痛み止めも時には必要だけど、それよりも大切なことがある。


Ver.1.1.0



– COBAKENのひとりごと –


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僕らは、必死に痛み止めばかり求めて、その心の痛みの根本を治すことの大切さを忘れたふりをしながら毎日を生きてしまいがちです。そうやってまた、いろんなことに追われる日々に戻っていくことで、そこにある大切なことから目をそらして。


「 痛みさえなければ、それでいい。」


確かに、それで日常生活には支障はありません。しかも、痛みだけを止めて、心の痛みの根本を放っておく方が、商売においても儲かる部分もあるから、そこは未だに、社会のパンドラの箱なのかもしれませんね。でも、その痛みは必ずまた、関わる人や出来事を変えながら、違うの形で自分の目の前に現れてくれます。これは、自分でそのつながりに気づいて解消するまでは、何度でも何度でも続くものです。




実はそのことに気づいてはいるけれど、仕事が忙しいから、家事が忙しいからと、目をそらしている人も多いのだと思います。仕方がない、ということ言葉で自分を封じこんで、自分の想いを解き放つことを拒んでいます。しかも、それを誰かや環境のせいにして。

でもその結果、自分で悲劇のヒロイン、悲劇のヒーローのようなバッドエンドな物語をつくり出しています。それなので、ある程度のところまではいい感じに進めるけれど、鍵となる出来事を自分で引き寄せて、「 やっぱりダメなんだ。」と、元の場所に戻ることを選びます。しかも、前回の流れよりは少しうまくいかせて、前回よりも高い場所から自分を落とすのです。




心の痛みの根本を治すことの大切さを思い出した人や、心の痛みの根本を治すことに取り組みたい人はまず、時間の余裕をつくることから始めてみてください。最初は15〜30分くらい、自分が心から安心できる場で、自分に触れる機会を持つことです。そのための時間の余裕で、その時間の中で心の余裕を持つことが、それを可能にしてくれます。

瞑想でも、ヨガでも、散歩でも、ジョギングでも、登山でも、掃除でも、料理でもいいし、気が置けない友人との時間でもいいし、大好きなパートナーとの時間でもいいし、家族とのゆっくりとした時間でもいいし。とにかく、これまでの人生をふり返ってみて、あなたが心地いいと思える時間を過ごしてみてください。

自分でその状況をつくれるのが何よりですが、それが難しいのであれば最初は、何かの教室に行くとか、家族や友人に協力してもらうとか、誰かの力を借りるのがいいと思います。そうやって、自分の心に触れる機会をつくってみるのです。何よりも大切な自分のことや、大切な存在との関係性を考えるためにも。




では、心に触れるとは、どういう状態なのでしょうか。

僕は、心地いいと感じることができる時間は、心に触れているのだと思っています。その時の自分は、思考は手放されていて、いろんな想いが自然と流れていく感じです。そして、素直な自分の気持ちに素直に従うことができます。その時間はとても温かくて、過去も未来もそこに存在はしているけれど、その瞬間は今でしかありません。

僕らは今を生きています。でも、昨日や去年の後悔や不満、明日や来年の不安など、今とは違う時間に囚われてしまうことが多く、今この瞬間に生きることを疎かにしてしまっています。すべてはこの瞬間に存在しているのに、そんな大切なことも忘れてしまいました。それを思い出すためにも今、僕らは自分の心に触れる必要があるのだと思います。




そうやって、自分が心地いいと思える時間を通じて、自分の心に触れながら、自分が本当に嬉しいことは何なのか、自分にとって嫌なことは何なのか、自分の感情をしっかりと味わってあげてください。喜ぶことが、必ずしも良いわけでもないし、怒ることが、必ずしも悪いわけではありません。自分の素に触れながら、素直にまっすぐ、自分というものを感じてみてください。

そして、自らを解き放ってあげてください。心地いいと思える時間を毎日5分でも確保して、きちんと自分の心に触れることを続けていればわかるはずです。心の痛みを感じる、ということは何か、押さえ込んでいる自分がいるということです。そんな自分に耳を傾け、穏やかに目を向けて許可を出し、そんな自分を解き放つ必要があります。




実はそれは、自分にしかできないことです。他の誰かや出来事はきっかけでしかなくて、自分を解き放つことは自分にしかできません。自分に許可を出せるのは、どうあっても自分だけです。痛み止めは、痛みを止めることだけが目的になると逆に、それを先延ばしにすることにもなります。

何よりも大切なのは、自分の想いを最優先にして生きること。それは、わがままとは違います。わがままは、欲求のズレや執着から生まれる、自分以外の誰かを巻き込む必要がある想いです。本当の意味で自分の想いを最優先にした時は、誰かを巻き込むことなく、自己完結することができます。だからこそ、自分以外の誰かと心から喜びあえるものでもあります。

自分の想いを最優先にして生きると、まわりの大切な人たちも、本当の意味で大切にできるのです。それに何より、あなたの心が楽になります。そのためにも、心地いいと思える時間を通じて、自分に触れることです。心が痛いくらい、自分が叫んでいるのなら。大切な自分はそこに居ます。外を探す必要なんてありません。そこでずっと、自分が気づいてくれるのを待っています。




そんな自分と再会できればもう、痛み止めは不要な、本来の自分がもともと眺めていた、そんな世界が目の前に広がってくるはずです。そうなれば今度は、痛み止めが存在してくれていることへの本当の感謝の気持ちも思い出すことができるのでしょうね。




おわり




※ この記事は 2016 年 11 月 9 日に投稿したものを加筆、修正して 2018 年 12 月 24 日に再投稿しました。




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