” COBAKEN 的 旅の作法 ” 第 6 回目の今回は、移動手段の選び方。旅が続く生活の中で自然と手にした移動手段の選び方、そんな作法を投稿させて頂きます。
– 1番好きな移動方法 –
時間にしっかりと余裕をもって予定を組んで、1日3時間くらい進んだら途中下車してどこかに泊まり、また翌日3時間くらい移動しては泊まる、それが今、1番好きな移動方法です。
JR の乗車券は、101 km 以上だと途中下車ができて ( ※1 ) 、なおかつ有効期限も延びる ( ※2 ) ので、東京から竹原だとしたら6日間有効になります。往復で購入することはあまりないのですが、往復だと倍の 12 日間有効で、しかも、601 km 以上なので1割の往復割引も適用 ( ※3 ) されます。
※1 できない場合もあるので詳しくはこちらを ⇒ きっぷあれこれ 途中下車
※2 詳しくはこちらを ⇒ きっぷあれこれ 乗車券の有効期間
※3 詳しくはこちらを ⇒ きっぷあれこれ 割引乗車券
今年旅してまわっている中で多いのは、電車の鈍行か高速バスでの移動です。
今は事前にセールなどうまく活用して予約しておけば、格安で飛行機に乗ることもできますが、私はいつも直前に移動を決めるし、直前まで価値と価値とを交換してくれる人が現れるのを待つので、事前に予約することはありません。
航空券の予約は、早くても海外で5日前、国内だと3日前で、新幹線は当日に購入します。なので、鈍行やバスだと新幹線や飛行機に比べて料金的にも安く済むし、何より身体への負担が少ないです。
私はお金で時間を買う必要が無いので、身体が疲れないこと、それを優先して移動手段を選びます。
– また、飛行機か… –
旅を始めた頃は飛行機で飛び回ることに憧れていて、空港で作業しながら過ごす自分の姿を想像すると、とても嬉しい気分になっていました。でもある時自然と口からこぼれたのです、「 また、飛行機か…。」と。
確か、バンコクから羽田空港に移動した翌日、羽田から新千歳空港に移動した時でした。あんなに憧れていた飛行機で飛び回る生活を知らず知らずに嫌がっている私がいました。
飛行機や新幹線だと目的地に着くのが早くていいのですが、その分身体に対する負担が大きいので、今はできるかぎり選ばないようにしています。それは、飛行機や新幹線は、移動速度が速いことが原因で、更に飛行機は機内の気圧調整も関係していると考えています。
COBAKEN 的 旅の作法 #4 – 滞在期間の決め方 – でも書いた通り、ヨーロッパのサッカー選手は、飛行機で1時間移動したら、リカバリーに1日かける、という目安があるそうです。
移動することで分泌されるアドレナリンの効果で、最初は疲れを感じにくいので、速い移動手段を選び続けていると、知らず知らずに身体に疲れが溜まって大変なのです。
– 本来の速度 –
旅し続けるのに適した移動速度とは、人が持つ本来の速度、歩くか走る速度が1番で、よくいって自転車が限界ではないか、と考えています。
なので、移動手段の中で移動速度が速くないもの、電車の鈍行、バス、フェリーなどを極力選ぶようにしています。なので、移動できる時間の余裕を持つこと、それが大切です。
あと、1日の移動時間としては3時間程度まで、と決めています。なので、スケジュールによっては、その目安の時間以内にするために、飛行機や新幹線を選んで移動しています。
この2つの視点が、私が移動手段を選ぶ基準になっているものです。
来年はどこかで時間をとって、まずは2週間から3週間、歩いて旅をしたいと思っていて、そのためにバックパックにひとり用のテントと寝袋、できればクッカーも入るスペースを確保しようとがんばっています。それと、価値と価値との交換で、テントや寝袋を手に入れることも。
竹原から東に向かって、昔の人が江戸に向かった、そんな旅を体験したいなと思っていて、そんな旅をしたらまた、見えてくるものが全然違ってくるのでしょうね。
さて、あなたはどんな旅をしますか?
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旅を通じて得たことをこうして ” 旅の作法 ” としてシェアしていけるといいなと思っています。なのでぜひ、こんなこと聴きたいってのがあればコメントやメッセージで教えてください。
おしまい
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile