– 旅LOG – 旅する暮らしでの心の記録
2016/10/23(日)
二十四節気 霜降 ( そうこう )
七十二候 第五十二候 霜始降 ( しも はじめて ふる )
那覇にある柏屋で迎えた朝。起きて時計を見る。予定よりも30分遅れ。目覚ましに気づいてなかった。そのことを考えると、一瞬背筋がぞっとした。とにかく、結果オーライ。
シャワーを浴びて、汗を流す。まだ顔が赤い。お酒も残っている。少し、自分を省みた。でも今は、出かける準備を優先する。着替えをデイパックに詰め込んで、外に出る。
宿を出たら、まずはおにぎりを買った。ポークたまごはまだなくて、じゅーしーのおにぎりを。食べながら歩く。壺屋大通りを抜けて、ひめゆり通りへ。目的地が見えてきた。
その間、心地いい音を聴きながら歩いた。朝のより柔らかい音。暑い沖縄と寒くなってきた岩手との温度差を、言葉から時折感じる。日本も広い。汗をかきながら、そう思った。
集合場所に到着する。大西さんと邦昌さん。奥へ行くのに同行させてもらう。糸満と名護でも用事があるみたい。まずは対馬丸記念館に向かう。こんな出来事だと初めて知った。
喜屋武岬から海を眺める。沖縄本島の最南端。沖縄戦で、たくさんの方が亡くなられた場所。海も空も緑もとてもキレイ。でも、どこか悲しい場所。きちんとそれに目を向ける。
平和公園の近くにある食堂へ。まだ内臓は戦っていて、あまり入りそうにない。沖縄そばをいただいて、軽めの食事を。エアコンが効いていて涼しい。沖縄は、まだまだ夏。
平和祈念公園。ここにも初めてお邪魔した。石碑に刻まれた、たくさんのお名前を見る。広島や長崎のそれとは違った感じの場所。丘に登る道の両脇に各県の石碑あった。
ここから見た海も空も緑もまた、とてもキレイだった。水平線の向こうから攻撃されることも、こちらから攻撃することも考えられない。それだけ文明が発達した、ということ。
ブーゲンビル島での戦没者の慰霊祭。家族で参加されている。子供からお年寄りまで。100歳を迎えられた方も来られていた。実際に沖縄から戦地に向かった方。とてもお元気。
沖縄という文化に少し、触れられた気がした。自分の生まれ育った場所では見たことのない様子。先祖から子孫へ、子孫から先祖へ。その連続性をきちんと感じれる場だと思う。
名護へ向かって走り始める。窓の外を流れる景色を眺めながら。沖縄の街が見える。とにかく揺れが気持ちいい。瞼が重くなってきた。体も斜めに倒れていく。とてもいい気分。
名護に到着して、民俗学の教授のお宅にお邪魔した。まるで仙人のような方。それに、たくさんの資料。自分の知らない世界が目の前にある。研究というものが少し見えてきた。
再び車に乗り込み、奥へと向かう。名護から辺戸岬を越えて山の中へ。やんばるの森の間を走っていく。途中、自転車の3人組を追い越した。坂道をとても頑張って走っていた。
奥に到着した。奥ヤンバルの里にお届け物。そして地元の方と少しお話を。それから、共同店でお酒を買って宿に向かう。1年前に来たことが懐かしい。時が経つのは早いもの。
海山木。相変わらず個性的な民宿。駐車場からジャングルを抜けるような気分。部屋に荷物を置いたらすぐ、食堂へ。まずはみなさんにご挨拶。5組のゲストが泊まっていた。
みんなで大きな机を囲んでの晩ごはん。バイキング形式。美味しい。優しい味でもあるし。満腹だけどつい、お代わりをした。オリオンビールを飲みながら、沖縄料理を味わう。
食後はそのまま、酒を飲みながらのゆんたく。左側は奥のシークワァーサーの調査に関する話が進んでいた。右側では旅人たちが交流している。その真ん中に座って楽しんだ。
地元の方を自宅まで送って行く。とても暗い道。だから夜空がキレイ。お庭でお茶をいただいた。沖縄の人たちの暮らし。言葉。食文化。関わり方。たくさん見せてもらえた。
人が部屋に戻って、静かになった食堂。グラスや瓶を寄せてから部屋に戻った。シャワーを浴びて汗を流す。そして、3つ並んだ布団の真ん中へ。いびきをかきませんように。
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海山木
小林豊が旅する暮らしの中で体験した、スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、という生き方。そんな、しあわせで心豊かな日々を過ごすの毎日の記録、それが旅LOG 。
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1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
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