旅LOG【僕が一番欲しかったもの。】 – 2015.01.30

– 旅LOG –
３分で読める、旅人の日常
東・東南アジアを旅しながら生活する小林豊の旅先での日常をお届けします。人に出逢うことや街を歩くこと、生活を感じることなどのそんな日常から、自然とあなたは必要な気づきを手にすることに。

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FIND THE WORLD 4th season
Chapter.YU-09
福島県福島市 – FUKUSHIMA / FUKUSHIMA / JAPAN –
2015/01/30〜2015/01/31

関東も道路が白く染まる中、今シーズン唯一の雪に出逢うことができました。去年は雪の時期に北海道から東北を南下していったので、真っ白な景色が少し恋しくて。

大宮から乗った新幹線の窓には雪景色がずっと続いて、福島市内もしっかりと雪が積もっていました。真っ白な景色を眺めながら僕は喜びが隠せない、そんな状態だったかな。

この日は縁あって福島県福島市にある岳陽中学校へ。道徳の時間のゲストティーチャーとしてお招きいただきました。お邪魔したのは道徳の時間で、僕は旅の話をね。

昼休みの時間から教室に入ったので少し生徒と話す時間があって、いきなりの生徒の相談に正直驚いたけど、でもこんなにしっかり考えてるんだなって感心しながら。

僕が中３の頃は、こんな哲学的なこと考えてなかったなぁ。彼がこれから葛藤を経てどんな人生を歩むのか、とても楽しみ。

授業がはじまると一同起立の号令のあとに「注目」って号令もあって、その瞬間のみんなの視線に若干驚いたけど、頭の中では学生時代を思い出しながら授業がスタート。

男子の割合が多いようで、少し無邪気な感じの雰囲気を感じながら、個性豊かなみんなの表情を見てると楽しくなってきて。

それに、長男海翔 ( かいと ) は中２だけど、でもこんな感じで授業してるんだろうなって思いました。

最初にみんなの訊きたいことを書き出してもらって、それを発表してもらうところから。ひとりが発表すると、あとはどんどん手が挙がって想像以上にたくさんの質問をもらいました。

時間内に答えれるかなって心配になるくらい。

残りの時間は、その子ども達の質問に答えながら旅の話をさせてもらって。

自分の中で理解しきれいていないものは、やはり抽象度の高い表現だったから、それは今後理解していく必要のあるものとして、１時間とか２時間なら問題なく話ができそう。

今後、スピーカーとしての活動もするって決めたところだから、今回の件はとてもありがたい機会です。

なぜか校長先生もずっと教室で話を聴かれていて、これまたとてもありがたいですね。

何者なのかわからないからその確認もあったんだろうけど、最後まで話を聴き続けてくださったのがとてもありがたいです。

最後にみんなで記念撮影をして。その写真はここには載せれないけど、とっても大切な１枚になりました。

こうして子ども達の笑顔に直接ふれながら交流できること、子ども達の成長を見守りながら過ごすこと、それが僕のやりたいこと。だからこんな場が一番欲しいのです。

でも今は、まわりに子供に熱意を持って接している仲間がたくさんいるから、だから今のうちにできること、大人が自然と本音にふれられる場をアジアにつくりたい。

次の世代が世界の中心になる頃までに、そんな環境が当たり前のようにしておきたいから、だから今は旅をしながら自分を知り、その中で人の役に立てることを模索し続けていきます。

おしまい

旅先での発見や気づきのメモ

・２時間くらいなら話し続けられる。

・人の可能性にふれるのが好きだ。

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