けいちゃん、またね。



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今回、広島に戻ったのは、天に召されたけいちゃんに出逢うため、であり、見送るため。大阪から夜行バスに揺られて、広島駅の北口である新幹線口に着いた時には雨が降っていました。


雨



11/16(月) の夜に仲間のライブに行って、終わったあとに演者さんたちと話をしていたら突然、けいちゃんが天に召されたことを告げるメッセージが届いて。あの日のライブ自体が僕にとって、大切な人がこの世を去ることに対して折り合いをつけること、そしてきちんと今を生きること、そんな想いを唄にのせて聴かせてもらっていたような、そんな感覚があったのです。

だからもしかしたら、あのライブのあとだったから、僕はすんなりと、けいちゃんがこの世を去った、という知らせをすんなり受け容れることができたのかもしれない、ふり返るとそんな風に思います。


翌日、11/17(火) の夜に兵庫県西宮市で WORLD PEACE BOOK CAFE を開催したあと、23 時大阪発の夜行バスで広島に向かいました。そのバス代も 21:30 頃に交換してもらえて、晩ごはんに、と受けとったたこ焼きを持って、大阪駅に向かいました。そしてバスの中で眠りながら広島へ。

実はこのあと、岐阜県多治見市に向かう予定があったのですが、その予定が変わったことで広島に戻ることができた、僕はそう思っています。ひとつ予定が入ったので、特に他の予定をつくらずに過ごしていたから、だからその予定がなくなったことですんなりと、広島に戻る、という決断をすることができました。




朝の早い時間、まだ通勤や通学のピークを迎える、少し静かな広島駅のカフェで、僕はただ無心にパソコンで文章を書いていました。でも思いの外文章が浮かんでこなくて、だから書きたい文章は1度脇に置いて、写真の整理や投稿などをして過ごしていました。

そして駅の近くでシャワーを浴びさせてもらって、告別式の前に広島のファシリテーション仲間と合流して、珈琲を飲みながら少し、今回のことや最近のことなどを話しながら、告別式に向かう前の時間を、静かに心を整えながら過ごしていました。


ベンチと樹と空


けいちゃんと最後に出逢ったのは、8月に開催した DIALOG LIVE 。自由×旅、というテーマで一緒にダイアログをさせてもらいました。イベントが終わって数人でお茶をして、そして近くのホテルのロビーに座り込んで、ふたりでふり返りをして。

その当時、僕は Facebook から離れていたので読んでなかったのですが、今回のことを僕に伝えるために連絡してきてくれた仲間のひとりが、Facebook に投稿されていたこの文章のことを教えてくれたのです。それをそのまま貼付けさせてもらいますね、けいちゃん。


画像の説明

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2015/07/04

昨秋マウイ島に行ったとき、さまざまな偶然が重なって、地元の「シャーマン」が私たちのために儀式(?)をしてくれることになりました。清流につかって禊を受け、石の積まれた自然の中であれやこれや。俗世で普通に生きている私の人生の中では、かなり特別な体験でした。最後にシャーマンさんが私たち一人一人にことばをくださる場面がありました。残念なことに何を言ってもらったのかよく覚えていないのですが、強烈に記憶に残っているのが、最後の一言 You are free.

今まで、私は自由だとなんとなく思い込んでいたけれど、ひよっとして違うのかな。。。。すごく引っかかりのあることはでした。


時は変わって先日。何年もの間断続的に「行方知らず」だったKくんから「広島に帰ってきてるから」と連絡をもらい、ランチに誘いました。
まっくろくろに日に焼けて骨太な感じは相変わらず。彼は、ここ数年間、アジアや日本各地を回り、そこでできた縁を頼りながら投げ銭形式で「ダイアログ(対話)」のワークショップを開いて生活してきたらしいです。

「へえ~!そんなんで生きられるんだ~自由人だねえ♪」

話を聞いてみると、無計画なわけでは全然ないし、世間の枠組みにいないだけ、よくよく自分で考え、責任を持たないといけない場面もたくさんあるし(ま、自由ってそんなものだとは思うけれど)。しかも、そんなKくんが自由人かというと彼的にはそうでもないらしい。しかもしかも、私が彼に対して思う「自由」と自分について使う「自由」とは、自由の意味合いが違っているような気もして、私はますます霧の中。

ところで、「対話」は私にとっても旬の関心事。興味を持ってあれこれ尋ねているうちに、「じゃ、広島で一緒にダイアログ(対話)やってみない?」ってことになりました。

テーマは私から出した「自由」にKくんが「旅」をくっつけて、「自由×旅」です。

8月8日(土)15時~17時。会場は、広島市中区小町yo-hakuです。聞くだけでもOK、対話に加わるのも自由みたいです。
興味のある方、声をかけてください。

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2015/08/08

【ダイアログ ライブ「テーマ:自由×旅」】が終わりました。

今、私の周りには、いろんな次元のたくさんの「自由とは」が浮遊している感じでもあり、(誰かも感想として言っていましたが)実はバラバラのそれらを通して、その向こうにあるひとつの大切なことを語り合っていたようでもあり、もやもやっとした満足感(←へんな表現ですが)があります。

みんなと別れてバス停まで歩く道すがら、Kくんがさりげなくつぶやいた「『当たり前」が消えると『有難い』に変わるんですよね」。彼の旅の体験に裏打ちされたことばだと感じ、最後にまたひとつ「お持ち帰り」をもらった感じです。

参加してくれた人はみんな、私にこのイベントの内容説明を求めることもなく、参加を決めてくれた人ばかり。「今日何するの?」と、会場で何人かにきかれて、気づきました。・・・これって「当たり前」ではなく「有難い」。じみじみ思い返しています。私、みんなにちゃんと言ったかな~「ありがとう!」って。

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けいちゃんは僕に、存在承認、ということを体感させてくれた仲間のひとりでした。当時、自分のやっていることを認めてほしくてたまらなかった僕は、いろんなことを受け入れてくれるけいちゃんたちと過ごす機会がどんどん増えていきました。

かといって依存するわけではなく、自分という存在に目を向けることができはじめてきた、そんなきっかけを与えてくれた人のひとりです。そして、自分の枠の外のことに対して心から興味を持てる、きちんと相手の目指す先を理解して尊重できる、そんな尊敬するコーチでもありました。

別れは寂しいくて哀しいけど、ということは楽しくてうれしいことも存在している、物事にすべて陰陽があるのであれば、今回のこの哀しい出来事にも嬉しいという視点があるのではないか、人の死に対してそんな風に思ったのは初めてですが、それによって天寿をまっとうすること、この世に生まれた役割を果たすこと、そんなことたちに対する喜びがあるのではないかな、と考えることができたのです。




少し話をしたカフェを出てから、雨の中を歩いて白島にあるお寺に向かいました。そしてたくさんの人と一緒に、天に召されたけいちゃんを見送った後は、数人の仲間と一緒にランチを食べて帰りました。




空


僕は今回のことで、けいちゃんから2つのことを受けとりました。


ひとつめは、「 人はいつ、この世を去るのかわからないんだよ。こばけんはどう生きるの?」という、とても大切な問い。ちょうど大阪でもこんな話が出たところだったので、自分がやりたいこと、カタチにしていきたいことに向けて、優しく背中を押してもらった、そんな感覚がして。

ちょうど直前に開催したダイアログの場のつくり方で話に出たのです。次の日の朝、起きれるかどうかなんてわからない、と。それに、WOLRD PEACE BOOK CAFE で、今回のけいちゃんの話を出したあと、その後に引いたカードからも、そんなメッセージが現れました。

今日が最後の日だと思って、今この瞬間を生きること、自分が生きてようが生きていまいが、明日も続くと信じて種を蒔くこと、このふたつのことの大切さを、より実感させてもらいました。


ふたつめは、広島のファシリテーション仲間に再会する機会です。全員に再会できたわけではないのですが、ここ数年、自分が旅する生活をしてから、広島に戻ってもなかなか、出逢うタイミングが合わなかった仲間たちと再会させてもらえました。

一緒にファシリテーションを学び、一緒に場をつくり続けてきた仲間が元気に過ごしている姿、それを自分の目で見ることができるなんて、とても幸せに思います。ここ数年、タイミングが合わなくて定例会にも参加できてないけど、僕にとっていつまでも、ファシリテーションを学び合った大切な場所として残っているし、今でもファシリテーションを学ぶための最適な場だと思っています。




けいちゃんを見送ったあと数日、僕はそのまま広島市内で過ごしました。これまで自分が手にしたことたち、それを改めて整理する時間になったと思います。自分を整えてフラットで穏やかな状態を保ち、物事の対極にきちんと目を向けられる、そんな自分をいつまでも継続しながら、これからもカタチにしたいことをカタチにするために旅を続けていきます。

そう、やりたいことは明確なんです。あとはどんどんカタチにしていくだけ。だから僕の役割が果たせるまで、カタチになるのか、志半ばで倒れるのか、はたまた他の何かが見つかるのか、それは今の僕にはわかりませんが、そんな想いを胸に、今を生きる、ということを続けていきたいと思います。



けいちゃん、またね。

どうもありがとう。

次に出逢える時を楽しみにしておきます。










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