旅LOG【停まっていたもの。】 – 2015.02.17

FIND THE WORLD 4th season
Chapter.YU-14
広島県竹原市 – TAKEHARA / HIROSHIMA / JAPAN –
2015/02/15〜2015/02/19

– 旅LOG – ３分で読める、旅人の日常
東・東南アジアを旅しながら生活する小林豊の旅先での日常をお届けします。人に出逢うことや街を歩くこと、生活を感じることなどのそんな日常から、自然とあなたは必要な気づきを手にすることに。

このブログの読み方-準備-

この日は地元の先輩方に便乗させてもらって岡山の最上稲荷へお参りに行きました。

まずは竹原を出て三原を通って尾道へ。

今、僕は車がないのでこの辺の道路を通る機会がななくて。変わってないところと変わってるところと、全ての景色が懐かしくて新しくて。外を眺めているだけで、色んな想いが僕の中を巡っていきます。

尾道からは山陽道で総社まで。途中、福山のサービスエリアで運転を交代して、久しぶりの運転。若干緊張したけど、高速で慣らせてよかったな。

最上稲荷にお参りするのは、たしか10 年ぶりくらい。

子供の頃から毎年正月にお参りしていた場所だけど、10年前くらいからお参りしなくなって。考えてみると、うちの家族が自分に向き合うことができなくなったのはその頃だったのかも。

子供の頃から当たり前のようにお参りに来ていた場所。ご縁あってお礼参りに来ることができてうれしいな。

車で大きな鳥居をくぐって、今日は下の駐車場に車を止めて参道を歩いて本殿へ。

お正月に来ると、お店の並ぶ参道をところせましと大勢の人が歩いている印象が残っているけど、２月の平日ということもあって人はまばら。とにかく両脇の店に並んでいるおもちゃが欲しくて仕方なかったこと、そんなことを思い出しました。

今となっては「こんなところで買わなくていいじゃん。」というセリフも納得できるが、当時の自分にとっては理解できないセリフ。こうして人は年数をかけながら人の想いを理解していくわけですね。

ご祈祷に付き添って本殿に上がらせてもらい、今回初めて最上稲荷がお寺だったってことを知りました。10 年前の自分にはそんな区別もつかなくて。これも色んな神社やお寺に連れて行ってくれる仲間たちのおかげかな。

本殿は相変わらず大きな建物で、目の前にあるロウソク台でロウソクに火を灯し線香に火をつけ、香炉に入れてから本殿の前で手を合わせて。

きっとここに置き忘れていたものがあって、家の家族は誰も取りに来れなくて。毎年毎年教えてもらっていた気づきを受けとりきれなくて、あれから長い月日を経てやっとお礼を述べに来ることができたみたい。

だから、またこれから動き始めることになるはず。

小林家が抱えてきた葛藤、見ないフリをしても手放したことにはならなくて、色んなことを経てやっとその葛藤に目を向けることができはじめたんだと思います。葛藤の存在を認めることができれば、あとは解消に向かっていくだけだし。

あらためて最上稲荷のあるこの山のエネルギーを何んとなく感じながら、のんびりと手を合わせてまわりました。

参道にあるここのまんじゅうが大好きで、お参りに来ると毎回買ってました。僕はこしあんが好きで、そのこしあんが入った焼きたてのご縁まんじゅうを帰り道に食べて。

今回は買わずに帰ったけど、今度両親や子ども達を連れて一緒にお参りに来た時には、買って帰り道で食べたいと思います。

このあとは、カニを買いに境港まで行き、そのまま松江に抜け、広島市内を経由して竹原に帰りましたとさ。

おしまい

旅先での発見や気づきのメモ

・最上稲荷は最上稲荷山妙教寺というお寺。
・やっとお礼参りができる状況が整った。

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30代からの素直な人生の歩み方

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