– COBAKENのひとりごと –
儲けることを始めよう、
今年の最初頃、そう思い始めました。
おかげさまで僕は今、稼ぐことはできています。
自分にとっての、稼ぐ、ということですけどね。
今こうして生きているのが、その証です。
これまで、自分は稼ぐことができない、という、自分で創り出した古い観念が、見事なくらい複雑に邪魔をしてくれていて、それによって自分で自分を押さえ込んで過ごしてきました。
自分で「 やっぱりそうなんだ。自分は稼ぐことができないんだ。」と落ち込む出来事を引き寄せ、そう思うことで世界の変化を受け容れず、自分自身を守ってきました。
自分を傷つけることで自分を守る、人とはほんと、不思議な生き物です。
稼ぐ、ということでこれまで、自分が勝手に苦しい思いをしてきた理由のひとつに、言葉の解釈の違いがあります。
稼ぐ=お金を得ること、そう解釈する人の方が今の日本には圧倒的に多いです。
幸か不幸か、僕は同じだけど別の意味で、稼ぐ、という言葉を解釈しています。
その、稼ぐ、という言葉の解釈の違いが、大きな違いを生み出してくれていて、自分は人に解ってもらえない、自分は人に必要とされない、という、別の古い観念の後押しも見事にしてくれていました。
数年前、旅先のバンコクを歩いている時に仲間から言われたことがあるのです。
「 私たちは稼ぐだけど、こばけんは儲ける人だよね。」
その時、その仲間がどんな真意で言ったのかはわからないけど、その後にそのまま、稼ぐ、と、儲ける、という言葉について話をしていると、儲ける、って言葉が好きではないことに気がついたのです。
儲ける、という漢字を分解すると、信者、という文字になります。
自分の信者をつくり、そして儲けていく、その印象が強くて。
相手を洗脳して儲ける、そんな印象です。
だから自分も、稼ぐ、の方がいい、って思ったことをはっきりと覚えています。
ちなみに、僕にとっては、稼ぐ=生きていくために必要な要素を得ること、です。
今の僕で言えば、食事だったり、宿泊先だったり、移動手段だったり。
それなので、今こうして生きているのが、稼ぐことはできているという何よりの証です。
よく、仕事をしていないのに旅を続けている人、と言われますが、僕も仕事していますよ。
それによって、生きていくという目的を果たす手段を得てきました。
それに、365日、毎日働いています。
その代わり、365日、毎日休みでもありますが。
だからお金は、生きていくために必要な要素を得るための手段のひとつ、だと僕は考えています。
そして、僕にとってお金は、必要なものを得るための最後の手段として使うものになりました。
最初は、人と人との関係性の中でそれぞれが生きていくために必要なものを巡らせ合うこと。
互いが望むカタチのエネルギーを巡らせ合って、またそれを活かして巡らせ合って。
それが行いにくい時に、オールマイティーの手段であるお金を活用します。
今、僕の目の前にある世界の未来にとってはその方が良いと思っています。
それなので、生きていくために必要なものが得れるのであれば、必ずしもお金という手段を経由する必要はない、というのが今の僕の考えです。
これまでの旅する暮らしの中で4年間かけて実験してきた、お金を使わずに旅ができるのかどうか、という試みはまさに、僕にとっての、稼ぐこと、そのものでした。
生きていくために必要な要素を得ることを、お金だけに依存せず、僕ら人間が本来持ち合わせている関係性を活かしながら継続できるのかどうか、そんな体験をした4年間でした。
それによって、今までにないほど、お金や経済のことを理解できたし、お金に対する誤解が解けて、お金と仲直りすることもできました。
これまで心の奥底の無意識の部分で、人やお金のせいにしてきた課題にきちんと目を向け、今はその課題に目を向けられている自分がいます。
それは、お金が存在してくれたからであって、今は心からその存在に感謝しています。
旅先で食べ物に変わってくれたり、気づきを与えてくれたり、安心感を与えてくれたり。
仲間のような、とても有り難い存在です。
まだまだ知らないことも多いけど、今の時点で僕が望んだ分だけはきちんと学ぶことができたと信じています。
そんなことに気づき、学ぶ体験を経てふと、信者という言葉を、自分自身を信じる者、と受け取っている、そんな自分が居るということに、気がつきました。
また、何らかの変化があったのでしょうね。
今年からは、自分を信頼する人、自分を信頼することを選んだ人、そんな人達から、成果に対する対価や、活動や研究に対する支援をきちんと受け取り、それをお互いが満足できること、そして社会に貢献できることに巡らせていく、ということをやっていきます。
それが今の僕にとっての、儲ける、ということです。
COBAKEN LIFESTYLE LABO という個人の活動だけではなく、D-LABO や COSMOPOLITANS といった、別の個性を持った組織を仲間と運営しながら、それぞれの役割を活かしつつ、人の役に立って喜んでもらえることを重ねていきます。
とは言っても実は、浮世離れした毎日を過ごしてきた自分としては、浮世の世界に戻るのは、とても怖いことなのです。
昔の自分が戻ってくる気がして。
また人に迷惑をかけるのではないか、人を不幸にするのではないか、という、とても傲慢な自分の怖れが心を閉ざしてしまうのです。
でも、それでも、仲間たちと対話を重ねてきた結果として生まれた今を信頼して、一つずつ、仲間と一緒にカタチにしていくこと、それが今年からの動きです。
そのためにも、儲けることを始めていきます。
そこに、僕や、僕の周りにいる大切な存在たちとの幸せの定義を当てはめながら、幸せに儲けていきます。
いえ、もう実はもう、そのことを心に決めて、すでに幸せに儲けることを始めています。
それともう一つ、幸せな稼ぎ方、それを探求するための対話の場を設けることも決めました。
一人ひとりにとっての幸せな稼ぎ方、それに目を向けるための対話の場です。
それは、人の数だけ存在します。
それを個人個人で探求できる対話の場をつくることを決めました。
幸せに稼いで、毎日を幸せに生きていくこと。
そうやって、ありがとうの気持ちや幸せな想いをまた、社会の中で巡らせること。
それは、幸せに儲けることにも繋がっていきます。
そんな幸せな、プラスの循環が、この世界により広がることを信頼して。
そんな、幸せに稼ぐこと、幸せに儲けること、始めています。
よかったら一緒に、毎日により幸せを巡らせていきましょう。
おわり
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile