– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-
2018年もたくさんの人に関わらせてもらい、たくさんの人に応援してもらいながら、こうして無事に大晦日を迎えることができました。どうもありがとうございます。
1年の締めくくりに、そんな1年をふり返って、言葉にしてみました。
この1年のふり返りは、大きく分けてこの3つです。
・改めて感じた、タイミングを信頼することの大切さ。
・ひとつの時代が終わりを迎えた、という感覚。
・欲求のズレがもう1段階、解消されたこと。
そして最後に、ふり返り、学んだことを未来に活かすこと、として、ふり返りのまとめを言葉にしてあります。
– 改めて感じた、タイミングを信頼することの大切さ。-
いろいろとカタチにしていこう、と年初から意識して動いてきたこの1年は、特にお金を稼ぐ、お金を受け取る、という面でうまくいかなかった、という印象が強くあります。それは、年末にかけてお金を借りる必要が生まれたり、約束を果たせなくて借金が生まれたり、最後の2ヶ月のエネルギーの巡りにおける失速感が激しかったからだと思うのです。
でも、ここ数日、プロジェクトの記録として旅LOGのリンクを貼る作業が続き、よく頑張ってきたなぁ、と思えることが続きました。自分もだし、妻もです。これって、大好きなサンフレッチェ広島が今シーズン、優勝を逃した感覚と似ているのだと思います。去年の残留争いから、今季2位という結果はものすごいことだと思うのですが、いかんせん失速感が激しくて、大手をふって喜べないというか。
それでも、所持金が 1,000 円ほどになりながらも、福岡から別府経由で盛岡までの移動を2度も行っていたり、春に妻と息子と3人で広島へ車旅に出た時も、出先でお金を受け取りながら盛岡まで戻ることができています。そうやって、ささやかながら人の役に立ち、まわりに応援してもらいながらこうして、家族共々生きることができているのは、とてもありがたいことです。
それなので、今年の前半の流れからの生まれた期待とのギャップが、うまくいかなかった、という印象を生み出しているのでしょうね。この1年の中でも、ガンガンお金を稼いでいたら体験できなかったことがたくさんあります。それによって、妻とのパートナーシップが高まる機会を何度も受け取れました。それなので共同体としての意識はとても高まったと思います。
結局はそういうことだと思うのです。出来事の結果に一喜一憂しつつも、それはその瞬間に味わう必要がある感情であって、出逢いも出来事もすべて、僕らが自分で選び、与えてもらったプレゼントなのだと思います。そのプレゼントを通じて必要な体験をしてそこから学び、また次のプレゼントを受け取る、そんな毎日なのだと思います。
だからこそ、タイミングを信頼することが大切なのだなぁ、って改めて思いました。最適なタイミングで出逢いや出来事を受け取りながら、その体験から必要な学びを得て、また次に活かしていくこと、人生とはその繰り返しなのだと思います。そうやって積み重ねた先には、自分だけにしか見ることのできない、とてもステキな景色が待っているのだと思います。
– ひとつの時代が終わりを迎えた、という感覚。-
2018年は亡くなられた著名人が多かった印象があります。テレビを見ない自分にも印象が残るくらいだから、よっぽどなのではないのかなぁ、と。それと、自分の好きな世界の中では、サッカー選手の引退が多かったです。特にその中でも、サンフレッチェ広島の森崎和幸選手の引退が、ひとつの時代が終わりを迎えた、という感覚にさせてくれました。
それに11月に入る手前で、縁が切り替わる印象もありました。自分の中の、何らかの変容なのかもしれませんが、この先、出逢えなくなる人もいるのだろうなぁって。東日本大震災が起きてから今年の初めくらいまでに出逢って関わってきた人は、心や魂を刺激して、その先の未来に向けての動きを刺激し合う、そんな出逢いだったのかもしれません。
僕は、ご縁とは人と人との間にある共通の課題が生み出すもの、だと思っていて、その課題が解消されて、次の課題が生まれないのであれば、人と人とは、ものすごくしっかりと調整して綿密な予定を組んだりして、どうにか出逢おうとしても出逢えなくなる、そんな印象があります。逆に、ご縁が続いていれば、何の予定もなくてもバッタリ出逢えます。
それなので、また新しい出逢いがあるのでしょうし、クリアされた課題の次にまた、共通の課題があればこの先も出逢えるのだと思っています。もしくは、家族のような、深く重たい共通の課題を持ち合っている人たちには、課題がクリアされるまでは出逢い続けるのでしょうね。生きている中でその課題がクリアできるかどうか、なんてわかりませんし。
