– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-
僕の旅する暮らしはおかげさまで、今年の9月に丸12年を迎えます。そんなタイミングを控える今の僕の中では、その間にお世話になった人たちに、どうやって感謝の気持ちを伝えるのかということ、新たな旅のカタチを現実化すること、建築の世界にゆるりと戻っていくことなど、また新たに蒔く種のことで満ちてきました。その中で今回は、13年目から始めるであろう、新しい旅のカタチについて言葉を綴っていきます。
– 13年目の旅のカタチ –
妻と息子と一緒に、3度目の車旅に出かけたのはもう2年も前のことです。2ヶ月の予定が、終わってみると94日間、6,679km の旅になりました。その日々が今の、バンライフへの想いに繋がるのですが、来年の春が終わる頃を目処に、二拠点生活+バンライフの日々に切り替えようと思っています。旅する暮らしが丸12年を迎えた後の、新たな旅のカタチです。
僕はこの約12年間、公共交通機関を利用して旅を続けてきました。それなので、現地で誰かが車で乗せて行ってくれる意外はほぼ、駅から駅への移動、そして徒歩圏内での移動が基本です。ちなみに、僕にとっての徒歩圏内は、バックパックを背負って片道1時間なので約4キロほど、往復約8キロです。歩くことで保っていた身体を、バンライフの中でどう維持するのかも課題になりそうです。
今は、これまでに行っていないエリアに、行きたい場所があります。それは、この先で実現することの一つである ” 塩屋さん ” で扱う、天日塩の製塩所を巡りたいのです。そして、醤油や味噌の蔵にも。製塩所や蔵を廻りつつ、友人を訪ね、時に一人で過ごし、また車を走らせる、そんな生活を送ろうと妄想しています。電車やバスからの景色を眺める機会は激減するのかと思うと、寂しくはありますが。
– より具体的な妄想へ –
車両は、マツダのボンゴバンに決めました。まだ、手に入れたわけではありませんが。家業で使っているトラックと同じ、馴染みのあるひとつ前のモデルで、小回りもきいて良いと思っています。それなので今は、ボンゴバンを見かけると「 俺のボンゴが走っとる 」と思っている自分がいます。色はベージュから黄土色の間で全塗装をして、後ろでパソコン作業をしたり、珈琲を飲んだり、ぐっすり眠れるようにして。
ガソリン代が高騰していることは懸念材料ではありますが、自分のペースで移動ができるのは魅力的だし、人を訪ねた間にとる余白の一泊も、この先は取りやすくなります。たまには宿で身体を休めるのでしょうが、自分の物が詰まった空間も心身を休めるのには良いのだと思うのです。日々からはアクセルは取り除き、ブレーキだけを装備し直して。自然な速さで、きちんと世界を眺めながら前に進んでいきます。
バンライフをされている方の投稿を見ながら、自分はどんな内装にするのかを妄想するのが今の愉しみの一つです。何となくイメージはできているのですが、まだ描き出す程には至っていません。他にも、トイレやお風呂のこと、夏や冬の室温など、現時点で懸念されることはありますが、それらはやってみて調整するといういつものスタイルで良いのだと思っています。
あと、何となくですが、バンライフを始めると自ずと、街から離れていく気がしています。もちろん、都会に寄る機会もありますが、自然と暮らしがより仲良くしている場所へ流れていくことが増えそうです。とはいえ、都会にもそんな場所はありますね。そんな場所で一息ついている自分を想像しつつ、来春頃の実現に向け、バンライフでの日々をより具体的に妄想してくことにします。
おわり
” この「 いま、ここにあるもの 」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする1番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいなと思います。そんな小さな奇跡も信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile