FIND THE WORLD 5th season
Chapter.YU-20
宮城県仙台市 – SENDAI/MIYAGI/JAPAN –
2015/09/10〜2015/09/12
– 旅LOG – 3分で読める、旅人の日常
日本とアジアを旅しながら生活する 小林 豊 の旅先での日常をお届けします。旅先での人や街との出逢い、そしてその町の生活を感じ、そんな旅人の日常の記録です。
– 自分を知る旅、それはダイアログのある日常 –
ふと目が開いて、携帯で時間を確認しようとボタンを押すと、宮城県の大雨特別警報を知らせる案内が夜中の3時頃に届いていました。幸い、僕がいた苦竹駅に近いエリアはもう、雨も弱くなっていてその警報に対しても実感がわかなくて。
初めて来たこの 梅鉢 という名のゲストハウスには、大雨ということもあってか、行き場の何人たちで溢れていて、通常より多くの宿泊客がいたようです。
そんな日の僕の寝床は、ドミトリーの収納に足を突っ込むカタチで布団がひかれていて、でもきちんと衝立を用意してくれていたから、それに隠されるように眠っていました。
もう1度目を覚ますと、1階の共有スペースから聞こえてくる声が入ってきて、その声を聴きながらまた僕は眠りにつきました。
ようやく起きる決意をして、「 今日はいびきをかいていたのかな。」なんて、自分では答えのわからないことを自問自答し、けどすぐに手放して顔を洗いにすたすたと1階へ。
共有スペースのソファには、定員通りの5名が座っていて、すぐそばにある縁側と呼ばれる小上がりの床にももうひとり、みんなでテレビを眺めながら朝ごはんを食べてました。
そのテレビに映っていたのは、今僕もいる宮城の映像。このあと仙台市の北側にある大崎市でも堤防が決壊したようで、ここ数年目の当たりにしてきた自然の力をまた感じた、仙台での朝でした。
朝の時間が過ぎていく中で、ひとり、またひとりとゲストハウスを旅立って、それぞれの目的地や、進みたい方角に向けて移動していきました。
そんな中で僕はソファに座り込んで、パソコンをカチャカチャしながら文章を書いてみたり、やんまー と少し話をしてみたり。
やんまーは広島の友人で、昨日の夜、このゲストハウスでばったり再会しました。
昨日の夜、ゲストハウスにチェックインした時に、
「 広島の方なんですね。 」
「 はい、広島です。」
「 外のあのテントの方も広島なんですよ。」
「 えっ、もしかして自転車で旅してる人ですか?」
「 はいそうです。」
「 ひげもじゃですか?」
「 はい。」
「 男前ですか?」
「 そうですね。」
「 やんまー…山口さんって言われますか?」
「 そうです、山口さんです。」
と、ゲストハウスのスタッフさんとのやりとりを経て、ヨガ帰りのやんまーとばったり再会しました。
やんまーは今年から自転車で日本を旅していて、群馬でお店のお手伝いをしていたところまでは知っていたのですが、そこから先の動向はわかってなくて。
まぁ、旅での出逢いって、そんなもんですね。
そんな再会を果たした やんまー と今日は昼ごはんを食べることに。僕の次の宿に向けて3駅ほど歩きながら、なんとなくで食べる場所を決めようとゲストハウスを出発しました。昨日の大雨の影響もあって、動いていない公共交通機関も多かったので。
そんな想いで歩きはじめ、割りかし早いタイミングで見つかったのがこのお店。
このインパクトにやられました。
この まつや食堂 の激しい外観に、僕らは引かれるように店の中に入っていきました。
店はカウンターで、大将とおかみさんのふたりがカウンターの中に居て。席はベンチ状で、小さな畳が敷いてありました。
どじょうが酢醤油の中で泳いでいます。
入ってらーめんを注文する前に目に入った「 どじょう 生 」という文字。せっかくなので食べてみることにしたのですが、彼らはこのコップの中で元気に泳いでいて、それをいただいた訳なのです。
しらうおの踊りのような飲み込む感じではなくて、咀嚼しないと喉を通らず、まさに生命をいただいている、そんな感覚で食しました。癖がなくて酢醤油の味で美味しく。生きていくための精気をいただいた、という感じですかね。
それと、野菜がたくさんのみそにんにくな地獄らーめんをいただきました。マグロでとった出汁で、ほどよく辛くて、野菜も麺もお腹いっぱいいただきました。
