【 ひとりごと。#051 】すべては自分の心次第。


Ver.1.0.1



– COBAKEN のひとりごと。-


ひび割れ


とにかく怖くて、怖くて仕方なかったんです。人の輪の中に入ることや人目のつくところに出ることが。


そうなると必ず賛否両論、いろんな言葉が飛んできます。僕の見えないところでも。そして僕はなぜか、その賛否両論を伝えられやすいタイプのようでして。良いも悪いも僕の見えないところで話したことを教えてくれる人がまわりにいたのです。ありがたい話と言えばありがたいし、迷惑な話と言えば迷惑だということも否めません。


だから、矢面に立ちたくない、そんな想いがよく、自分の奥底から湧き上がってきていました。


それを聴くことで自分の心を試してきたのでしょうね。知らないところで勝手に悪く言われている、と聴くと落ち込んできたし、「 人のこと言ってる暇があったら自分のことがんばってください。」って無性に腹が立つし、なによりめんどくさいです。相対的に、誉め称えてくれる人がいればいるほど、妬みや否定をぶつけてくる人もいることも増えてきます。

そんな時に、そんなことを言ったあの人が悪い、誰かになんとかしてほしい、助けてほしい、そんな他人ごとな自分が表れるのが怖かったです。かっこ悪いところを見せたくない、そんなええかっこしいの自分が必死に抵抗していたのです。

そして、そんな自分を守るために、逃げ出したい気持ち、孤独感、張り倒したい気持ち、いろんな怖れが怒りとなって表れてきます。それでいちいちキレてしまう自分が嫌で嫌で。そんな自分が大嫌いでした。




でも今は、あることを知ってしまいました。


人は、僕を通じて自分に言いたいことを言っているだけ。だから、僕を否定する人は、自分を否定しているだけであり、僕を褒めてくれる人は、自分を褒めているだけだということを。だから、僕にいちいち文句を言ってくる人は、自分に文句を言っているだけで、きっと僕よりも大変な心境なのだと思います。反対に、僕を褒めてくれる人は、自分を褒めているだけのことです。


その対極で、人からのさまざまな発言を受けて、何らかのことを試している自分もいます。


自分のどの部分に執着があり、どんなところに許可ができていないのか、自分ではない人からの意見を聴くのは、それを知るためのとても大切な機会です。だからこそ人は人と関わり続ける必要があります。自分を映し出してくれる大切な存在と。


波紋


僕の行動や立場に寄り添っていた人は、行動や立ち位置を変えると離れていく人がたくさんいました。それが良いとか悪いとかではなく、発言や行動、立場や肩書き、など、表面的に接している人との関係性は、そのいずれかが無くなれば薄れていくものです。存在ではなく表面上の変化するものでばかりでやりとりしているので。

先に書いた話と合わせて考えると、その人は自分の表面上にあるものしか見えていない、ということになります。お金だったりモノだったり、肩書きだったり資格だったり、人前での発言や行動、服装や髪型など、表側にあるものばかりしか見えていないので、人との関係性にもそれが表れてきます。

他でもない、僕自身がそうでした。上辺のことばかり気になって、大切なことに目を向けることができない。見えそうになると目をそらして、表面化してくると逃げ出して。そんな人生を送ってきた結果、今、ダイアログを通じた人と人とが尊重し合った関係性づくりの大切さがよくわかります。


それとは別に、僕の存在に寄り添ってくれている人は、今でも変わらず出逢ってくれるし、影で見守ってくれています。その代わり、そこには、縁、が絡んでくるので、再び出逢える人とはお互いで学び合うべきなんらかのものがあるのでしょうし、がんばってもがんばっても再びで逢えない人とは、お互いの間にある学び合うべきものを学び終えた可能性が高いです。

そんな、縁、というものを1度脇に置いて考えてみます。これも先に書いた話と合わせてみると、その人自身が自分という存在にきちんと目を向けられている、ということです。自分やその人自身にふれるから、だからその人の仕事が変わっても立場が変わっても、変わらず接してくれる可能性が高いのです。




また長々とひとりごとを書いてしまいましたが、僕は人で選ぶ世界が好きです。みんなが知ってる肩書きや偉い人であろう立場などで選ぶという方法もありますが、その人が生きてきた中での経験、想いなど、それをきちんと受けとれる自分でありたいです。


まさに昨日、そんな場に参加していました。そのイベントに集った人たちは、まむちん、という人に出逢うために来ていたのです。昔、いろんなところで参加していた異業種交流会やセミナーのような、会社名、役職、肩書き、などなどに流されていく、そんな世界と真反対の世界だと思います。

必要としているものがハッキリしている人たちの集い、だったのでしょうね。何が欲しいのかわからないからひとまず参加して、得れるものだけ得て帰ろう、そんな場ではありませんでした。そんな場が好きです。発言や表情と内面が一致した人たちばかりで気持ちいいです。


こう考えてみると結構世界はシンプルにできています。手段が複雑に入り組んではいますが。行き着くところは、自分ごとの世界。そんな世界に生きるかどうかは自分の心次第です。自分に許可を出して、心穏やかに、ていねいな毎日を送るのも、自分の心次第。自分らしく、しあわせに生きるのも、自分の心次第。

今回のような内容を書いたあとに僕が何書いても、僕自身に言っているということがバレバレですね。だから主観でしか文章を書かない、っていうのもあるのですが。人にどうこう言う投稿をしても全部自分に還ってくるので。


はい、自分です。自分ごとです。まずは自分でやってみます。あらためて意識しながら。


そしてまた、体験したことをみなさんと共有できるといいですね。ただ、必要としている人に対してです。それに、僕を見守ってくれている人たちのように、僕も見守れる自分でありたいのです。その辺のことも含めて、また機会をつくって続編に書いてみたいと思います。




おわり




    




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