【 ひとりごと。#032 】自分の誇りと志。


Ver.1.0.1



– COBAKEN のひとりごと。-


旅先で文庫本の「 三国志 ( 北方謙三 著 ) 」を読んでいた時、何度も自分の目に留まる言葉があった。それは、「 誇りと志 」という言葉。なぜこの言葉が目に留まるのかはわからないが、その直後、「 自分にとっての誇りと志とは何だろうか。」という問いが頭の中に浮かんできた。


手の中の地球


まず、子供たちは自分の誇りであり、家族もそう。別の道を歩むことになった元妻に対してもそう思うし、ここまでで出逢った仲間も自分の誇りである。だがそれらは全て、自分の外側に存在するもの。自分の誇りが外的要因だけということはないはず。だとすれば、誇りに思う自分の大切な人たちは、自分の誇りを外側で表してくれているのではないのだろうか。

ではどうして、自分は彼らのことを自分の大切な人たちと思うのか。もしかしたらそこには、自分が今日まで生きてきた証、それがあるのではないだろうか。そしてこれから先も、自分が生きていくこと、存在していることを知っていてくれる、そんな存在だからなのではないのだろうか。


もしそうであれば、自分が今日まで生きてきた証、それが自分の誇り、ということになる。言い方を変えれば、今ここにいる自分、が自分の誇り、ということにもなる。そう言えば調べ物をしていた時に読んだことがある。

プライドは折れるが、誇りは折れない。そう考えても、今ここにいる自分、が誇りというのは、個人的に納得がいく。今の自分には、過去も未来も含まれるから、だから今という瞬間でいいのだ。

自分自身が今日まで生きてきた、という誉れ。何か、功を成したとか、そんなのではなく、今日まで生きてきた、という誉れ。それが自分が胸を張るための誇りなのではないだろうか。




では、もうひとつの志とは、何なのか。自分の目指すもの、であり、信念、であり。自分が生きていく中での道しるべにもなり、すべての行動がそこに通づる、そんなものではないのだろうか。自分にとっては、問い、でもある。

自分が生きているうちに目指すものは、1000 年後の子孫に、自分がステキだと思う山や海や町並み、そして人やすべての存在の想いをきちんと手渡して、胸を張ってこの世を去ること。それがすべての行動の先にあるもので、進もうが引こうが道を逸れようが、最終的にそこにたどり着くためのものとして、行動を選びたい。

それはもうすでに自分の胸の内に刻み込まれているもの。だからいちいち考えて行動している訳ではなく、自分の胸に、自分の心に耳を傾けて生きていけばいい。そうすれば自然と、そんな道を選んでいる。これまでをふり返るといつも、そんな結果オーライな毎日だった。それがまた、自分が生きてきた、という誉れを与えてくれる。


蓮の花


相変わらずなひとりごとを書いてみたのだが、今回の投稿を書いたことで決めたことがある。それは、以前このブログにも投稿した「 50才までにやりたいこと 」を再び書き直してみること。

書いた当時に比べれば、少しは具体的に表現することができるはず。そこには自分の志がもっと具体的に存在するのだろう。そんな期待を胸に、今日のこのひとりごとを終えてみることにする。




おわり




この投稿を読んだ人は、こちらの投稿も読んでみてください。

50 才までにやりたいこと、再び。




    




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