【 ひとりごと。#103 】新しい暮らし。


Ver.1.0.1



– COBAKEN のひとりごと。-







9月の頭に、大船渡の家から盛岡の家への引越しを終えました。新しい暮らしの始まりです。それによって僕の拠点は、広島県竹原市と岩手県盛岡市の2カ所になりました。

これまで、人の引越しを手伝ったことはあったけど、自分の引越しは40歳にして生涯初で、その前後でたくさんの新しい体験をすることができました。しかも出産も重なったから、とても貴重な体験になりました。

引越しを終えてからバタバタと掃除と片付けを行い、ひと息ついた頃に広島に向かいました。そのまま東京にも滞在した2週間ほど旅から戻り、また新たに部屋を整えているところです。部屋の中にはまだ、行き場を決めてもらえない荷物がその時を待っています。


ただ、盛岡の家は期間限定の家で、相方の産休が明ける頃には、職場への復帰場所である大船渡にまた戻ります。今の予定では、2019年の春に復帰予定なので、それまで盛岡の家で暮らし続けるか、もしくは他の街で数ヶ月暮らしてみるか、今ところ選択肢はその二つですね。

どうするのか、別の街で暮らすとしたらどこにするのかはまた、子を交えた3人での暮らしの中で決めていきます。もしかしたら、時間の経過と共に他の選択肢も生まれてくるかもしれません。どんな未来が待ってくれているのか、楽しみです。




僕には今、広島県竹原市と岩手県盛岡市の2カ所に家があり、その両方を旅をしつつ行き来しながら暮らして居ることになります。今は出産という機会もあり、盛岡にいることが多いですが、僕は広島県竹原市在住でもあります。


何でこんなことを書いているのかというと、最近、「 今は岩手に住んでるの? 」とか「 じゃあ、岩手が拠点なの? 」とか「 竹原には戻ってこないの? 」とかよく訊かれるのです。その都度説明するのですが、僕の説明が悪いらしく、話はいつもうやむやになってしまいます。

ちなみに、僕が家と呼ぶ場所には、自分なりの基準があります。それは、自分のタイミングでいつでも帰れる場所であるかどうか、です。この前提が話をする相手と違うのでしょうね。1番長い時間住んでいる場所でも、住民票がある場所でもありません。


旅をしている中で、たくさんの家に泊まらせてもらって、いろんな暮らしを体験させてらもう機会をもらい続けています。そこに良いとか悪いとかはなく、それぞれの家の暮らしがあって、その違いや共通点がまた、僕の世界を広げてくれて。

そんな時間を重ねる中で、自分にとっての家とは、ということを考える機会を何度かもらいました。それはとても重要な機会だったと思います。17年間、家づくりを仕事にしてきた自分にも、そのことを考える機会はなく、世間の常識といわれる人によって変わる普通を、無条件に当てにしていました。


その結果、辿り着いたのが、自分のタイミングでいつでも帰れる場所であるかどうか、なのです。

誰かに許可をもらう必要もなく、自分のタイミングでいつでも帰ることができる場所、それが僕にとっての家です。今の自分にとってそれに当たるのが、竹原の家と盛岡の家です。それなので、家と実家という表現にはなりません。2カ所の家であって、実際に行き来しながら暮らしているので。


それに加えて僕には、連絡をしてタイミングが合えば帰ることができる、家のような場所はたくさんあります。それもとても幸せなことだといつも思うのです。「 おかえり 」と迎えてもらえる場所がたくさんあり、「 いってらっしゃい 」と送り出してもらえる場所がたくさんあり、そんな世界の中で僕は毎日を過ごしています。




この先、家と思える場所をもう一ヶ所設けて、3拠点生活をしたいと思っています。旅する暮らしを続けて辿り着くカタチがそれだと思っていて。その理由は、僕は3週間以上同じ場所にいると、その環境に馴染みすぎて、引きこもり自分に触れることをやめてしまうからです。

だから自分に触れながら、創造的に、毎日の些細な変化を楽しみながら過ごしていくための暮らし方として辿り着いたのが3拠点生活で、旅する暮らしの先にある1つの可能性です。まだ具体的な事は何も考えていない、ただのアイデアですが。


それに加えて、COSMOPOLITANS で進めていく基地づくりで、家のような場所がまた増えていきます。カフェを併設したシェアハウスベースの基地をまず一つ東京に設け、その運営の中で形になった POLITANS BASE という定義を元に、日本だけではなくアジアに広げていく予定です。


それは、竹原の中だけで暮らしていた当時の僕には想像もつかない暮らしです。でも、心のどこかで望んでいた暮らしなのだと思います。それもまわりの人の協力があってのことで、地元に根付いて暮らしていた当時の自分よりも確実に、まわりの人に対する感謝やこの世界に対する感謝、そして自分自身に対する感謝が満ち溢れています。とてもありがたいことだと思います。




いつも、応援ありがとうございます。

こうやってブログを読んでもらえることも応援です。誰かに話してもらうことも応援です。必要としているものを提供してくれるのも応援です。自分の想いを僕に伝えてくれるのも応援です。苦言を呈してくれるのも応援です。一緒に対話してくれるのも応援です。興味を持ってくれるのも応援です。僕の才能や体験や知恵を必要としてくれるのも応援です。

この世界には、いろんな応援のカタチがありますね。


胸を張って自分の人生を生きること。それを一人ではなく、同じく自分の人生を生きることを望むまわりの大切な人たちと一緒に。それぞれが自分の内側にある可能性を信頼して行動し、本当の自分を創造し続けていくこと。我がままではなく、それぞれが自分の想いを最優先しながら。

たとえ一人であったとしても、そんな世界を、そんな環境をつくっていきます。どんな大きさになるのは今の僕にはわかりません。でも、僕の中では確実に存在する未来です。それなので、今を生きる僕らのためにも、未来を生きる子孫のためにも、自分の心に従って、為すべきことを為していきます。


とはいっても、ひとりでは為し得ることができないことなので、これからも応援よろしくお願いします。




おわり




この投稿を読まれた人は、こちらも読んでみてください。2015年12月の投稿です。

50 才までにやりたいこと、再び。






    




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