【 旅LOG 】感じる感覚。- 2016.08.15 –

Ver.1.0.1

– 旅LOG – 旅する暮らしの記録

宮島で朝を迎え、宮島で眠りについた１日。

2016/08/15(月)
二十四節気　立秋 ( りっしゅう )
七十二候　第三十八候　寒蟬鳴 ( ひぐらしなく )

竹原の家で迎えた朝。もっと、もっと眠りたい。６時前に目覚ましが鳴った時にそう思った。でも、約束の時間だから、と起き上がる。そして、昨夜の盆踊りの後片付けに向かった。朝から身体を動かすのは気持ちがいい。まだ暑くない時間帯に汗を流す。これで、今年の盆踊りの手伝いは終了。家に戻ったら、すぐにシャワーを浴びる。

汗を流してスッキリした気分になれた。ただ最近、お風呂でお腹を温めていない。そこが何となく気になっている。そして部屋に戻り、心地いい音を聴いた。どことなく濁った音に聴こえる。これはきっと、自分自身を表したもの。また何か、変化する前の兆しだと思う。

それから少し、布団に横になった。眠たいけど眠れない。でも、重力に負けたまま、起き上がることもできない。心の中の引っかかりはまだ、続いているみたい。けど、意を決して起き上がった。そして、早めの昼ごはんを食べる。母の作ってくれた優しい料理。お腹の中にエネルギーを取り込んだ。

そして、パソコン仕事を始めた。それでもやり続けたいことがあるから。ふと、自分に覆いかぶさる怖れが見えた。怖れがあると分かりさえすれば、半分目覚めたようなもの。荷物をバックパックに詰め込んで準備を進める。少し小さめの、次のバックパックが欲しい。それを手にできる自分であると信じて。先で待ってくれている未来に感謝した。

かぐや姫号に乗り込み、広島市内に向かった。北方三国志を取り出し、読み続ける。平穏に暮らす、ということ。誰もが願う、ひとつの矢印なのだと思う。八丁堀に辿り着き、バスを降りて人の多い本通りを歩いた。盆休みも終わりにさしかかった頃。人を避けながら歩いていく。目の前の人の数だけ、暮らしが存在している。

時間までは、シーボで過ごすことに決めた。ひとつだけ空いた席に腰掛ける。タイミングよく、懐かしい顔を見ることもできて嬉しい。変わっていくけど変わらない、この世界。そして、ふっきーに迎えに来てもらった。これから一緒に宮島へ。昨日見送ったのが、遠い昔のように感じる。それだけ、濃い時間を過ごした証だと思う。

宮島口からフェリーに揺られて宮島港へ。夕方でも、人がたくさんフェリーに乗った。フェリーから眺める、宮島の大鳥居。ちょうど潮が満ちていて、とても美しかった。そして、鹿庭荘に到着。ここに来るのも久しぶりに感じる。時間を感じる感覚が、以前とは違うものになったのかも。何が変わったのかは、よくわからないけど。

お酒を買うために町屋通りを歩いた。結局選ぶのは、地元竹原のお酒。そのまま大願寺の方まで歩いた。弁財天に到着のご挨拶。宿に戻ってきたら、ビールでぷはーっとひと息。ふっきーと工藤ちゃんと３人でまったりと。来る度にいい宿だなと思う、この鹿庭荘。素敵な空間を提供してもらえてありがたい。

たっつんと４人での晩ごはん。今夜は、特製ハヤシライスだった。ビールやお酒を飲みながら話しをする。いつもとはまた違う、話の広がりがあった。そしてまた、あっという間に時間が流れていく。これもきっと、後には濃い時間に感じるはず。合間に、ほんの少しだけれど心地いい音を聴いた。寂しそうな、切ない音が響いてくる。

もう少し、４人での時間を過ごした。とても忙しそうな夏の時期にありがたい。きっと、ふっきーも宮島を好きになるはず。場所も大事だけれど、人なのだと思う。宴を切り上げて、眠る前にシャワーを浴びてスッキリと。今日は早めに、たくさん眠りたい。朝、竹原にいたことが嘘のような気がする。もしかしたら、本当にそうなのかもしれない。

FIND THE WORLD ７th season
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Chapter.YU-20
広島県廿日市市 – HATSUKAICHI / HIROSHIMA / JAPAN –
2016/08/15 ~ 2016/08/17
Next destination
広島県広島市 – HIROSHIMA / HIRSHIMA / JAPAN –
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まずは ” あるもの ” に目を向けること
そして ” 世界を自分ごと ” に
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こばけんが旅する暮らしの中で体験している、
スキナトキニスキナコトヲスキナトコロデ、
という生き方。