【 ひとりごと。#102 】僕が知っている未来。


Ver.1.0.1



– COBAKEN のひとりごと。-


僕が知っている未来では、その世界に生きる人たちが心から笑っている時間がとても多い。







彼らはとても穏やかで、お互いで助け、助けられながら生きていて。

今と違いがあるとすれば、ネガティブだと捉えられる感情も大切にできている、ということ。

怒りや悲しみ、苦しみや不安など、今の僕らがつい目を背けてしまう感情も大切にしていて、きちんと感じることができている。


例えば、死、という僕らが必ず迎える出来事も大切に、きちんと目を向けることができている。


終わりを大切にできる人は、始まりも大切にできるから。

悲しみを大切にできる人は、喜びも大切にできるから。


人は、対話の時代、対極の時代が進むんでいくにつれ、僕らが目を背けたかった反対側のものにも、きちんと目を向けられるようになった。

それでこんなに人は、心から笑えるようになったみたい。


僕が知っている未来では、その世界に生きる人たちが、心から笑って毎日を過ごしている。


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これは、2017年の夏にふと、頭に浮かんできた言葉です。

実際にそんな未来があるのかどうかなんて凡人の僕にはわかりません。でも、自分の喜怒哀楽を大切にして対極を受け入れられる世界が広がれば、心から笑える人は確実に増えるということはここ数年の対話の研究でよくわかりました。

心から笑う、というのは、僕にとっての幸せを表す状態です。それは、過去への執着も未来への不安もなく、自分とか人とかの境もなく、今この瞬間に生きている状態なのだと自分では思っていて、対極の存在を受け容れることができればできるほど、この状態に近づける可能性が高まります。




僕らの祖先はずっと、人として正しく生きようと努めてきました。その結果、正しさの反対には間違いがある、という一つの対極の形を家庭教育や地域教育、学校教育の中で叩き込まれました。そして人はいつしか、間違わないことに努めるようになりました。

そして今、対話の時代を迎えて問題が発生します。それは、正しさの反対は間違いだと学び、それのみで生きてきた人たちが生きるこの世界に、正しさの反対は正しさ、という、別の視点がどうやらあるようなのです。


それを肌で感じた人たちは、どっちが正しいのだ、と悩みます。でもこれは、正しさの反対には間違いがある、という考え方から生まれた旧来の視点であって、対話の時代の考え方ではありません。正しさの反対には間違いもあれば、正しさの反対には正しさもある、それが今の時代の視点です。

でも、旧来の視点にしがみついてしまうと、その視点自体が自分とは対極に感じるから、自分が間違わないためにも、その対極の存在を否定します。なぜならば、その対極の存在が正しいということになれば、旧来の視点の通りで考えると、自分が間違っている、ということになるからです。

そんなことが今、大小いろんなところで起きています。長年活用してきた視点だから、なかなか手放せないのもわかります。そういうものだ、と教えられて生きてきたのから、良いとか悪いとかではありません。

実際、以前はそういう時代だったのだと思います。明確な方向性が示され、それに沿った教育が行われ、リーダーが言う行動を取っていれば、確実に幸せを感じることができた時代だったので。でも今はまず、自分にとっての幸せとは何なのか、と自分で定義する必要がある時代になりました。


今年、2017年は対話の時代としてもう1段階進む、そんな年なのだと思います。旅をしながら、今この世界に起きている出来事を眺めていると、そう思えるのです。

だから少し、心苦しい時期が続くのかもしれません。もしあなたがそう思うのなら、あなた自身が必死に教えてくれているのだと思います。私が本当にやりたいことからズレてるよ、って。ネガティブな感情はズレを教えてくれる大切なシグナルなので。

それなので、対話を日常に取り入れて、議論が必要な時は議論をするにしても、普段は対話しながら過ごす、そんな穏やかで実りのある毎日を送ってみてください。対話ができるようになればなるほど、ネガティブな感情も大切にできるようになるので。




一人の人にとって、心から笑える時間がより多く、そしてこの世界にそんな人がより多く、心から笑いながら、相互で助け合っている世界、そんな世界を心から望んで毎日を過ごしています。そんな未来へ。

だから今、自分にできることをひとつずつ積み重ねていきます。その未来は50年後でも、10年後でも、5年後でも、1年後でも、明日でも、いつ実現してもいいことだと思うので。




おわり




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