【くらしのタネ。#025 】人に言われたことは、自分が言われたかったこと。

Ver.1.0.1

– くらしのタネ –

今回は、「人に言われたことは、自分が言われたかったこと」というテーマで言葉を綴りました。

人の辛辣な言葉で凹むことを、人生の中で何度も何度も体験してきました。逆に、嬉しいことを言われて調子に乗ってしまったことも。そんな自分をふり返ってみると、言う人や言い方は違えど、いつも同じことを言われ続けていたような…。今回はそんな、人に言われたことは、自分が言われたかったこと、ということについて言葉にして投稿しました。

2018/03/06　BEPPU/OITA/JAPAN　Photo by COBAKEN

– 人に言われたことは、自分が言われたかったこと –

先日の「人に言いたいことは、自分にも言いたいこと」とは反対に、「人に言われたことは、自分が言われたかったこと」でもあります。これも、自分の鏡である存在が言ってくれてはいるのですが、どちらかといえばこれは、潜在意識による引き寄せ、だと考えています。僕らはそうやって自分を試したり、背中を押してもらったりしながら、最適なタイミングで自分の人生を生きているようなのです。

人から言われるのが、心がほっこりするような言葉だったり、嬉しくてほころぶような言葉ばかりならば良いのですが、残念ながらそういうわけにいきません。カチン、と頭にきて我を忘れてしまうような、自分としては言われたくない、痛い部分を見事に突いてこられることも多々あります。そうやって自分の心の状態を確認する機会が、僕らが生きる中では必要だということ、だと思うのです。

ネガティブな言葉の場合であれば、心の奥底の引っかかりを刺激するものが見事に選ばれ、人を通じて届けられます。例えば、「結局は、何を選ぶも自分の心次第」でも書いた「物乞い」という言葉は当時の僕にとって、まわりからそう思われているのではないか、と怖れていたことです。「自分は価値の交換してもらっているのに。やっぱり、僕の想いはわかってもらえないんだ。」と心が波立ってしまいます。

僕にとって、この時の本当の問題は「物乞い」と言われたことではなく、「わかってもらえない」ことでした。これは「わかる」という欲求のズレで、僕の中で「わかってほしい」という執着を長年をかけて育ててきました。子供の頃の「わかってもらえなかった」という体験から一番古い記憶ですが、「やっぱり自分はわかってもらえないんだ。」と、自分で貼ったレッテルを確認する出来事を探し続けます。

そうやって引き寄せた、割と身近な人の陰口。けれども、落ち込んだり、傷つくことが、ネガティブな感情の目的ではありません。ネガティブな感情は、自分とのズレを教えてくれるシグナル。自分でズレや執着を手放し、心穏やかに同じ言葉を受け止められるようになるまではきっと、何度でも続いてくれます。そうやって、出来事を通じてより自分らしく生きていく、そんな仕組みが僕らにはあるみたいです。

[ くらしのタネ #025 ]

人の発言は、自分の心の状態を確認する機会でもある。

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この「くらしのタネ」は、あなたの人生を彩り、暮らしをより良くする花や実の種になるように、と祈りを込めて投稿しています。どんな芽が出るのか、どんな花が咲くのか、どんな実がなるのかは、種を育てるあなた次第になりますが。そんな「くらしのタネ」が、あなたの暮らしに彩りを加えることを信頼しています。

おわり

※ この記事は 2019 年 1 月 8 日に投稿したものを加筆、修正して 2021 年 8 月 25 日に再投稿しました。

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