とはいっても、ご縁が終わってしまえば寂しいのです。それでも、自分の人生に必要な課題をクリアした、という可能性でもあるから、その出逢いと別れに感謝しつつ、今の自分が置かれた環境の中で、今の自分にできることを、今の自分だからできることを積み重ねていくだけなのだと思います。この先は、どんな愉しい時代が待っているのでしょうね。
– 欲求のズレがもう1段階、解消されたこと。-
僕の中に、「 わかってほしい 」「 そのままの自分を受け容れてほしい 」という欲求のズレが自分の中に残っていることは、出来事を通じて生まれたネガティブな感情が、僕に教えてくれていました。それを解消するためにも、目の前の人をわかろうとすること、であったり、目の前の相手をそのまま受け容れる、ということを続けてはきたのですが、なかなか解消までは至らなくて。
ふり返って考えてみると、そのための出来事だったのだと思います。自分にとって身近な存在の、裏の声を聴く機会が2度ほどありました。わかっているつもりになられていた、つまり、わかってもらえていなかった、という現実を突きつけられる出来事でした。ズレたままの欲求が見事に刺激されて、ものすごく悲しく、切なくなりました。
まぁ、それは自分が望んで引き寄せた出来事なのでいいとして、そのおかげで、自分自身の受け容れられていない部分が見えてきました。見えてくればあとは、受け容れられる状態をつくって、ズレを解消していくだけのことです。この年末でまた、その解消がもう1段階進んだのだと勝手に思っています。
それに加えて、共同体であることや、パートナーシップを高めるために必要なことが、さらにわかったように思います。あと、この先の世界で自分が関わり続けたい人についても。この先どうしても、本当の意味で「 私たち 」を主語にして誰かに想いを伝える、そんな機会はこの世界に増えていくのです。
大袈裟かもしれないけれど、残りが限られた人生の中で、命を預けられる相手かどうか、それを直感的に感じられる人たちと一緒に想いをカタチにしていく、という強い想いがあります。でもそれは、重たいものではなく、心が躍る仲間と、心が躍ることをやるという、とても愉しいことです。
– ふり返り、学んだことを未来に活かすこと。-
ふり返るとそんな1年だったのですが、今の時点ではもう、ありがたい1年だったな、と思っています。終盤のネガティブな感情を抱いた機会の折り合いはもう着きました。どちらにしても、僕に必要な出来事だから起きるわけですし。それをプレゼントとして喜べる自分であり続けます。
そんな中で、旅する暮らしを始める時に抱いた、世界のすべてを受け容れる、という目標は一旦緩めようとも思いました。時が経ち、世界のすべてを受け容れるべき、という思い込みに変わり始めていたので。でも、目指す先としては変わらず目指していきます。ただ、受け容れたいと思えるものを受け容れる、それくらいに一旦緩めてみようかと。
そしてこの先は、お互いをリスペクトし合える人たちと一緒に、同じ未来に進んでいくことを選びます。お互いの存在や価値、経験や知恵、エネルギーなどを巡らせ合いながら、共通の未来に向かって進んでいく人たち、つまり仲間です。友人知人は多いけれど、仲間は数えるほどしかいない、と自分では思っている部分もあるので。
この地球に生きる存在はすべて共同体ではありますが、まずは明確な共通の行き先と、共通の価値観を持った人たちと一緒に、自分たちが望む世界を、よりよき未来を現実にすることに向けて。そのための出逢いはもう、今年のうちから始まっていたみたいです。ふり返ってみて、初めて出逢ったのは今年だったんだ、と驚く人が数人いました。そう、もう始まっていたみたいです。
そんな状態に向けてまずは、最小単位のコミュニティから改めて始めていきます。ここ数年のポイントなはずなのに、同じ場所で足踏みをしていた感もありました。でもそれでも、小さなスパイラルは進んでいて、着実に妻との関係性はよりよいものになっています。そうやって1歩ずつ積み重ねながら、自分たちにとっての最小単位をこの先、少しずつでも広げていきます。
そういえば、僕にとっては本厄の1年でもありました。そんな1年をこうして、特に病気もなく、無事に元気に過ごせてよかったです。元気に産んでくれて、元気に育ててくれた両親やまわりの人たちに心から感謝ですね。
ということで、2018年も大変お世話になりました。
どうもありがとうございます。
また来年もよろしくお願いします。
それではよい年をお迎えください。
おわり
” この「 いま、ここにあるもの 」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする1番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいです。そんな小さな奇跡も信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile