【くらしのタネ。#027 】主体性の鍵となるもの。

Ver.1.0.1

– くらしのタネ –

今回は、「主体性の鍵となるもの」というテーマで言葉を綴りました。

主体性を重んじる、と言いながらも、あーしろこーしろと押し付けてしまう、そんな矛盾が起きてしまうのが、今の世なのかもしれません。でもそれでも、僕らは改めて個の想いを確認し、それぞれの幸せを再定義するタイミングに来ました。そして、それぞれが自分の想いを、幸せをカタチにして。今回はそんな、主体性の鍵となるもの、ということについて言葉にして投稿しました。

2018/06/26　FUKUSHIMA/FUKUSHIMA/JAPAN　Photo by COBAKEN

– 主体性の鍵となるもの –

近年、「主体性」という言葉をよく耳にするようになりました。僕が意識しているからなのかもしれませんが。もしくは、人々の無意識が向かおうとしている世の中の流れに、必要な要素かもしれません。ちなみに僕自身、自分も人も主体的であることを大切にしながら生きています。それは対話の時代において、とても大切なことだし、自分の想いも人の想いも尊重したいので。

そんな思いもあり僕は、主体的であるために必要なことは何なのか、ということも、対話の場を通じて掘り下げてきました。僕自身があほのように、自分が掲げた未来に向けて勝手に突き進む人間なので、主体的ではないということが逆にわからないところもありまして。でも、その掘り下げの繰り返しによって、個人が持つ「問い」の強さが関係してくる、というところまでは辿り着くことができました。

個人が持つ「問い」とは、その人のありたい姿をあらわすものだと考えています。大袈裟に言えば、魂が欲するもの、です。自分がどんな人間でありたいのか、それを表した言葉が個人が持つ「問い」です。最初はとても長い言葉になるのかもしれませんが、時を経ることで集約され、シンプルになっていくものです。ちなみに、今を切り取るためのものが「問いかけ」であり「質問」だと僕は考えています。

そんな、自分がありたい姿に向かう想い、それが主体性を促してくれます。それは人間の根っこになる部分で、ライフスタイルやスキルを見えないところで支えてくれるものでもあります。それが、具体的かつシンプルであるかどうか、そして、きちんと意識できているかどうか、で主体性は変わってくると考えています。それなので、主体性を促すためには、個人が持つ「問い」を掘り下げる必要があります。

僕らは、人のために生きることを教えられてきました。それはとても大切なことですが、自分のためと人のためとが重なった時にこそ、本来の力を発揮するものです。本当に大切なのは「自分はどうしたいか」でしかありません。自分の人生を望み、自分で認め実行することです。そう考えるとこの先、主体的な世の中に向かうには、それぞれが「自分はどうしたいのか」を解き放っていく必要があるようです。

[ くらしのタネ #027 ]

自分がありたい姿を掘り下げることが、主体性の鍵。

質問や感想、投稿テーマの要望などがあれば、こちらから
– CONTACT –

対話のある暮らしを促すための資料一覧
– Ｄのこと。資料一覧 –

この「くらしのタネ」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「くらしのタネ」が、あなたの暮らしに彩りを加えることを信頼しています。

おわり

※ この記事は 2019 年 1 月 10 日に投稿したものを加筆、修正して 2021 年 9 月 22 日に再投稿しました。

この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。