– くらしのタネ –
今回は、「 嫌いに目を向ける 」というテーマで言葉を綴りました。
別にそうしたい訳ではないけれど、生き続けていれば勝手に、嫌な事や嫌いな人が増えて来るものなのかもしれません。けれどもそれらは、目を向けなくても生きてはいけるもの。ただし、そうやって生きている自分は、自身の世界や視野を狭くした、半分ほどの自分なのかもしれません。今回はそんな、嫌いに目を向ける、ということについて言葉にしました。

2017/05/21 KANAZAWA/ISHIKAWA/JAPAN Photo by COBAKEN
– 嫌いに目を向ける –
物事に行き詰まった時、視野を広げてくれるのは対極の存在だったりします。しかも、有り得ないと思えるものであればあるほど、大きな広がりを与えてくれます。それはつまり、元々あった世界の目を逸らしていた部分に目を向けた、ということなのですが。それなので、無理して行うことではありません。ただ、やれば視野を広げることができるし、対話の時代をより愉快に生きることにもつながります。
例えば、好きの対極は嫌いです。その、好きと嫌いで半分ずつに色分けされたひとつのボールが、この世界だとします。好きしか見なかったら、世界の半分しか見ていないということです。小さな問題であれば、片側の世界だけでも充分に解決できるアイデアは浮かんできます。けれども、反対側にも及ぶような、大きく根深い問題が起きた時には、より大きな視野で解決に向かう必要があります。
そんな時、嫌いにも目を向け、自分の世界を、自分の視野を広げます。もともとあったのだけれど、目を逸らしていた世界です。すべての嫌いを一気に受け容れるのはとても苦しいので、少しずつ目を向け、少しずつ受け容れていきます。そうすれば段々、自分が目を向けられる世界が広がっていきます。そうやって、課題や問題よりも大きな世界観で取り組めば、解決のための糸口は見えてきます。
世界を広げてくれる対象になるのは、嫌いな事や嫌いな人、許せない事や許せない人、有り得ないと思う事や有り得ないと思う人など、普段は目を向けたくもないものです。そこに、自分の世界を広げるチャンスが眠っています。そのためには、その事や人のどの部分に対してそう思うのか、と細部に目を向けることです。いくら嫌いな人だって、人格そのものが嫌い、ということは中々ありません。
受け容れてみけば、何でもないものです。けれども、受け容れるまでは嫌で仕方がないものです。別に、受け容れなくても生きてはいけますし。ただ、同じ問題がカタチを変えてやってくることにはなります。ちなみに問題とは、人のテーマ ( 題 ) を問うもの。そんな機会を活かして、対極の存在に映し出された、対極の自分を受け容れることで、人は本来の自分に戻っていくようです。
[ くらしのタネ #040 ]
行き詰まった時は、対極に目を向けてみる。
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おわり
※ この記事は 2019 年 1 月 23 日に投稿したものを加筆、修正して 2022 年 4 月 13 日に再投稿しました。
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1977生まれ。ファシリテーター。広島県竹原市と岩手県盛岡市の二拠点生活、ときどき旅。スキナコトヲ スキナトキニ スキナトコロデ、とういう生き方。生業は、旅や対話を通じて思考や心のバランスを整え、想いや行動を促すこと。
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