– 旅LOG – 旅する暮らしの記録
2016/10/07(金)
二十四節気 秋分 ( しゅうぶん )
七十二候 第四十八候 水始涸 ( みず はじめて かる )
仙台に向かうバスの中で目覚めた朝。3列シートの真ん中の席から、カーテンの隙間の隙間を眺めた。まだ外は暗いまま。終点で降りる人は、自分を含めて二人だけだった。
まずは滞在場所を求めて歩く。何となく駅とは反対方向に向かって歩いていく。東京と違って肌寒くて、白シャツだとまだ足りないくらいの気温。だんだんと冬が近づいている。
コンビニのイートインで、珈琲を飲みながらひと息。本屋さんも併設された大きなコンビニ。充電をしながらバスで浮かんだことを書き出してみた。紙がどんどん埋まっていく。
少し明るくなったくらいにまた、駅の方に向かって歩いた。朝ごはんを食べたいかどうか、お腹に相談しながら歩いた結果、今は必要ないみたい。朝定食はまたの機会にする。
バス乗り場の近くでベンチに腰掛けパソコンを開いた。歩きながら撮った写真を取り込み、朝の投稿をする。一緒に心地いい音も聴いた。もう少しでリアルに耳にできる音。
コンビニでおにぎりを買って、バスに乗り込んだ。割と後ろの方に座り、朝の便の賑わいを感じた。こうして人は目的地に向かって移動していく。それぞれが想いを抱いて。
仙台までの夜行バスでもしっかり眠った。それでも大船渡までのバスの大半を眠っていた。途中の記憶がほとんどない。この歳になると、たくさん眠れることもありがたい。
盛駅に到着し、バスを降りる。バックパックを背負って家路に就いた。何気に見慣れてきたこの大船渡の町。2拠点生活は始まったばかりで、まだまだ手探りのことが多い。
大船渡の家に戻るとすぐ、シャワーを浴びた。たくさん汗をかいた訳ではないけど、スッキリして気持ちいい。洗うことで何か、一緒に流すことができるのかもしれない。
カメラと本を手に持ち、歩いて相方の職場に向かった。少し坂を下った後に、今度は長めの坂を登る。また散歩向きな季節になってきた。それが何より嬉しいし、心地もいい。
本を読みながら相方を待った。昼休みになり手が空いた相方が階段を上がってくる。初めて見る職場での姿。見たことのない世界を見るのは面白い。自分の世界が広がっていく。
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鍵を受け取り、車で銀行に向かった。相方に頼まれたお使いを済まし、スーパーで買い物を。お店の中を歩き眺めながら、今必要なものだけを手に取ってお店を出て家に戻った。
作り置きのおかずを少しつまみ、解凍した白ご飯を食べた。そのまま味噌ラーメンを作って一気に食べる。ここでひと息ついた。適度な満腹感で身体が緩んでいくのがわかる。
食後のひと休みを終えて、今日は早めに晩ごはんの準備を始めることにした。米を研いで水を切り、こんにゃくを茹で始めた。鶏肉を一口大にして下味をつけ、ネギなども切る。
こんにゃくの味噌煮と鶏肉と長ネギのあんかけ、ピーマンのきんぴらを作った。味噌汁の下ごしらえをしたら、早めに切り上げて座り込む。少し本でも読みながら過ごそうかと。
連絡があり、相方を職場に迎えに行った。すっかり暗くなった道を車のライトが照らしていく。職場で相方を乗せた。そのまま特に寄り道もせず、とにかくまっすぐ家に戻る。
味噌汁を仕上げて晩ごはんの準備を終える。料理を机に運び、久しぶりに二人で食べる晩ごはん。机に並んだ料理をゆっくりと味わいながら、この時間も一緒に味わってみた。
食後にひと息ついたところで、買い物に出かけた。お店の中をゆっくりと歩きながら食材を眺める。食材を見ながら二人で妄想するのがとても楽しい。食べるを大切に生きたい。
お風呂にお湯を張り、ゆっくりとお湯に浸かった。温かくて気持ちいい季節になり、これからますます、湯船から出るのが億劫になる。しかし、湯船の文化がとてもありがたい。
風呂上がりに少し、ゆっくりと過ごしていた。秋の夜長というよりはもう、少し肌寒い気候に。それでも冷たいビールが美味しく感じる。でも、熱燗が恋しい自分もいるみたい。
小林豊が旅する暮らしの中で体験した、スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、という生き方。そんなしあわせで心豊かな日々を過ごすの毎日の記録、それが旅LOG 。
子供たちがしあわせな毎日を過ごすためのきっかけのひとつになることを願って。
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1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile