– 旅は日常。暮らしの中に旅はある。-
– 普段食べているもの –
今の旅での毎日では外食が基本で、確実に体調に影響を及ぼしてくれます。それもあって、旅先でお逢いした方に『 何が食べたい? 』と訊かれると、いつも答えることがあります。
「 野菜か鶏肉が食べたいです。 」
と、ここ最近は決まってこう答えます。
その結果、焼き鳥屋さんに行くことが多いのですが、それともうひとつ、
『 〇〇さんがいつも食べてるものが食べたいです。 』
これもよく口にする機会がありますね。
どうしてそう答えるかというと、私にとっての旅は、人に出逢うことであり、その街で生活することだからです。だから旅先で出逢った現地の方が普段食べているものを食べれるのは、私にとってとてもうれしいこと。
もちろんその街の名物を食べることで、また何かを知ることができるのでしょうが、私としては街の人が暮らしの中で食べているものをまずは食べたいと思ってしまいます。街の暮らしにふれること、それが僕の旅の目的のひとつですし。
ガイドブックに載るような名物でも、街の人が普段食べない名物なら全く興味がわかなくて。地元の人が普段から食べていたり、お祝いの時とかに食べる名物料理だと大歓迎ですね。
私はいつもそんな視点で食べるものを選んでいます。
– 自分のお腹との対話 –
アジアでも特にお腹をこわすことなく過ごしているのですが、まずこれは丈夫な身体をくれた両親に感謝ですね。旅を続けていく上で、とても重要な要素です。あと便秘になることもないので、そこも旅を続けて行く中でとても重要な要素です。
そんな僕も以前、お腹が張ってしまいとても苦しんだときがありました。
それは今から2年と少し前、 2013 年の春頃、日本を旅している時です。
行く先々で仲間と逢い、毎晩宴会しながら旅を続けていました。それに朝昼晩と基本 3 食、お腹いっぱい食べながら。やはり嬉しいし、とにかく目一杯食べて目一杯飲んで、それを毎日繰り返しながら移動していました。
「 #004 滞在期間の選び方 」でも書いたのですが、その頃はまだ1泊とか2泊で移動した頃で、睡眠の不安定さも相俟って、お陰さまで見事お腹が張り続けとても苦しい思いをしました。
その経験のおかげで始めたことがあります。それは、目覚めたあとやシャワーの時などにお腹を触りながら、腸の張り具合を確認することです。今はそうやってお腹の張りを確認しながら、その日に食べる量を決めます。
あくまで自分の体感覚と経験ベースではありますが、張りを感じた日は食べる量を落としたりして。それと野菜中心の食事を選ぶことも多いですし、食べものを噛む回数も増えました。あと、1 日 1 食のことも今は多いです。
とはいっても、我慢をしている訳ではありません。自分の身体と対話しながら食事を考えているだけなので。なので、夜中に何か食べたくなって、それを受け入れる日もあれば、その時の自分の状態から食べないことも。
あくまで目的は、旅を続けるために必要な状態を維持することで、身も心も大切にしながら。
あと、移動日はできるだけお腹に食べ物を入れないようにしています。移動しやすくするためのものでもあるし、移動してからその場所に慣れるまで、少しお腹の中に入れる量を少なめにしておく方が僕自身が楽なので。
これもまた、旅しながら生活することで、自然と染み付いた習慣です。
– それぞれの食文化 –
スーパーで現地の食べものを見たりするのも大好きです。魚や肉、加工食品など、街ごとに違う部分が見えてとっても面白いので、買うものがなくてもふらっと入ることが多いです。それに、また私の感覚的なものですが、地域ごとにそれぞれの食文化を感じる違いがありますね。日本でいうと県単位くらいがわかりやすいです。
ただ、食文化のプロフェッショナルではないので、細かな違いを表現するほどのものではありませんが。スーパーの色合いや雰囲気、人の声や店内の音など、並んでいる食材たちにいろんな要素が加わりながら、私にメッセージを与えてくれます。
あくまで私が体験してきたことを私の主観で語ることしかできないですが、それぞれの街のいろんな違いや知らないものが、私という存在のことを教えてくれます。違いに歩み寄れない自分や、壁をつくる自分も以前は自分の中にいたのですが、今の旅生活を続けているうちに、それらにはあまり出逢わなくなりました。
私の旅の目的のひとつに ” 自分を知る ” というものがあります。こうやって食べるものからも自分を知れて、どの行為も目的につながっていますね。今回は ” 食べるの選び方 ” ってことで投稿しましたが、そんなことを再確認できました。
どうもありがとうございます。
おわり
” この「 暮らすように旅をする 」では、僕が旅する暮らしの中で行っていることや、その体験からの学び、授かった知恵などを綴っていきます。読んだ人にとって、より自分らしく、シンプルで心地のいい、旅するような毎日を過ごすきっかけになることを祈って。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile