14DAYS×春夏秋冬。| いま、ここにあるもの #132

Ver.1.0.1

– いま、ここにあるもの。ここにある想い。-

今は新しく、「 14DAYS×春夏秋冬」という旅に取り組んでいます。もう１歩、まちの暮らしに踏み込もうと始めたことで、一つのまちでの１４日間以上の滞在を、春夏秋冬と体験してみようと思いまして。

2021/10/18　BEPPU / OITA / JAPAN　Photo by COBAKEN

ありがたいことに、昨年末からまた移動が増えました。自分にお手伝いできることがいくつか生まれた上に、旅の応援を受け取れることも続いて。そして盛岡の家に戻り、中々癒えない旅先での疲れを癒そうと２ヶ月ほど過ごしていた時、自分はこの先どうしたいのか、とモヤモヤと考えていた中で出た、今の自分がやりたい事の一つです。

その先に何が生まれるのか、正直わかりません。もしかしたら、小さな写真集を作ることになるかもしれないし、本を書くのかもしれませんし、小さな個展を開催する可能性もあります。自分の小さな頭で考えるとそんな選択肢になってしまうのですが、もしかしたら想像もつかないようなことができるのかもしれないし、何もカタチにはならないのかもしれません。

１４日間の滞在の中で、まずは１週間過ごして自分の躰の水がそのまちの水に変わってからが、本当の始まりだと勝手に思っているところがあります。食べ物や飲み物を通じて得られる、僕らの躰の大半を占める水が、その地域のものに変わることで、もしかしたら受け取るものも変わっていくのかもしれません。何となくですが、そう思うのです。

それと、料理や掃除や買い物をしたり、その地域でゴミを出したり。そんな何でもない日々を重ねていると、ご縁も広がってきて。外を歩いていてバッタリ友人に出逢ったりするようになる頃にはまた、違うものが目につくようになっていたり。そんな、実際にそのまちで過ごしてみないとわからないことを体験するのが、この旅でやりたいことです。

それを行うのが、応援したい人たちが住んでいるまちであれば尚のこと嬉しくて。それもあってまず最初は、何だかんだでご縁のある、愛媛県松山市の三津と大分県別府市で実行しているところです。すでに、夏と秋の滞在を終えたところで、この辺りで少し、自分がこの旅でやりたいことを言葉にしてみようと思いまして。

長い時間滞在していると、人と人との関わりが見えてきます。僕は引きこもる気質も持っているので、その場所に慣れてくると生活圏内は驚くほどに狭くなり、同じ人との関わりの頻度が増すのもあって。そうやっていつも誰かと話をしながら、そのまちでの旅するような暮らしは続いていきます。長らく旅を続けてきたおかげで僕にも、同じ場所にいても旅ができるようになりました。

今のところ、三津や別府の後に滞在先の候補は、北海道函館市、岩手県遠野市、長野県長野市、富山県のどこか、奈良県のどこか、広島県尾道市、福岡県柳川市です。他にも候補は生まれるだろうし、離島への滞在もしてみたいです。ただ、今のところはいつも通り、ご縁のある人を訪ねるというカタチは継続していこうと思っています。

こうやって言葉にしてみても、この旅が何を生むのか、今の僕にはわかりません。それなので、ただ愉しむことだと思うのです。自分がその時居る場所で、今という瞬間を愉しむこと。人と関わり続けるから必ず、喜怒哀楽は生まれるわけで、そのすべてを味わいながら、心に従って毎日を過ごすことなのだと思います。

相変わらず、何を生み出すのかわからない旅を続けていますが、よかったら、そんな僕の旅を応援してください。

おわり

” この「いま、ここにあるもの」では、小林豊の独り言をつらつらと書き記しています。この投稿をする１番の理由は自分自身が思い出す為なのですが、それが巡り巡ってたまたま、この独り言を必要としていた人の元に届くのも嬉しいです。そんな小さな奇跡も信頼しつつ、自分の内側にある想いを言葉にしています。”

　　　　

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