息子は、妻の実家へ出かけた。自分は一人、静かな家の中でそのまま、パソコン仕事を続ける。普段にはなかなかない、静かな午後。ふと手を休めると、畳に後ろ手をつき身体を預け、そのまま部屋を見渡した。ここはもう一つの、自分にとっての家と思える場所。そんな場所があることがとてもありがたい。

*

「ただ君を愛してる」は好きな映画の一つ。今夜、久しぶりに観ることになって、その好きな理由に気がづけた。人生を全うしようとするその姿が、激しく輝いていることなのだと思う。そのまんまの自分を認め、受け容れること。そうやって輝いている姿を見ると、すべてに終わりがあるなんて思えなくなる。

たまたま自分は、度重なる身内の死によって死生観ができあがっていた。実はとても大きなことだと、今では思える。あるのとないのとでは、自分が持つ問いの力強さにはっきりと違いが出る。今は長く生きられる時代。だからこそ、終わりに触れる必要がある。死は終わりではあるけれど、始まりでもあるから。

目覚め　盛岡の家。
就寝　盛岡の家。

午前　起床( 8:24 )、身支度、ごみ出し散歩、まったり、パソコン仕事、最初のごはん。
午後　車で移動、ATMで出金、車で移動、携帯ショップで支払い、車で移動、ガソリンスタンドで灯油購入、車で移動、家着、洗い物、パソコン仕事、アナログ仕事、パソコン仕事、まったり。
夜　パソコン仕事、アナログ仕事、晩ごはん、洗い物、寝床の準備、まったり、お風呂、パソコン仕事、読書、就寝( 2:17 ) 。

最初のごはん　白ごはん、味噌汁＠盛岡の家
パソコン仕事　珈琲 ( クラムボンブレンド ) ＠盛岡の家
パソコン仕事　カレーパン、ポテトチップスうすしお、食パン＠盛岡の家
晩ごはん　牡蠣の炊き込みごはん、味噌汁＠盛岡の家
パソコン仕事　赤ワイン、缶ビール ( ホワイトベルグ )、ポテトチップスうすしお、牡蠣の炊き込みごはん＠盛岡の家

Remember the World ３th season
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Chapter.YU-36
岩手県盛岡市 – MORIOKA/IWATE/JAPAN –
2018/11/18〜2019/01/07
Next destination
広島県竹原市 – TAKEHARA/HIROSHIMA/JAPAN –
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まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
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小林豊が旅する暮らしの中で体験している、
スキナコトヲスキナトキニスキナトコロデ、という在り方。
そんな、自分らしく、しあわせに過ごしている日々の心の記録、それが旅LOG 。