【 お知らせ・7/26(火) 】8/6(土)、8/9(火) に広島市内で WORLD PEACE BOOK CAFE を開催します。


Ver.1.0.1



– COBAKENからのお知らせ –


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本当はもっと早く、この記事を投稿しようと思っていたのですが、開催まで2週間を切った今となってしまいました。

でもこれもきっと意味があることだと今は思って、まずはこの文章に対して想いを込めてようと思っています。僕がこの記事を届けたいと思う人に届くこと、そしてこの記事を必要としてくれている人に届くこと、ただそのことを願いながら言葉を連ねていきたいと思います。




8月6日。

広島で生まれた僕らにとって、原爆記念日はとても特別な日です。


ご存知の通り、1945 年 8 月 6 日 8 時 15 分、広島に原子爆弾が投下されました。原爆が投下された年に亡くなった方は約14万人と言われています。そして現在、原爆死没者名簿には約30万人のお名前が記されています。


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僕が小学生や中学生の頃のこの日の印象は、8 月 6 日は時間になるとサイレンが鳴り黙祷し、そして夏休みなのに学校に行き、練習した歌を歌い、挙句、怖い戦争映画を見る日でした。その頃、プロペラ機の音とマシンガンの音がとにかく怖くて怖くて。今はもう、音に対するその印象は変わりましたが、自分の中で、プロペラ機の音とマシンガンの音=人が死ぬ、そんな構図が出来上がっていました。


実は、僕が平和公園によく行くようになったのはここ数年です。今では広島に戻った時には必ず訪れる場所のひとつとなりました。今振り返ると、平和公園は自分にとって怖い場所だったみたいです。資料館を見学した時の記憶なのか、なんとなく感じるものなのか、それはよくわかりませんが、何らかの理由で近づかないことを選択していた場所なのだな、と思っています。

平和公園のベンチに座ってゆっくり本を読んだり、友人と話したりしながら過ごすようになってやっと、冷静に戦争というものに目を向けられるようになったのかもしれません。もしくはその逆で、戦争に対して目を向けようという気持ちが生まれたから、あの場所で過ごせるようになったのかもしれません。

それは、僕が生まれ育った環境上なのか、僕が生まれ持った性質上なのか、それは定かではありませんが、見たくないもんから目を背け、そしてとても偏った情報のみを受け入れ、ただただ、戦争や原爆を恐いものとしてしか見てきませんでした。今のように両極からそれを見るということをしてこなかったのです。


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正義の反対は正義、という考え方があります。

これは、対立を客観的に、中立な立場から眺めた時の見え方です。その当時、人は何を想い、どんな流れで行動していったのか。そこにはどんな背景があったのか。それらをそのまま真っ直ぐに、良いとか悪いとかの判断は横に置いて、きちんと歴史を知りたいと今は思っています。

結果的ではありますが、僕がそんな風に思えるようになったきっかけのひとつとして確実に、8 月 6 日の原爆記念日が僕の中に存在しているのです。


そんな日である 8/6(土) の午後と、長崎に原子爆弾が投下された 8/9(火) の夜の両日、広島市内で WORLD PEACE BOOK CAFE を開催することを、実は早い段階で決めていました。

ダイアログイベントのページ、WORLD PEACE BOOK CAFE のページには記載していたのですが、なかなか人に伝えるというタイミングを作ることなく今日まできました。必要な人は必要なタイミング現れてくれるだろう、ってどこかで思っている自分が今もいる、というのも確かです。

それでも、そんなタイミングを掴むためには、人事を尽くすこと、それが必要だと改めて思い、この記事を投稿することに決めました。それにどことなく、今自分がこうしてダイアログの場を作り続けていることの理由が、そこになるような気がします。


先ほども書きましたが、対立を客観的に、中立な立場から眺めた時、正義の反対側にあるのはどうあっても、その反対にいる人たちにとっての正義です。

そんな対立をしながらどちらが正しいかを決めたとして、その先にあるものは何なのでしょうか。


人が自分の正しさを正当化するために行うのが、目の前の反対意見への否定だと僕は思っています。否定をするということは否定が返ってくるだけであって、本当の意味での正しさの正当化にはなりません。それはただ、憎しみや劣等感、否定感などを生み出す負の連鎖であって、僕たちがよりよく生きるための足を引っ張るものです。

戦争とは行為が違いますが、同じ要素のことを先日の参議院選挙でよく耳にしました。街頭での演説が対極の政党の否定的な言葉が聞こえてくる度に思いました。願わくば、反対側の存在をきちんと受け入れ、それでもって自分の想いを明確に伝えるような、そんな政治家の演説が聴いてみたい、と勝手に思っていた僕がいました。


先にも書きましたが、正しさのぶつかり合いから生まれる負の連鎖は繰り返されることです。例えば片側が勝ち、正しさを認められたとしたら、その反対側は負けたことになり、正しくなかったという関係性がそこに生まれます。でも、その反対側にいる人たちはまた、自分の正しさを正当化するために、反対側の存在をまた、否定し続けるでしょう。

どちらが正しいか白黒つける、そんな時代はもう終わりを迎えたと僕は思っています。それも最近ではなく、もう何年も前に。それにそもそも、正しさの基準が何なのか、それすら明確ではないのに、人はどうやって正しさを決め合っているのでしょうか。


そう思うから僕はダイアログ、つまり対話することを続けています。ダイアログの場では勝とうとする人はいません。それぞれの基準を持って自分個人の想いを話していきます。それぞれの想いを聴きあいながら、自分の求めていることを探求したり理解したりするのです。

ダイアログに関しては、自由にダウンロードできる資料があるので、そちらをご覧ください。


ダイアログの教科書 一覧
ダイアログの教科書のすべてのテーマ
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↑ ダイアログの教科書 一覧はこちらから


でも、まだまだ僕の力不足で、ダイアログの必要性を人に伝えることが、まだあまりできていません。これまでやったきたことは自分なりの努力でしかなく、広がりをほとんど生み出せてないのです。まだそんな状況の今ですが、それでもいくつか続けてきたことがあります。


それのひとつがこの、WORLD PEACE BOOK CAFE です。


その WORLD PEACE BOOK CAFE は、2012 年 12 月 20 日に初めて開催して、次の開催でちょうど 100 回目を迎えます。もし、参加する人がいなくて僕一人だったとしても、100 回は 100 回としてカウントすることに決めました。いつもはカウントしないのですが。本をきっかけにして、ひとりでもダイアログしようと思います。


WORLD PEACE BOOK CAFE は、本をきっかけにしてダイアログする、2時間のダイアログの場です。それぞれが持ち寄った本から得たキーワードをもとに自由に話して、自分にとっての WORLD PEACE を言葉にし、それを次の場の人にメッセージとして渡す準備をしてから帰ってもらいます。

今まで参加してくれた人たちはこの場のことを、癒しの場、と表現してくれたり、刺激の場、と表現する人もいました。何を話してもいいこの場は、日常のどこか気を使った会話とは違っていて、話していくだけでそれぞれが持つ悩みを解決するヒントもたくさん見つけることができます。


内容に関しては、下記のリンク先にある WORLD PEACE BOOK CAFE のページをご覧ください。


WORLD PEACE BOOK CAFE
本からはじまるダイアログ
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↑ WORLD PEACE BOOK CAFE はこちらから


まずは、自分の中の争いをやめること、それが僕がダイアログを重ねる中でたどり着いた、WORLD PEACE への道です。


もしこのまま戦争が一切なくなっても、人はテロや犯罪を見て「 世界は平和ではない 」というのでしょう。戦争やテロなど、外側で起きていることがなくなることが平和なのではなく、自分の心の中にある争いがなくなること、それがその人にとっての平和なのだと思っています。

なので、自分の中を争いをなくせる場のひとつとして、WORLD PEACE BOOK CAFE を今日まで続けてきました。

そしてこの WORLD PEACE BOOK CAFE は、しあわせの再定義を行う場でもあります。世界にとっての、みんなにとってのしあわせではありません。ここで再定義できるのは、個人にとって、自分にとってのしあわせです。自分が何にしあわせを感じるのか、何を持ってしあわせだと思うのか、そのことを考えるための入口となる場でもあります。



いろいろと書いてとても長くなってしまいました。ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございます。でも最後にもう少しだけ書かせてください。


この WORLD PEACE BOOK CAFE にぜひ、参加してください。もしくは、この WORLD PEACE BOOK CAFE を必要としてそうな方に、このことを伝えてください。対話の時代となった今だからこと、このような機会がとても大切なのだと自分で思っています。

もちろん、他の対話の場でもいいです、僕のつくる場でなくても。とにかく、きちんと対話を重ねて自分の中の折り合いをつけていきましょう。どちらにしても、それを求められるタイミングがもうじきやってくるのですから。それを、自分から選んで行うのか、もしくは、ぎりぎりになって絶望を与えられたのちに強制的に行うのか。


楽しく、楽に自分を見つめられる機会を自分で選ぶこと、僕はそちらをお勧めします。自分に目を向けるって、とても面倒くさいことですし、なかなか気が向きません。それでも自分の人生ですし、少しでも自分の認めたくない部分に許可が出せたら、それはもう、とても心が楽になりますから。

だからぜひ、一緒に心を楽にしながらダイアログしましょう。まずは、自分の中の争いをやめること、そこから始まるのだと信じています。


WORLD PEACE BOOK CAFE
本からはじまるダイアログ
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↑ WORLD PEACE BOOK CAFE はこちらから




以上、COBAKEN からのお知らせ でした。




    




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