– 暮らすように旅をする –
「 暮らすように旅をする 」では、小林 豊 が旅する暮らしの中で日常的に行っていることや、その体験からの学びや授かった知恵を、言葉にして綴っていきます。第2回のテーマは、「 安心の配置。」です。
– 自分のモノを並べて安心感を –
上記の写真は、以前泊まったホテルの部屋のテーブルの写真です。部屋ごとに配置は変わりますが、パソコンにスマホ、財布やコインケース、ベルトや文庫本、瞑想用の水晶や色鉛筆など、僕が普段持ち歩いている荷物を、自宅で置いているかのように並べています。
ホテルであろうがゲストハウスであろうが、旅先では宿泊先が自分の家になります。それなので、自分が間借りしているスペースが自分の部屋です。例えば、個室で過ごしている時は、ここでそのままパソコン仕事を進めたり、買ってきた弁当を食べたり、お酒を飲んだりしながら過ごします。
宿泊するのがゲストハウスのドミトリーであれば、自分のスペースはベッドのみなので、荷物や小物類は極力、デイバックやバックパックにまとめて入れています。そして、日中はバックパックをベッドの上に置いてカーテンを閉め、デイバックを持って行動します。
眠る際は、枕元に小物を置くスペースがあれば、そこにスマホやベルトや文庫本などを置き、デイバックは横になった自分の枕元や脇に置いて、バックパックはベッドに立てかけて眠ります。僕にとってはそれらが、自分の空間であることを認識する証になります。
そんな風に旅先で過ごす時は、日々の疲れをしっかりとるためにも、安心感を増やすための工夫をするようになりました。
2枚目の写真は、ホテルの部屋の洗面台の写真ですが、ホテルであれば一泊でも、最低限これくらいは自分のものを並べます。個人的には、テーブルの上と洗面台に自分の物が並ぶことで、ここは自分の空間だと思えるようになります。
これらは僕にとっての、宿泊先が変わる度に行う些細な儀式です。この空間で過ごす、ということを自分に宣言することでもあるし、自分の馴染みある道具たちを並べることで、空間のエネルギーを自分なりに中和しているのかもしれません。もしかしたら、一種のマーキングのようなものなのかもしれませんね。
どちらにしても、この行為によって保てている自分があり、それによって旅を続けることができているのだと思います。些細なことではありますが、長く旅を続けていると、塵も積もれば山となり、自分の心と身体のバランスが崩れるタイミングが早くなるので。
だからこそ、宿泊先を早い段階で自分の空間だと認識する必要があります。それも、頭でなく心で。これまで7年と少し続けてきた旅する暮らしのおかげで、そのことを身を以て知ることができました。
– 自分の部屋として掃除をする –
置きたらベッドを整えて、最初の状態に近づけるようにしています。さすがに、シーツのシワは元に戻せませんが、可能な限りきれいに伸ばして。そして、トイレもトイレットペーパーで拭いたり、お風呂に髪の毛などが落ちていたら流したり、拾ったりします。
ゴミも
– 真ん中の自分で、自分を律する –
自分を律すること、それが出来てるかどうかはさておき、自由に旅をしながら感じることのひとつです。
旅先で自分自身が真ん中に居るために、こうして私物を並べることも瞑想をすることも重要な日課です。そんな毎日の行為が私を支えてくれているのだなとこの投稿を通じて再確認できました。
安心感を生み出すことと、自分を整えるため、他にも理由はあるのかもしれませんが、それらのために旅先の部屋を自分の空間と化すためにできること、それが必要なのだと思います。
さて、あなたはどんな毎日を過ごしますか?
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こんな感じで、「 暮らすように旅をする 」 の投稿を通じて、旅する暮らしで体験し学んだことを言葉にしていきます。もし訊いてみたいテーマなどあれば遠慮なく、CONTACT などからご連絡ください。
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おわり
※ この記事は 2015 年 9 月 2 日に投稿したものを加筆、修正して 2019 年 3 月 23 日に再投稿しました。
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COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活、ときどき旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。生業は、旅や対話を通じて思考や心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile