どうやって収入を得ているのですか？| よく訊かれること #001

Ver.1.0.3

– よく訊かれることの、回答と補足。 –

[ 質問 ]

どうやって収入を得ているのですか？

[ 回答 ]

旅や対話を通じて目の前の人の心を楽にし、想いや行動を促すことで生まれた成果に対して、直接的に報酬 ( お金に限らず、現物も含む ) を得るか、もしくは周りからの支援、応援を受け取りながら生きています。

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僕の生業の軸は、楽にして促すこと、です。
そして僕は、関係性をより良くして想いをカタチにする専門家です。

主にやっていることとしては、旅や対話を通じて心を楽にしてもらいながら、素直に想いを言葉にしてもらいます。そして、それをカタチにするための、尚且つ自分で納得できる行動を、自分や自分たちで見出してもらいます。

事前に契約して報酬を決めてから対話をすることもありますが、今はとにかく、自分が応援したい人を応援することを続けています。しかも、報酬の有無は関係なく。それは今行っている実験の一つでもあるのですが、この世界が鏡であるという前提で、僕が人をきちんと応援できれば、自分も人から応援される、と信じているので。

それと何より、僕自身が自分を応援することも続けています。自分の応援ができないのに、本当の意味での人の応援なんてできないのだと思います。その両方があってこそ、今の僕の生活が成り立っているのだと考えています。自分と人とは違う人格だけれど、自分と人とは同じである、という矛盾した前提のもと、今の活動を続けることができています。

そしてありがたいことに、これまでの人生の中で今が１番、充された毎日を送ることができています。

もともと僕は、まちづくり系のファシリテーターだったのですが、旅する暮らしを初めて以来、より少人数での対話の場ばかりをつくるようになりました。それが今では、夫婦や家族など、身近な人との対話の場を扱うことが増えまして。その結果自然と「パートナーシップ」が、僕が扱う対話の場のテーマになりました。

身近な人との関係性は、自分自身との関係性を表すもの、だと僕は考えています。その関係性をより良くするために、外側にある強張りをほぐすと同時に、内側にある強張りをほぐす、それが今、僕が旅や対話を通じてやっていることです。そうやってほぐれれば自然と、自分の素に触れることになります。そして、自分の本音に触れると自ずと、人は変化していくものです。

ちなみにファシリテーターとは、話し合いの場の目的に沿って内容を交通整理し、その場のみんなが納得して終わるために、話し合いの過程に携わる人です。簡単に言えば、小学校の学級会で先生が言っていた、「先生や友達の話は最後まで聞きましょう」「質問がある人は手を挙げてください」「人の意見を否定するのはやめましょう」などを、大人になって改めてやっているだけのことです。

話は変わりますが、旅する暮らしを始めた最初の頃、僕は４年間ほど、お金を使わずに旅ができるのかどうか、の実験を重ねてきました。旅する暮らしの中で主に必要なのは、食事、移動手段、宿泊先の３つです。それはとてもシンプルで、それらを直接受け取ったり、一旦お金で受け取ったりして、この暮らしを続けてきました。

結果的に今もそれは続いていて、対価はお金に限らず、僕が必要としているものであれば、物でもサービスでも構わない、というカタチをとっています。成果報酬の実験をしていた頃もありますし、今の応援したい人を応援するという実験でも、いろんな人からいろんな形で報酬や支援が届き、おかげさまで、この９年ちょっとの間、野宿したことはありません。それに、食べれなかった日もありません。それは、とてもありがたいことです。

そんな日々のおかげで、お金とは何なのか、価値とは何なのか、そんなことを考える機会が多く、体験を積み重ねた今は、自分なりの解も生まれてきました。何にせよ、自分が必要としているものが受け取れたら、お金であろうが物であろうが何でもいいのです。それなので、お金だけで交換する世界には戻ることができそうもありません。

そんな理由もあって、今もこれらのリストを定期的に更新しています。

提供できること・必要なものリスト
旅する暮らしに必要なものを更新しています。

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自分が必要としているものを明確にしていれば、それが目の前に現れた時にすぐ、喜んで受け取ることができるし、今の自分にいくらお金が必要なのかもよくわかるし、まわりの人にも知ってもらえるし。それに何より、人に嫉妬する必要がなくて助かります。

わかりにくい部分も多いかもしれませんが、僕はそのようにして収入を得ています。

おわり

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