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– 旅LOG – 旅する生活の記録
2016/07/19(火)
二十四節気 小暑 ( しょうしょ )
七十二候 第三十三候 鷹乃学習 ( たか すなわち わざを なす )
大船渡の家で迎えた朝。
２時間半くらいは眠れたのだろうか。
そんな、自分と向き合った次の日の朝。
相方も一緒に、ゆっくりと目覚める。
そのまま静かに、流し台の方に向かった。
とっていた出汁を温めて具を入れる。
味噌を溶いてみそ汁の出来上がり。
スープジャーに入れたら自分の役割は終了。
ふたりで並んで座り、朝ごはんを食べる。
なんとなく静かな感じの、朝ごはん。
目の前に並んだおかずを少しずつ食べる。
お腹いっぱいのだいぶ手前で食べ終えた。
早速、パソコンを開いて言葉を打ち込む。
今日の日中は、お出かけするので早めに。
下書きを投稿してＳＮＳで共有した。
これを必要としている人に届きますように。
時間になり、着替えてから外に出た。
車で相方を職場まで送っていく。
外はとてもいい天気でドライブ日和。
でも今朝は読書はせず、すぐに家に戻った。
出発の時間まではパソコンでの作業を。
やっておくことを時間のあるうちに。
地図で今日の目的地への経路も調べた。
花巻の街には初めてだけど、大丈夫そう。
車に乗り込んで、エンジンをかけた。
携帯をオーディオにつないで音楽を流す。
選んだのは、ミスチルの進化論。
結局この日は、ずっとこの曲を流し続けた。
大船渡からの道を走る時にいつも思うこと。
窓からか入り込んでくる風が気持ちいい。
中国地方の夏とは違う、森の恩恵がある。
またそれを味わいながら、車を走らせた。
宮沢賢治記念館に到着する。
公共施設とは思えない雰囲気が漂っていた。
時間まではベンチに腰掛けてパソコン作業。
そこに、エイミーさんが登場する。
記念館の中に入り、それぞれで眺めた。
宮沢賢治、という世界観に触れてみる。
去年、初めて銀河鉄道の夜を読んだばかり。
なんとなく、親近感を覚えた部分もあった。
記念館を出て、山猫軒で昼ごはん。
白金豚のカツ丼を食べることに決めた。
そのまま、エイミーさんとダイアログ。
見事なくらい、あっという間に時間が経つ。
もう一ヶ所、童話村にも行ってみることに。
賢治の学校、という不思議な空間にも入る。
穏やかでのんびりできそうな素敵な場所。
何か、独特なものを感じ続けた時間だった。
エイミーさんを新花巻駅に送り帰路に就く。
帰り道もまた、進化論を流し続けた。
釜石道を南東に向かって走っていく。
何度も何度も、同じ曲を歌い続けながら。
誰も傷つけない、優しい夢を、素敵な夢を。
そんな歌詞のタイミングに涙が溢れてきた。
自分にとっての大切な人たちが頭に浮かぶ。
ひとりではない、自分はひとりではない。
そんな時、ともちゃんにたどり着いた。
涙を拭いて車を降り、お店に入る。
ミニトマトと玉ねぎを買ってお店を出た。
大船渡まではあと少し。
相方の職場にたどり着いて、ベンチに座る。
もう見慣れてしまったこの景色。
パソコンしたり、本を読みながら待った。
仕事上がりの相方と一緒に家に戻る。
戻ったら、晩ごはんの準備を始めた。
とは言っても、スープを作るだけ。
キャベツと人参と玉ねぎとベーコン。
具がたくさん入った、食べるスープの完成。
ふたりで並んで座って、晩ごはんを食べる。
作り置きのおかずがいい感じに美味しい。
どうやら、昨夜の味覚とは全然違うらしい。
美味しく食べられる、そんなしあわせ。
そのあとは、ゆっくりとダイアログをした。
自分の想い、相方の想い、それらが重なる。
同じでもいい、違っててもいい。
だからこそわかることがたくさんある。
お風呂でしっかりと体を温めた。
今夜は首のあたりをしっかりと。
そして風呂上りはゆっくりと過ごす。
そんな、満月前夜を過ごしてみた。
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小林豊が旅する生活の中で体験した、スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、という生き方。
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１９７７年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活＋旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile
