Ver.1.1.1
– 旅が日常。けれども、日常も旅である。-
– 自分のモノを並べて安心感を –
上記の写真は、以前泊まったホテルの部屋のテーブルの写真です。部屋ごとに配置は変わりますが、パソコンにスマホ、財布やコインケース、ベルトや文庫本、瞑想用の水晶や色鉛筆など、僕が普段持ち歩いている荷物を、自宅で置いているかのように並べています。
ホテルであろうがゲストハウスであろうが、旅先では宿泊先が自分の家です。そして、自分が間借りしているスペースが自分の部屋。例えば、個室で過ごしている時は、ここでそのままパソコン仕事を進めたり、買ってきた弁当を食べたり、お酒を呑んだりしながら過ごします。
宿泊するのがゲストハウスのドミトリーであれば、自分のスペースはベッドのみなので、荷物や小物類は極力、デイバックやバックパックにまとめて入れています。そして、日中はバックパックをベッドの上に置いてカーテンを閉め、デイバックを持って行動します。
眠る際は、枕元に小物を置くスペースがあれば、そこにスマホやベルトや文庫本などを置き、デイバックは横になった自分の枕元や脇に置いて、バックパックはベッドに立てかけて眠ります。僕にとってはそれらが、自分の空間であることを認識する証になります。
そんな風に旅先で過ごす時は、日々の疲れをしっかりとるためにも、安心感を増やすための工夫をするようになりました。
2枚目の写真は、ホテルの部屋の洗面台の写真ですが、ホテルであれば一泊でも、最低限これくらいは自分のものを並べます。個人的には、テーブルの上と洗面台に自分の物が並ぶことで、ここは自分の空間だと思えるようになります。
これらは僕にとっての、宿泊先が変わる度に行う些細な儀式。この空間で過ごす、ということを自分に宣言することでもあるし、自分の馴染みある道具たちを並べることで、空間のエネルギーを自分なりに中和しているのかもしれません。
どちらにしても、この行為によって保てている自分があり、それによって旅を続けることができているのだと思います。些細なことではありますが、長く旅を続けていると、塵も積もれば山となり、自分の心と身体のバランスが崩れるタイミングが早くなるので。
だからこそ、宿泊先を早い段階で自分の空間だと認識する必要があります。それも、頭でなく心で。これまで続けてきた旅する暮らしのおかげで、そのことを身を以て知ることができました。
おわり
” この「 暮らすように旅をする 」では、僕が旅する暮らしの中で行っていることや、その体験からの学び、授かった知恵などを綴っていきます。読んだ人にとって、より自分らしく、シンプルで心地のいい、旅するような毎日を過ごすきっかけになることを祈って。”
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これまでもこれからも
心がおどる、たのしい日々を。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
– 自分らしく、しあわせに生きること –
COBAKEN LIFESTYELE LABO
1977年、広島生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活+旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。ファシリテーターとして促すのは、目の前の相手の人生。
詳しいプロフィール ⇒ cobaken.net/profile