【 ひとりごと。#058 】対話の場のつくり方を、久しぶりに開催してみて思ったこと。


Ver.1.0.1



– COBAKEN のひとりごと。-


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先日、久しぶりに、対話の場のつくり方、を開催しました。


D-LABO的 ファシリテーション・ベーシック
対話の場のつくり方 / 2日間
対話もある暮らし、始めましょう
dialog maker
↑ 対話の場のつくり方については、この写真をクリックしてください


去年の11月に開催して以来で、9ヶ月ちょっと生きた分だけまた、違った感覚で2日間を過ごしました。それに今回は、合宿形式で行ったので、余計に違う感じがあったのかもしれません。とにかく、とても濃厚な24時間を過ごしました。

そんな、対話の場のつくり方、なのですが、学校や塾の先生、研修講師、病院の先生など、人から先生と呼ばれる立場にある人に参加してもらって、一緒に対話したいな、と、開催をしてから数日後に、何の根拠もなく思いました。

それからそんなに深く理由を考えた訳ではないのですが、人を輝かせる人、人に光を与える人に、この場に参加してもらえたら僕はとても嬉しいなと思っています。




ちょっと話は変わりますが、議論と対話の違いって知っていますか?




それぞれに目的があり、議論の目的は、結論や合意、対話の目的は、探求や発見、です。あと、ここに雑談も加えれば、その目的は、交流や共有、です。


例えば、正しい、正しくないを決めるやりとりであれば、議論している可能性が高いです。それがもし、対話の場であれば、個々で正しいと思うかどうかを共有することはあっても、その場の全員にとって正しいかどうかを決めることを目的としていません。

もちろん、生きている中でひとつに決めなきゃいけないことは沢山あります。そのための基準を明確にしないままの議論は、結局、力がある人や意見の強い人に引っ張られがちで、見ていて切ないものがあります。

とはいえ、何も言えなかった人もその結果を望んだ一人であることは違いありません。言わなかった、ということで、自分にとって不本意な結果を生み出してしまった、何てケースもたくさんあると思いますので。


どちらにしても、白か黒かで判断する時代から、白の存在も黒の存在も認める時代へと移り変わりました。


実際、2元論で問いかけたり、考えたりしても答えが出ないことが増えてきましたとダイアログしていて感じます。三角形を作って問いかけたり考える、そんな3元論以上の問いかけが必要なことが増えているのです。それに、3つ以上の要素や視点を持って対話すると、生み出てくるものが明らかに違ってきます。

白もあれば黒もある。そういった風に、対極の存在にきちんと目を向けて、その実相となる部分を受け取ることが、とても重要かと思います。情報だってそうです。テレビで見たからといって鵜呑みにしていたら、その出来事の真相や本質的な部分に触れることはとても難しくなってしまいます。

そんな風に、この世の手段の多様化がどんどん進んで、人が生きているということの表現も多様なものになってきました。だからこそ、答えを一つにまとめる前に、対話を通じてそれぞれの想いを探求していく必要があるのです。

もし、ひとつにまとめる必要があるのであれば、対話を通じて全員の想いや考えを共有し、その場で判断基準を明確にしてから議論すればいいと僕は思っています。




この対話の場のつくり方は、自分自身の根本にあるものに目を向ける場です。


自分がどんな想いで場をつくるのか、それに触れるための2日間であり、それが対話の場をつくる上での基礎になります。場を促すためのテクニック以前に、自分が何を想って場をつくるのか、それが大切だと僕は考えているので。

そして、それを続けるのに必要なことが何なのかを学ぶ場でもあります。誰と、何のために、どこまで対話するのかが明確になるので、それに必要な要素やテクニックが何なのか、必要なものを学ぶことができるようになります。



下記は、ここ最近、僕が物事を考える時に大切にしている、3つのことです。


□ 主体的であること。

□ 公平さの基準を共有すること。

□ 持続可能であること。


これは、この先の世界に必要なことだと勝手に思っているところで、この先も物事を考える時の要素として活用していくつもりです。ただし、他に何か、これだ!というものに出逢ったら、すぐに変えると思いますが。




この対話の場のつくり方は、もともと定員4名で行う少人数の場なのですが、実は、2名以上の参加者がいれば開催することは可能です。もしかしたら2人の方が、より濃厚な場になりやすいかもしれません。

その際の、会場や僕の宿泊場所に移動手段を一緒に考えてもらう必要はありますが、開催することに手を挙げた人が負担しなければならない、といった思い込み的な考え方は手放して、それこそ大きな視点で物事を見つめ、一緒に対話して解決していけばいいのだと思います。

ちなみにこれを、D-LABO の活動費で賄えるような、そんな魅力あるコミュニティにしていけるといいな、という想いを持って、対話を重ねているところです。




最後にもう少しだけ、語らせてください。


先日、自分がこうして旅する暮らしを続けている先に何があるのか、そのイメージがふと浮かんできました。

それは、


対話の時代における、対話する文化の礎を築くこと


です。言葉になってみてからふり返ると、今までも、僕が目指してきたものです。ただ、表現が変わってきただけのことであって、僕の目指すものの根本は変わりません。

1次産業の価値を見直すこと、エネルギー問題に目を向けること、地域教育や地域福祉を再構築すること、出逢ったすべての人が心から笑える世界をつくること、この世で出逢えない子孫に大切なモノやコトを手渡して胸を張ってこの世を去ること、などのベースとなるものが、対話する文化です。


とは言っても、今まで自分がやってきたことは、自分らしく、しあわせに生きるため、という個人のためでもあります。


そんな、個人の想いや分不相応な大きな夢を同居させているという矛盾自体が僕自身を形成してくれています。それこそが僕自身であり、これから先も嘘をつくことができないことなのだと思います。




とても長くなりましたが、こんな長くめんどくさい文章を読んだ後にでも、一緒に対話をしたいと思ってくださる方は、ぜひ一緒に対話の場のつくり方だったり、ごはんでダイアログだったり、いろんなカタチで、いろんな場所で、いろんなメンバーと、いろいろと語り合いましょう。


確実に、僕の知ってる世界はそんな未来に向かっています。




    




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