おばあちゃんと電話でやさしく話す やんまー 。
そこからはまた、仙台駅の方に向かってしばらく歩きました。方角だけを頼りに、このあたりの人が生活するために使っているであろう道をひげもじゃのやんまーとバックパックを背負った僕とが歩きました。
こういうスピードで街を眺めながら歩いて、それに仲間とダイアログしながら進むのってやはりいいですね。あっという間に感じるし、旅をしなければ得難い記憶が自分の中に刻まれるし。
この日の宿にたどり着き、チェックインだけを済ませて一旦荷物を置いたら、今度はカフェを探して街を歩いてみました。
バックパックを置いて身軽になったから、若干気持ちも軽くなったような、そんな状態だったので、たどり着いたお店で当初予定していた珈琲ではなく、冷たく冷えたビールをぐびっといただきました。
眠たさをかき消すような、そんな力強いやんまーの目力です。
座ってホッとして、そしてビールを飲むと眠たくなってきたのですが、せっかくだからテキーラを少々と、昼間から宴会モードです。
このお店には昼の部と夜の部があるみたいで、僕らがお邪魔した昼の部ではとってもいい感じの雰囲気と時間が流れてました。そのおかげとビールとテキーラの力もあって、午後の眠気が見事に到来です。
テキーラがたくさんあるお店でした。
ほどほどにまったりしたところで僕らはお店を出て、一旦解散となりました。いちおう、夜の DIALOG LIVE の準備をしなきゃいけませぬ。
今度はここ BAR FLY の夜の顔も見に来てみよう。
ホテルに戻りながら電話でダイアログして、そして荷物などを準備して会場近くでびんちゃんと合流する、という流れでした。荷物を持って合流場所に向かった時も電話でダイアログしながら歩くという、どうやら僕の暮らしにはダイアログが溢れているみたいです。
自分の感情や思考に触れること、それに問いに対しての答えなど、何か特別なことをしている訳ではないのに気づきの多い今の毎日は、確実にダイアログのおかげなんですよね。
旅をすることで自然と自分を見つめる機会を得て、人と出逢うことでまた気づきをいただける毎日で、そりゃ楽しいこといっぱいですよ、この生活。もちろん大変なこともたくさんあるけど、それにもちゃんと目を向けられるから、だからきちんとチャラになるんです。
それがあったから今がある、って。
夜は5名の参加者とびんちゃん と僕の7名でのDIALOG LIVE 。
こんな光景は DIALOG LIVE が始まって以来初めてのこと。
新たなヒーローとして登場したびんちゃんとのライブでのダイアログを中心にあっという間の2時間を過ごしました。
今回で 15 回目です、この DIALOG LIVE 。実際にダイアログに触れてもらうこと、それが何よりの目的なのですが、一緒にダイアログする仲間の人となりに触れてもらうこと、それも目的のひとつに思っています。
どんなに普段接している人でも、違う人と接している姿からまた違う一面を見ることができます。それはこの DIALOG LIVE でも同じことで、僕とダイアログしている姿からまた違う一面が伝わって、より深い関係性が生まれるといいな、なんて思っています。
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DIALOG LIVE をオススメする理由。
とっても素直なびんちゃんとつくった今回の場は、その場のみなさんの素直さが共鳴し合ってか、他とは違った良さが生まれた場だったと思います。ライブならではの良さが出て、これだからやめられない、そんな気分にまたさせてもらいました。
そのあとはお馴染みのたら福 でゆったりまったり、楽しく晩ごはんをいただきました。
おしまい
旅先での発見や気づきのメモ
・まさに生命をいただいている、そんな感覚で食しました。
・大変なこともたくさんあるけど、それにもちゃんと目を向けられるから、だからきちんとチャラになる。
このブログの読み方-ふり返り-?
– 僕らの暮らしにダイアログを –
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最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile